Le Petit Prince

星に願いを…

ダービー観戦記(ブレイク編)

2009年06月03日 20時41分49秒 | 【ブレイクランアウト】
2月の共同通信杯を勝った直後、ダービー前日の東京行きの飛行機を手配した。
本気で勝負になると思ったし、あくまでオレの中ではダービーに照準を合わせてこの馬を見守ってきた。
だからNHKマイルの敗戦にもそれほどショックはなかったし、巻き返しは可能だと自分に言い聞かせるようにしてダービーまでの3週間を過ごしてきたのだ。

でも、批判を覚悟で正直に告白する。

当日は…トライアンフマーチのことで頭が一杯だった(笑)


レース前、専門紙やスポーツ紙でもブレイクの評価は急落していた。
いつもの俺なら「何言うとんねん!見返したる!」と躍起になっていたところだが…今回は俺も自信がなかった(苦笑)
渋った馬場は不向き…という確信があったからなぁ。
週中から下り坂の天気予報を見ていて、日に日に「これは厳しい…」との思いが自分の中で強くなっていた。

追い討ちをかけるようにレース数時間前の雨。
ますます強くなる雨脚に不安を通り越して、呆れるしかなかった(笑)

「ついてないのは俺なのか…馬なのか…」

モニター越しに見たパドックの映像では最後尾を周回していた。
じっくりとは見ていないが、幾分イレこんでいるように見受けられた。
本馬場入場も最後に登場。
そして、記憶にあるダービーのブレイクの姿はここまでだった。


ブレイクには大変申し訳なかったと思っている。
俺を府中へ、日本ダービーへ…連れてきてくれたのは間違いなくブレイクだった。
2歳のデビューから常に世代のトップを争い、ダービーに至るまでのクラシックの過程を体験させてくれたのもこの馬だ。

ダービーは強くて、運を味方につけた馬が勝つ。

この日の勝ち馬を見て、そう思った。
ロジユニヴァースは強い馬だ。
そして1度は離れていった運を「晴れ舞台」で再び手繰り寄せる力を持っていた。

ブレイクランアウトは何もできなかった。

しかし、それは恥ずべきことではない。
出走した17頭…いや、ここに出走が叶わなかった馬たち…すべてに言えるだろう。

「この馬の晴れ舞台はダービーではなかった」

ただ、それだけのことだと思う。

ダービーは終わったが、ブレイクランアウトのレースは続く。
俺たちの一喜一憂も…まだまだ続くのだ!(笑)

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