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栃木SCの話21

2020-02-18 00:01:00 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 久しぶりの栃木さんの話題です。昨季、栃木さん強かったのに最後は残留争いに巻き込まれていました。同級生クラブの栃木さんと、今季また同じJ2で戦えるのはうれしい事です。
 そんな栃木さんが思い切った攻めの動きをされます。何とクラブ名を変更されるのです。26年間使用してきた愛着のあるクラブ名を替える決心は並大抵の事では無かったでしょう。
   
【新クラブ名公募】
「昨シーズン開幕当初に開催した「第一回フューチャーカンファレンス」で議題にあがっておりましたチーム名称変更の件ですが、その後関係各所との間で慎重に協議を重ねました結果、新たにホームタウンである「宇都宮」および「愛称」を加えた名称を公募することとなりました。
 「宇都宮」および「愛称」を加えた新しいチーム名称を募集することにつきましては、クラブとして次いくつか目的がございます。
1.ホームタウンである宇都宮市民の方々によりクラブを身近に感じていただき、応援していただくため
 Jリーグでは、2017年よりファンサポーターの皆様に「JリーグID」の取得を推奨しております。こちらのIDはおもにJリーグのチケットやグッズ購入、ホームゲーム招待などの際に取得していただいておりますが、これらの来場者データが取得できるようになったことにより、宇都宮市のJリーグID取得者の半数以上が栃木SC以外のJリーグクラブを「お気に入りクラブ」に登録しているということがわかりました。
 このことは地域密着が決してうまくいっているとは言い難い現状を表しており、クラブとしては今後さらに「クラブ」「スタジアム」「練習場」の所在地である宇都宮市との連携を深め、さらに市民の皆様との距離を縮めていく必要があるのではないかと考えました。」
2.地域の制約を受けず幅広いパートナー様にご支援いただくため
「これまで栃木SCはおもに県内の企業様よりご支援いただいておりましたが、Jリーグクラブの平均事業規模や選手人件費が急激に上昇する中で、今の順位をキープしさらに上位を目指すには、地域の枠にとらわれずより多くのご支援を募る必要があると感じております。
 現在、多くの地方クラブが東京都内にも拠点を置き、スポンサー獲得の競争が激化する中、たびたび聞かれるのが「栃木SCに出資するには、栃木に地縁があったり、栃木で大きな売上が見込めるなどの理由づけがないと社内の合意が得られない」という声でした。
 「栃木SC」という地名そのものズバリ呼び名ではなく「ブレックス」「ブリッツェン」「アイスバックス」のような、地名を切り離して呼べる愛称をつけることが、この課題をクリアするひとつの糸口になるのではないかと考えました。以上が、新名称に「宇都宮」および「愛称」を加えることを検討している理由となります。

 なお、弊クラブは栃木県内の教員のサッカーチームが母体となっており、これまでも「オール栃木」の名のもとに多くの自治体様よりご支援いただいて参りました。また、宇都宮市以外にも多くのファンサポーターがいることは承知しておりますので、名称を変更することになったとしても、クラブのルーツでありアイデンティティでもある「栃木」の地名または「栃木を象徴するような名称」のいずれかは残すことを予定しています。」
「募集要項
■応募資格:どなたでもご応募できます(お1人様3案まで)
■応募期間:2020年2月14日(金)~2020年2月29日(土)
■ネーミングの条件:
 ①AおよびBの両方を必ず含むこと。
  A. 「栃木」「とちぎ」「トチギ」のいずれか、もしくは栃木県を象徴するもの
  B. 「宇都宮」「うつのみや」「ウツノミヤ」のいずれか
  ※「栃木・とちぎ・トチギ」が入っていれば、愛称部分は栃木県を象徴するものでなくても構いません。
 ②第三者の著作権や商標権を侵害しないこと。
  ※名称が登録済み商標かどうかはこちらで調べることができます。
   特許庁情報プラットフォーム https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
 ③他の国内プロスポーツチームと同じ愛称を使わないこと(競技が違ってもNG)。」
「応募特典 ご応募くださった方の中から抽選で下記をプレゼントさせていただきます。
 A賞 新スタジアムのVIP観戦席にペアでご招待(1名様)
 B賞 オフィシャルグッズ購入クーポン券10,000円分(3名様)
 C賞 2020シーズンSS席ペア招待券(10組20名)」
引用:J2栃木公式HP

 ここで注目は、クラブ名に置く地域名を「栃木」から「宇都宮」と狭くする事。元々Jリーグ発足時はホームタウンは一都市でしたが、さらに幅広く地域に根差すために広域化が増えていき、現在に至ります。広くするのはたくさんの事例wpを見てきましたが、狭くするというのは余り見た事がありません。えとみほさんのツイッターを観ていたら、行政(宇都宮市)からの圧力的な事があったのかなと思わせます。同じように栃木ブレックスも宇都宮ブレックスに改名しています。そういえばB1千葉も、「ふなばし」を付けましたね。
 
 ただ、広くするのは昔から多いです。札幌さん(北海道へ)、湘南さん(平塚から湘南へ)、岩手さん(盛岡から岩手へ)、群馬さん(草津から群馬へ)、町田さん(町田から東京という動き)など。当ブログでも「県民クラブ」という言葉を昔から使っており、今回の栃木さんの動きは、行政の干渉があったのかもしれないにしても、ちょっと首をかしげます。結果的に変な名前になってしまって、ファンサポーターがいくらか離れてしまう事にならなければいいのですが。それは去年の町田さんの事例を思い出しての事。
  カンファレンスの内容を全く知らないので、よくわかっていない者の戯言と聞き流してもらえばいいのですが、当ブログで考えるとしたら・・・やっぱ「栃木SC宇都宮」かなと。応募特典を付けているのも、栃木さんらしいグッジョブだと思います。いい名前になればいいですね。
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