普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

何故巨大な企業が生まれるのか?

2014-04-02 23:04:32 | まあまあ社会<的>な
巨大な企業が生まれている。若い億万長者も生まれている。

何故億万長者や、巨大な企業は誕生するのか?

理由はとても簡単なことで、要は本来の価値にどれだけの価値を上乗せして売ることができたか、という単純なことだ。

10円のモノを11円で売っても1円しか儲からないが、本来は10円であるにもかかわらず200円で売れば190円儲かる。

①この190円という金額は、10円のモノを19個作る(用意する)ことができるということで、単純に考えれば次の段階②では10円のモノを19個作って売ることができる。するとすべて売れれば、3800円の売り上げで、次に10円のモノは380個用意できる。これもすべて売ることができれば、③76000円になる。だから次のステップ④では7600個用意できるわけで、総売り上げは1520000円になる。そして次のステップ⑤では……152000個のモノが用意でき、すべて売り切れば30400000円が手に入る。さらに無駄使いせずすべてをモノに変えれば3040000個のモノが用意でき、すべてを売り切れば、たったの⑥ステップで608000000円が手に入る。

608000000円を見やすく直せば、6億800万円だ。この段階までくれば、200円で売っていたものを100円にコストダウンしても、富を生み続ける。

もちろんこれらのことをするには、営業力、宣伝力、設備投資、販売力、危機管理……といった経営のあらゆるノウハウが必要であり、ことはそううまくは運ばないのだが、考え方としては間違いではない。

なにを言いたいかと言えば、世の中で、金を得ることに成功している人や組織は、いかに人に気付かれずに、臆面もなく必要以上の価値を上乗せして人々に売りつけているかということだ。

もっと嫌な言い方をすれば、金を生むということは人を騙すということと同義語だ。

貧乏人は、人を騙すことができない人と言ってもいいかもしれない。10円の価値のモノは、せいぜい20円くらいでしか、怖くて売れないから。人を騙すことになりそうな気がしてね。だからその日暮しになる。せいぜい家を建てるくらいが成功の証だったりする。

貧乏は良いものではない。だが人を騙すよりはいい。それだけのことだ。


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