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負けるな!Vリーグ13

2023-07-22 00:01:16 | Tリーグ及びVリーグ関連等

 リスペクトコラムです。
 少し前ですが、バレーボールの新リーグについて、いいコラムがありました。元Bリーグチェアマンである、Vリーグ機構の大河副会長が中心になって、新構想を進めていますが、現在の立ち位置がよくわかる内容です。面白いのが、岡山2チームが出てきた事。せっかくのいい機会なので、今回リスペクトさせていただきます。すいません、どうしてもトリミングしにくかったので、大変長い引用記事となりました。

バレーVリーグが新リーグに向け本格スタート。発想の転換と丁寧な説明で、脱退の動きも終息化

バレーVリーグが新リーグに向け本格スタート。発想の転換と丁寧な説明で、脱退の動きも終息化

 日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)は、6月21日の理事会で、2024-25年シーズンから始まる世界最高峰を目指す「SVリーグ」と...

THE DIGEST

 

【バレーVリーグが新リーグに向け本格スタート。発想の転換と丁寧な説明で、脱退の動きも終息化】
「紆余曲折を経て、新リーグ構想がようやく動き出した。構想が明らかになったのは、22年10月11日に開かれた『記者懇談会」と名付けられたオンライン会見だった。國分会長が『策定中の中期計画を年内に発表したい」としたうえで、『プロリーグの定義は出来ていないが、どういう形がいいのか、いろんな可能性を探り、2024-25年シーズンから新しいリーグで行いたい』と明らかにし、年内に発表することも付け加えた。実は、この段階で各チームには新リーグ構想の概要が示され、すでに大きな波紋が広がっていた。
 大きなものは2つ。
 1つ目は世界を目指すトップリーグの年間の『売上高』は当初4億円、数年後には6億円を想定し、企業チームにはバレー部が分社化(法人化)して会社から自立し、独立採算で収益を上げていくことだった。『売上高』とは、入場料収入やグッズ販売などの一般的な売り上げとは違い、企業チームでは本社からのバレー部に対する広告宣伝費、福利厚生費、人件費や入場料収入などを含めたもので、ほとんどのV1チームは年間4億円の運営費を使っており、問題は大きくなかった。
 ネックになったのが、バレー部の分社化だった。企業チームの中で、男子のパナソニックやウルフドッグス名古屋、女子の久光などは独立採算で事業化を目指し分社化を進めていたが、一部の企業は『法人化の議論以前に、会社がバレーで収益を上げることを考えていない』として、難色を示した。
 また、SVリーグを目指すV2のチームの中には、母体の規模から「スポンサー料などで4億円はとても集まらない」という声も上がった。

 2つ目は、V2、V3チームの不満だった。多くのチームが地域と共生する新しい『Vリーグ』に加盟することになるが、議論はV1を主体にしたSVリーグ中心に進められたことから、『機構側からちゃんとした説明がない』という声が噴出。置き去りにされていると感じた一部チームからは、Vリーグから脱退し自分たちで運営する新たなリーグ立ち上げを模索する動きもあった。
 『新しいリーグを作ろうという動きがあったことは、間接的に伺っていました。最初に世界最高品質の『SVリーグ』をどういう形で進めるかを踏まえ、木でいうと根の部分にあたる「Vリーグ」が大事なので、地域に密着したリーグにどのようにすればいいかを考えました。V2、V3チームへの説明が十分であったかと言われると足りないところもあったかも知れません。ただ、1年半の中で、各チームからご意見は伺っていました」と明かす國分会長。
 國分会長らが個別にチームを訪問し、丁寧な説明とチーム側の要望を聞き取り、構想案に反映していく作業を繰り返す中で、当初は22年12月に予定していた新リーグ構想の概要発表は、23年2月15日まで延びた。
 『機構の理事や機構内からも『準備期間として、もう1年あったほうがいいのでは』という声も上がりました。確かに準備期間を長くするといいとは思いましたが、24-25年シーズンからスタートさせると宣言して、みんなでそこを目指してやろうとまとまって来たので、予定通りに進めようと決めました。結果論ですが、決断は間違っていなかったと思います』と國分会長は振り返る。

