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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

フジ高島彩アナに関する取材あり

2010年08月25日 | テレビ・ラジオ・メディア

退社宣言をしたフジテレビの高島彩アナについて、週刊誌から取材を受けた。

2001年に入社して10年。

それは平成日本の、不況が日常化した10年でもある。

高島アナは、閉塞感いっぱいの時代を、明るく照らしてくれた女子アナの一人だ。

第一に、基本的なアナウンス力をしっかり持っていたことが大きい。

その上で、バラエティもできる柔軟性があったこと。しかも、下品にならない。これは才能。

そして、キレイといわれたいとか、かわいく見せたいとか、アタマがいいと思われたいとか、いい人そうねと言われたいとか、そういう中途半端な計算をしながら画面に出たりしなかった。

少なくとも、そう見えないように自己コントロールができた。

さらに「ワタシが!ワタシが!」という、みっともないアピールもしなかった。ちゃんと周囲を立てる術(すべ)と、その効用を知っていた。

横並びでいえば、2001年入社の女子アナには、なかなかの逸材がいる。

西尾由佳理(日テレ)、竹内香苗(TBS)、大江麻理子(テレ東)などだ。

高島さんの去就に刺激されて、彼女たちまで動き出したら(ないと思うけど)、テレビ界全体が大変なことになる(笑)。

結婚やフリーうんぬん、といった今後のことはともかく、まずは、おつかれさまでした!