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岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

負けるな!Vリーグ5

2017-12-29 00:41:17 | Tリーグ及びVリーグ関連等

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 かねてより、Vリーグから「スーパーリーグ」に衣替えすると報じられてきました。そして、今月25日にその新リーグ構想の正式発表がありました。新リーグの名前は「V.LEAGUE」。ほとんどのメディアは「Vリーグ」と称して、従来と変わらない名称としています。まずは、26日の山陽新聞の記事から。
   
【新L名称「Vリーグ」】
「日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は25日、2018年秋に開幕するバレーボールの新リーグの名称を「Vリーグ」とすると発表した。現在のプレミアリーグに相当する1部は「V1」とし、男子10チーム、女子12チームで構成する。男女とも下部リーグとして「V2」を設ける。同機構は、プレミアリーグの男女各8チームに加え、2部に相当するチャレンジリーグの岡山シーガルズなど数チームにもV1に参入するライセンスを交付したことを明らかにした。」
「当初は名称を『スーパーリーグ』とする構想だったが、他競技で試用されたことがあることから断念したという。」
【シーガルズ 1年でトップリーグ復帰も】
「今季2部に当たるチャレンジリーグ1部女子で戦う岡山シーガルズが、新リーグで最上位となる『V1』参入に必要なライセンスを取得した。これにより、1年でのトップリーグ復帰の可能性が高まった。」
「チャレンジ1部でV1に参加できるライセンスが交付されたのはシーガルズなど5チームしかない。実績などからシーガルズが優位とみられ」
「新リーグでは一定数のホームゲーム開催が義務化されるなど運営面が大きく変わる可能性がある。」
引用:山陽新聞

 うーむ、「Vリーグ」って、何も変わってないじゃんという感じです。Jリーグ、Bリーグときて、じゃあうちはVリーグ。J1、B1ときたら、じゃあうちはV1という流れですかねぇ。カラーも黒で、Bリーグを真似たっぽいし。正直トーンダウンです。当ブログではてっきり「V.スーパーリーグ」になると思っていましたが、案外地味な決着でした。地味という事は、今後の展開によっては、また新リーグという事も充分有り得ります。
 個人的なイメージは、ちょうど旧NBL誕生の頃と似ている気がします。元々JBL(日本協会系)でバスケのプロ化を言われながら、結局は企業チームが残るNBLになり、JBLと何も変わって無く、bjリーグとの統合も全く進展していない時期でした。本当にそっくりです。あのスーパーリーグ構想はどこに行ったのでしょうか。ちなみに「スーパーリーグ」を探してみたら、少年野球の「スーパーリーグ オブ トウキョウ」と「ジャパンユースプーマスーパーリーグ」が出てきました。元々無理があるネーミングだったのかもしれません。もう少し見てみましょう。スポーツナビから。
   
【バレーボール新リーグの名称とロゴを発表】
〔「V」の持っている力を十分に発揮していく〕
 新リーグに参加するチームは、Vリーグ機構が定めた「2018−19新リーグライセンス基準」に沿ってライセンスを申請。ライセンス審査委員会が審査し、決定されたライセンスによって各ディビジョンに振り分けられる。
男子のリーグ構成
 男子のディビジョン分け、各ライセンスの取得チーム(17年12月現在)は以下のとおり。
 V1:S1ライセンスを取得した10チーム
 V2:S2以上のライセンスを取得した9チーム
 V3:S3ライセンスを取得した4〜7チーム
【S1】
 東レアローズ、豊田合成トレフェルサ、ジェイテクトSTINGS、サントリーサンバーズ、パナソニックパンサーズ、堺ブレイザーズ、JTサンダーズ、FC東京、大分三好ヴァイセアドラー※、VC長野トライデンツ※、つくばユナイテッドSun GAIA※
【S2】
 富士通カワサキレットスピリッツ、大同特殊鋼レッドスター、トヨタ自動車サンホークス、警視庁フォートファイターズ※、埼玉アザレア※、東京ヴェルディ※、きんでんトリニティーブレッツ※、長野GaRons※
【S3】
 近畿クラブスフィーダ※、兵庫デルフィーノ※、奈良NBKドリーマーズ※、東京トヨペットグリーンスパークル※
【S3審査中】
 ヴォレアス北海道、ヴィアティン三重、その他、1チームが新規申請中
※は一部条件付きのライセンス許可
女子のリーグ構成
 女子のディビジョン分け、各ライセンスの取得チーム(17年12月現在)は以下のとおり。
 V1:S1ライセンスを取得した12チーム
 V2:S2以上のライセンスを取得した9〜10チーム
【S1】
 NECレッドロケッツ、久光製薬スプリングス、日立リヴァーレ、JTマーヴェラス、トヨタ車体クインシーズ、東レアローズ、デンソーエアリービーズ、上尾メディックス、岡山シーガルズ、PFUブルーキャッツ、KUROBEアクアフェアリーズ、JAぎふリオレーナ※、フォレストリーヴス熊本※、ブレス浜松※
【S2】
 大野石油広島オイラーズ、トヨタ自動車ヴァルキューレ、柏エンゼルクロス、群馬銀行グリーンウィングス、プレステージ・インターナショナルアランマーレ、GSS東京サンビームス※、大阪スーペリアーズ※
【S3審査中】
 1チームが新規申請中
 ※は一部条件付きのライセンス許可」

