Nordic Walking Club 柏の葉

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桃太郎の鬼退治? 鬼ノ城 総社市

2016-08-06 | 山歩き
7月最後の日曜日。
今日も晴れ・・・今年も暑い。
以前、ゴルフへ行く途中に看板を目にした、岡山県総社市にある温羅伝説の鬼ノ城へ出かけました。

尾道から岡山方面へ出かけるのにとっても便利なのが、「吉備之国くまなくおでかけパス」。

昔は「岡山・尾道おでかけパス」だったと思いますが、名前が変わったようです。
1950円で可なりの広範囲が乗り降り自由です。
前日までに購入する必要はありますが、尾道-倉敷より遠い区間を移動するときにはお得で便利です。
倉敷、総社で乗り換え、吉備線(愛称:ももたろう線)の服部駅で下車。

駅前の地図でコース確認。

中国自然歩道を通ると、鬼ノ城を3/4周して、血吸川に沿って足守駅へ歩くコースがありました。
駅前からコースを示す看板があり、それを辿ってノルディックウォーキング開始。
住宅や田んぼの間の交通量が少ない道を山に向かいます。

砂川公園は、水遊びに丁度良い程度の川を中心とした公園で、子供連れのデイキャンプのテントが沢山ありました。
歩いても良さそうです。

公園を過ぎると道幅が狭く、急になり、ポールが威力発揮です。

ノルディックウォーキングを始めて、日常的に長い距離を歩くことが多くなり、趣味の山歩きでも「体力が付いたかな?」と思っていましたが、最近はポール無しで歩くと余計に疲れるような気がします。
1時間半程で、鬼城山ビジターセンターに到着。

鬼ノ城の成り立ちや構造物の解説で基礎知識を得て、現物に向かいます。
遊歩道を少し登ると視界が開け、復元された西門が見えます。



鬼城山は、すり鉢を伏せたような形と表現されていますが、頂上付近が切り立ち、てっぺんが平と言う姿です。
城の外周部を敷石や水門跡の遺構、東西南北の門を辿りながら歩く道と、中央を抜ける道があります。
紹介されていたコースは西門から左回りで進みます。
登山道と言った感じですが、頂上部は大きな起伏な無いのですいすい歩けます。

日差しは強くなりましたが、400mの山に吹く風は、アパートの窓から入る風とは違って爽やかです。

南門、東門は柱だけの復元ですが、石積は当時の物のようです。

東門へは現在も登山道があるとのことで、1000年以上使われている道と言うことになります。
屏風折れの石垣と名前がついている尾根の突出し。
自然石を利用していますが、良く積んだと思います。

遠望が利き、瀬戸内方面からの敵の侵攻が広く見渡せたのでしょう。

ここには天守閣のような物はありませんが、中世の日本の山城のイメージとは可なり違います。
規模も大きいです。

更に道を進み、3/4周辺りある北門から、中国自然歩道のルートに従って山を下ります。

ここは急な道で、決して登り返したくないと思う登山道です。

舗装道路の一旦出て、案内板に従ってまた山の中の道へ。

全行程の中間辺りになる、岩屋休憩所の駐車場に出ました。

岩屋寺、鬼の差上げ岩、更に進めば「鬼の〇〇岩」を見ながら2km弱を1周できるのですが、ちょっと疲れ気味。

蚊も多かったので、引き返して帰路に着きます。

車道をしばらく下ると、奥坂休憩所への分岐の案内板。

広さのある山道に入ります。
雨が降ると川になるのか、浸食が進んでいますが、一応問題無く歩けました。

途中、鬼ノ城東門への登山道の標識がありました。
奥坂休憩所にも広い駐車場があり、何台か駐車していたので、ここから登っている人もいるのかも?

後は、血吸川に沿って車道とひたすら足守駅へ向かいます。



地図にあった「血吸川」と言う名前は、いかにも不気味。
蛭が沢山いるのでなければ、絶対に由来があるはず。
帰ってからネットで検索したら、はやり温羅と吉備津彦命の伝説に関係がありました。
興味がある方は調べて下さい。
振り返ると、鬼城山に黒い雲がかかり、ゴロゴロ言い始め、風も出てきたので、ピッチを上げます。

駅が見えてくると踏切の警報器が鳴り出したので、今回も駅前ノルディックダッシュ。
ポールを持ったまま電車に飛び乗り、動きだすと窓に雨が当たり始めました。
今日の歩数:25,000歩
夏にしては歩き過ぎ、体重計に乗るとマイナス4kg。
ビールにコーラに、とにかく水分補給。


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