普通な生活 普通な人々

日々の何気ない出来事や、何気ない出会いなどを書いていきます。時には昔の原稿を掲載するなど、自分の宣伝もさせてもらいます。

孫しか勝たん

2023-03-26 22:00:23 | 普通な人々<的>な
2022年の9月に、息子夫婦に男の子が誕生した。孫はかわいいと、世間では通説になっているのだが、なぜか本当にかわいい。

ボクは元々子供が好きな方だと思う。電車の中で母親に甘える子供を見たりすれば、「あぁ、愛らしいな、かわいいな」と目じりが下がるのだが、孫は、もう比べものにならない。かわいらしさの度が違うのだ。他の子供がどれほどかわいらしかろうと愛らしかろうと、モデルにでもなりそうな美形の子供であろうと、孫と比べれば月と鼈なのである。

時々、息子夫婦が今住んでいる神奈川県のK市まで夫婦で遊びに出掛ける。息子夫婦が夫婦だけで出かけたいと言えばこれ幸いと孫に会いに出かける。

昨日も孫に会いに出かけた。7カ月になった孫は、早くも歩行器で家中を歩き回っている。その歩行器も、ジジババが買ったものだ。それほど高い買い物ではないが、あれやこれやと結構買わせてもらっている。惜しくもなんともない。「君の役に立つものを買わせていただいて、ありがとう」ってなもんだ。

本当に、孫しか勝たん。息子や娘が幸せに暮らしてくれることが老夫婦の望みであり、孫はそのバロメーターのようだと思う。子供に対しては何か言おうかなと思う場面もある。だが孫にはそんなことは1㎜たりとも思わない。ただ元気でいてくれればいいなとしか思わない。

新たに孫が、この夏娘夫婦に生まれる。あぁ、なんと嬉しいことなのだろうと思う。忙しくなりそうな気もするが、それはそれで嬉しさの方が勝る。

本当に、孫しか勝たん孫が二人になる。孫孫しか勝たん勝たんだ。

東京「昔むかしの」百物語<その72>明治神宮

2023-03-22 23:08:19 | 東京「昔むかしの」百物語
明治神宮は、遊び場だった。叔母の家が代々木の北参道(後に表参道に転居)にあって、小学生の頃は毎週のように明治神宮で遊んでいた。

明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后を御祭神とする、1920年の11月(明治天皇の崩御後)にできた比較的新しい神社で、なにより他の神社と異なるのは、あの鬱蒼とした森が実は、植林によってできた人工の森であるということだ。全国青年団の勤労奉仕で造苑整備されたものなのだ。

元々は肥後藩主であった加藤家(加藤清正公!)の別邸だった。神宮の内苑と呼ばれる一角には「清正の井戸」と言われる湧水が今でも滾々と湧き出している。

明治神宮は終戦間際の空襲で焼失している。戦後の昭和33年に再建されたが、創建時と同じように国民の浄財を原資に再建された。屋根瓦の1枚には、ボクの名が刻まれていると、幼い頃亡父に聞いた。

そんなこともあって、僕は明治神宮が好きだったのだ。

内苑の躑躅や花菖蒲の季節には、決まって出かけた。見事な花々とその庭園美は幼心にも常に鮮烈な印象だった。

ボクのもう一つのお気に入りは青山練兵場跡の馬場で、馬を見ることだった。それと絵画館(あそこも外苑に含まれるらしい)で、日清・日露戦争を描いた絵画(だったと思う)を見ることだった。

明治神宮にまつわる話は、文化の日や正月の初詣の表参道の賑わいなどについて書いた記憶がある。原宿駅の御料列車(御召列車)のことも書いた。

最近では明治神宮もそれほど宗教施設としての認識もないようだが、ボクにとっては殊更に遊び場であって初めから宗教施設などではない。だが、ある種の静謐とした空気感は、他では感じることのできないものがあった。それも原宿と言う流行の最先端を任ずる都会の、真っただ中にあることが、不思議でならない。いや、不思議と言うより奇跡のような気もする。

それはそれとして、ボクにとって明治神宮は、今ではない。幼い頃の思い出として、大きな存在だ。

時として訪れたいと思うのだが、なかなか足が向かない。近いうちに足を運びたいと思う。どうせなら躑躅や花菖蒲の季節が良いかなと思う。もうじきだ。


お久しぶりです。こちらは元気です

2023-03-21 23:23:35 | こんなことを考えた
また3カ月のインターバル。2023年も、あっという間に4分の1が過ぎようかという春のとば口。

桜も早々と開花宣言。今週中にも満開を迎えようかという塩梅。

なんの脈絡もなく、突然ブログを書きたいと思いついたのがつい5分前で、いまこうして言葉を紡いでいる最中。

音沙汰を発することのなかった日々は、それはそれでなかなか楽しい日々で、奥さんと旅行に行ったり(2023年になって2度も温泉旅行にいっているわけで)、日々の仕事もそれなりにこなして、健康もさほど悪化する兆しも見えず、健康と言えば健康。

息子には2022年の秋に息子が誕生し、娘にも今年の夏に子どもが誕生するという喜ばしい招福万来的な日々。

2023年は、このブログで書いてきた「東京『昔むかしの』百物語」を書き切ろうと決意している今。

本当は、ここで<その72>を書こうと思ったのだが、残念ながらモチーフが浮かんでこないので、明日に。

また少しずつ、この楽しい時にわが身を溶け込ませ、思いを書いていこうと思う。

またぞろ、よろしくお願いします。