〔今の時点でプロ化ということは言えない〕
「――新リーグはゆくゆくのプロ化を見据えた変化なのか?
 今の時点でプロ化ということは言えません。ただ、やっていくと各チームが工夫をしていくと思いますので、その先にはプロのような形にならなければできないことが出てくる。各チームの判断による部分が相当あると思いますが、われわれはそれを妨げるつもりはまったくありません。いろいろな考え方で進めていただければいいのかなと思います。」
「――今後V1とV2で入れ替え戦は発生するのか?
 もちろんそうです。S2のチームがS1に上がりたいという場合、まずはV2にいながらS1のライセンスを取得してもらわなければなりません。そういった資格を持っているチームが昇格の権利を持ったときに、初めて入れ替え戦が行われるという流れで考えています。
――入れ替え戦は18−19シーズンが終わったタイミングからやるのか?
 そうなりますね。」
【一番のポイントは地域との連携】
――地域密着の観点から、チーム名に地域名を入れることは検討したのか。
 チーム名に地域名を入れることに制限はありません。チームとしてプラスになれば、それは構いません。「V.LEAGUE」の一番のポイントはチームの所在地・地域とどれだけ一緒になってできるかです。自治体と連携をとりながら地域を盛り上げていく、試合を活性化していくことを中心に考えていただきたい。
――JリーグやBリーグのようにチーム名に地域名を入れることを必須にはしないのか。
 必ずしもそういうことではありません。今、なかなか体育館を1カ所だけに決めることができる状況ではありません。3カ所まではホームタウンとして認めると各チームに言っています。それによって、1カ所だけの地名をチームに入れるというのはなかなか難しい部分があります。」
引用:スポーツナビ

 まずは「Vリーグライセンス」、具体的に内容が発表されていないので、ひょっとしてゆるいのかなと思ってみたり。ちなみに男子でV1+V2+V3=最少で23。女子でV1+V2=22で、女子には今のところV3は想定されていません。つまり、V1は男子が10に対して12、V2は男子が9に対して女子が10と女子がやや多い初期設定。女子はV3を作らずに、V1とV2と振り分けた印象がありますね。開幕時に男子には3部があるが、女子には無いというのはちょっと違和感あります。
 今の時点で「Vリーグ」は将来的なプロ化を見据えた変化ではないようです。やはり、結果的に旧NBLと似ています。個人的にはやはり、川淵チェアマンがBリーグを作ったように、そういうカリスマリーダーが登場して、てこ入れしないと恒久的にバレーのプロ化は無理っぽいですね。
 V1とV2で入れ替え戦が実施されます。という事は岡山は、来季からは1部とやや楽観的に映りますが、その先にV2降格という可能性が残るので、もっと緊張感を持った方がいいと思います。強いチームにして、エレベータチームから脱却しないと、将来プロリーグができても、永久にエレベータチームです。一連の「スーパーリーグ構想」で、地域名を入れた市民クラブが優先されると思い込んでいましたが、ふたを開けたら何も優先条件は無く、結果的にV.プレミアからプレミアが取れた名前になっただけので、今までと何も変わっていない。まぁ、試合の運営がリーグからチームに移管されるのはいい事です。地域密着が進みそうです。という事で、何が変わったかよくわかならい新生「Vリーグ」、頑張ってもらいましょう。
Vリーグ関連⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170602
  〃      ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170319
  〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160922
  〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110220
  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060804

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