 膠着した議論は、大河正明副会長(びわこ成蹊スポーツ大学学長)が就任した22年9月から、一気に進展することになった。『最大限、フェアウェイは広くしました」。23年2月15日、構想案を発表した大河副会長は、ゴルフに例え、トップカテゴリーを目指すチームが参入しやすいような環境整備をしたことを説明した。
 Jリーグ常務理事、Bリーグチェアマンとして、サッカー、バスケットボールの改革に携わって来ただけあって、就任直後から中期計画のスケジュール変更に着手。各チームからのヒアリングで大きなネックになっていた分社化問題について、『基本的に分社化は求めません。「我々は福利厚生費で賄う」というチームを排除するつもりはありません』と、各チームの実情に沿った運営方針を認めた。」
「分社化問題で明らかになったのは、建前でなく企業理念としてスポーツで収益を上げることを考えていない複数の会社が存在するということだった。
 分社化して独立採算で運営できるようになれば、企業の業績が悪くなってもバレー部は存続できるという意見もあるが、SVリーグの多くのチームは『売上高』の多くを広告宣伝費や福利厚生費で賄っているのが実情。本当の意味で、独立採算で自立しなければ、母体企業の業績が悪くなれば存続は危うくなる。
 24-25年シーズンにV1のほとんどのチームはSVリーグのライセンス申請に向けて準備を進めているが、27-28年シーズンからの『売上高』6億円に対応できるのか、社内で慎重に議論を重ねている企業もある。」
「その一方で、今季からVリーグに参入するチームには戸惑いの声もある。
『参入するまで新リーグ構想を知りませんでした』というのは、22年10月にS3ライセンスを取得し今季からV3女子に参戦する倉敷アブレイズの鈴木秀生監督。トップカテゴリーのSVを目指すが、突きつけられたハードルは高い。それでも、『我々のチームは地域のため、子供たちのために母体を築きたいと考えています。出来ることなら上(SVリーグ)を目指したいのですが、現実問題としては資金面で難しいので、時間をかけて下から順番に一歩ずつやっていけたらいいかなと考えています。地域の方々に認知していただいて、応援されて強くなるようなチームを作りたいと思います』と、チームの基盤作りに向け、前を見据える。
 岡山県内では、企業チームではない岡山シーガルズが2006年から活動をしており、スポンサー集めなどで重複する可能性もある。母体企業の『秀栄システムテクノ」社長を兼ねる鈴木監督は『シーガルズさんからも運営方法などを学ばせていただき、岡山のバレー界を盛り上げたい』と相乗効果に期待を寄せる。」
   
 まずびっくりしたのはVリーグから脱退し自分たちで運営する新たなリーグ立ち上げを模索する動きもあったというところでした。まるで昔のバスケ(JBLとbjリーグ)じゃないかと。つまり分裂化です。かつてのバスケ界を反面教師として阻止できたのは、元Bリーグチェアマンの大河副会長の力もあったのかもしれません。
 議論はV1を主体にしたSVリーグ中心に進められて、V2、V3チームの不満があるという部分も気になりますね。アブレイズの鈴木社長もV3リーグ参入後に新リーグ構想を知ったと言われており、戸惑いがある様子。確かにこの秋に参入するリーグもV2なのかV3なのか、最近までわからなかったようですし。確かにそんな感じもします。
 また、岡山県内では、アブレイズはスポンサー集めなどでシーガルズと重複する可能性もあるが、シーガルズからも運営方法などを学ばせていただき、岡山のバレー界を盛り上げたいと相乗効果に期待を寄せるとあります。新リーグでバタバタするでしょうが、ぜひ同じ岡山のクラブとして仲良く、交流を深めて岡山のバレー界を盛り上げて欲しいと願っております。
 クラブライセンスの申請は、8月1日から11月30日までだそうですが、まぁシーガルズがSVリーグ、アブレイズが新Vリーグのライセンス申請すると思います。個人的にはもう1年待つのが長く感じますね。
Vリーグ関連⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230504
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