リスペクトコラムです。
昨日、岡山のスポーツ界にとって大きなニュースが流れました。B3トライフープ岡山の比留木HC兼GMの退団が発表されたのです。3×3の時に選手として岡山に来られ、5人制では地域リーグからB3リーグ入りし、前季までB3岡山の「顔」として貢献していただきました。本当にお疲れ様でした。
クラブの成長性を更に高めるため、指導者・経営陣レベルでの荒療治の1つに見えました。少し前にGM補佐夫妻も退団されており、今回現場・フロントの「顔」が一気にいなくなった感覚ですが、また新しい成長の芽が出てくると思われます。
【比留木監督兼GM退団】
「Bリーグ3部(B3)のトライフープ岡山は3日、監督兼ゼネラルマネージャーの比留木謙司氏(37)が退団することを発表した。後任には瀬戸内市出身の大森勇アシスタントコーチ(34)が昇格する。」
「8月からスペインのクラブのアシスタントコーチに就く予定で『力をつけ、また岡山に戻ってきたい』と話した。」
「同席した大森氏は『身の引き締まる思い。岡山に愛されるチームを掲げ、B2に上がれるよう全力で臨んでいく』と決意を述べた。大森氏は西大寺高、大阪教育大を経て18年にトライフープ入団。翌年はアシスタントコーチを兼任。20年からコーチに専念し、比留木氏を支えてきた。」
比留木さんは、中島代表から声を掛けられて岡山に入団したと聞いています。その後中島代表らスタッフと共にクラブを一から作ってこられました。当ブログも最初の最初から、その様を観てきました。3×3の選手として岡山大会に来られた5人制入団前の比留木選手、その時からインパクトが強かった事を覚えております。
比留木さんはとにかくファンサービスというか、自ら体を張って露出を増やしていかれました。TVCMに出たり、OHKの番組「なんしょん」にレギュラー出演(後任はリベッツの白神社長とか)したり。あと、コロナ禍の真っ只中の時は週一でインスタライブをずっとされた事も思い出します。そこで、それらを思い出しながら、いつものように過去記事を全部チェックし、思い出の画像を貼らせていただきました。
B3岡山公式HP・比留木HCページ:http://tryhoop.com/2023/07/03/hilki/
〃 大森新HCページ:http://tryhoop.com/2023/07/03/omori/
現場の長であるためか、比留木さんとほとんどお話した事は無かったですが、唯一、2020年に開催されたファンミーティングでの質疑応答で言葉を交わさせていただいたのを覚えています。その時に聞いた事ですが、最後に当ブログなりのこだわりを語らせて下さい。「『ブースター』とはbjリーグの時代に試合を盛り上げるために、『サポーター』のような存在として設定されたもの。『ニッポンチャチャチャ』のような鳴り物応援もクラブとしては面白くない。チャントのような声による応援が望ましい」というお話をされましたが、MCによる煽りコールも「チャチャチャ」に近いと思っています。いくらbj時代の産物と言っていても、いまやBリーグ全体でブースターという存在を推しているし、日本代表でもあの広瀬すずさんが「バスケW杯テレビ朝日SPブースター」として露出されており、ブースターというのはもはや公用語であると。特にアウェー戦で自チームを声出し応援できるのはブースターしかいないのでは。
今回ブースターにネガティブに見えた比留木さんがいなくなるという事で、ぜひトライフープブースター文化を高めていって欲しいと思っています。1人だけでは何もできないし、会場を見てもママさんファンは見受けられるが、起立してメガホンで声を出す「ブースター」は現在観られない。B2昇格も大事ですが、岡山のブースター文化の盛り上げも大事だと思います。そういう面で、今回のGM交代がいい作用を生む事を期待しております。また、少し古い情報ですが、ずっとキープしていた報道をリスペクトさせていただきます。
【津山市で「トライフープ岡山」の選手がバスケで障害者と交流】
「バスケットボール・Bリーグ3部の「トライフープ岡山」の選手たちが地元の障害者福祉施設の利用者らとスポーツを通じて交流する催しが津山市で行われました。参加したのは、津山市をホームタウンの1つとしている「トライフープ岡山」の選手やコーチあわせて4人と市内の障害者福祉施設の利用者です。
初めに参加者は、選手らからドリブルやパス、それにシュートといったバスケットボールの基本的な動きを教わりました。そして、選手たちも交えてミニゲームが行われ、参加者は、シュートを決めて喜んだり時間いっぱいまでボールを追いかけたりして、スポーツの楽しさを味わっていました。」
当ブログで前から言っているように、これからのプロスポーツクラブの社会・地域貢献は、障がい者向けの訪問活動だと思っています。県などよそ主催の訪問企画に乗っかるのではなく、自ら主催で取り組まないとやる意味合いが薄いと思います。そういう面ではB3岡山は昔からそういう活動は熱心だし、今回も県内4クラブの先頭を切って主催し、障がい者福祉施設に選手が向かいました。GMが変わっても、これからもずっと続けていってください。前に車椅子バスケに取り組むと言われていた気がしましたが、その後どうなのかな。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers