拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

パルマ大聖堂のオルガン(パルマ/イタリア)

2011-06-10 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)


パルマ大聖堂(Cattedrale di Parma)のパイプオルガンです。


教会を訪れるとまずパイプオルガンを探してしまう程、オルガンに思い入れがある自分ですが、大聖堂の壁中を彩る壁画とオルガンの組み合わせが素晴らしく、思わず立ち尽くしてしまいました。


一般的にパルマ大聖堂の壁画と言えば、コレッジョの「聖母被昇天」なのでしょうが、自分が足を止めたのはオルガンの前でした。(笑)


この教会のオルガン奏者として有名なのは、J.S.バッハ以前の時代となる、16世紀後期のクラウディオ・メルロ(Claudio Merulo)でしょうか。


当時の巨匠メルロは、ヴェネチアのサン・マルコ寺院のオルガニストの座を、ジョヴァンニ・ガブリエーリに譲り退いた後、晩年をここパルマで過ごしたと言われています。



この素晴らしい壁画の中で、巨匠によって奏でられたオルガンの音色を想像しながら、しばし足を止め、この空間を楽しんでいました。



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