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東京「昔むかしの」百物語<その77>こんなことしてたか!

2024-03-31 16:51:08 | 東京「昔むかしの」百物語
3カ月ぶりの投稿は、昭和のボクの生業の話。

昭和45(1970)年前後、ボクは芝居の世界にいたが、いかんせん当時は芝居では暮らしていけなかった。

そんなこんなで、声の仕事をしていた時期があった。つい最近、昔の写真を漁っていたら、この写真が出てきた。その頃のボクを切り取った一枚。右から3人目がボク。スカした(これもとんでもない死語だな)野郎だった。仕事も仕事だし、スーパーで買い物する奥様相手ということで、こんな格好をしていたのだと思う。時代だなぁと思う。

金鳥というメーカーが、化学雑巾と称して水を使わない当時としては画期的な不織布の紙雑巾を発売、そのラジオキャンペーンを担当した。

TSというそこそこに大きな広告代理店の仕事で、毎週各地のスーパーや百貨店(いかにも古いな)に出向いて、ライブ(のような体)で、その場にいるお客を相手にサッサを使ってもらい感想を引き出し、最後に「サッサで一言でした」で、締めるというキャンペーン。3カ月くらいやったかな。

当時はこの類のCMが結構あって、シャンプーだったかのテレビCMで石坂浩二が出演していたものが大人気だった。そのラジオ版といったものだった。

写真の通り、車でディレクター、キャンペーンガールの皆さんとワイワイ出かけては、約2時間程度の実働で5万円位のギャラだった記憶がある。良い時代だった、と言うしかない。

この時のディレクターが、東雲(しののめ)さんと言う方で、ボクはこの漢字の読み方を、その時は初めて知ったのだった。



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