Le Petit Prince

星に願いを…

フィックル健闘!

2008年09月15日 19時33分44秒 | 引退馬
今週は3歳牝馬の2頭が出走。

【フィックルベリー】は、札幌の利尻特別(500万下)で2着。
【セマナサンタ】は、阪神の3歳未勝利で15着。

…以上のような結果となりました。


まずはフィックルベリーのレースについて回顧します。

前走、人気薄ながら強敵相手に3着ということで期待の高まったフィックルベリー。
まずはパドックの様子を見ましたが、状態は非常に良かったように思いました。滞在効果か、ここに来て初めてのプラス体重での出走でしたし、筋肉が引き締まって見映えも本当に良くなった。気合い乗りも上々で、あとは今回も「折り合い」がカギになるな…と。

レースはスタートを無難に決めて前走同様、好位に控える形に。
前の2頭が結構飛ばす展開でしたが、フィックルベリーは折り合い良く中団を進み非常に良い手応えで4コーナーを回ってきました。そのまま勢い良くスピードに乗って前をいく先行馬の間に割って入り、あとは最後の追い比べ…。
直線、早めに抜け出したダブルヒーローを追い掛けますが馬体を併せるまではいかず…2着でゴールという内容でした。

勝ったダブルヒーローは1000万クラスでも上位の存在ですし、前走でも末脚が際立っていた馬でした。その馬に道中でフィックルよりも前のポジションを取られた時点で今日は勝機がなかったですね(苦笑)
それでも直線はフィックルもよく頑張っていましたし、結果ラスト3ハロンは勝ち馬を凌ぐ最速上がりをマークしていたわけですから、大いに評価できる走りだったと思います。それと…相手が休み明けだったとは言え、ぶっぽうそう特別で差をつけられたダンツホウテイを3着に押さえ込んだことも嬉しかったですね。
…正直、この2頭はかなり強いと思っていたから(笑)

課題だった「折り合い」に関しては秋山騎手と手が合うのか?前走同様、完璧だったように見えました。
馬自身も競馬を覚えつつある様子が伝わってくる道中のリズムの良さ。
小回りコースをロスなく走り、余力十分で最終コーナーを回ってくる姿は…まさに人馬一体(笑)

馬が本当に力をつけていることを実感するには十分な内容でしたし、課題を1つずつクリアしていくようで今後の飛躍を期待させるレースでしたね。
あとは、輸送をクリアしてくれれば言うことないんだけど(笑)


一方、阪神で未勝利戦に出走したセマナサンタは良いところなくシンガリ負け。
こちらは後がないレースだっただけに残念ですが、これまでのレース内容からも今日の結果は仕方がないところでしょう。
これまで1度もレースで走る気が見られなかった印象で、騎手の話では今日もレース前にパニック状態で燃え尽きていた様子です…。
とはいえ、どんな馬でも負ければやっぱり複雑ですね(苦笑)



今日は明暗が分かれた同期の牝馬2頭のレースとなりました。(T)


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出資馬検討

2008年09月13日 03時31分49秒 | 一口馬主
キャロットクラブの2007年産「1歳募集馬」について検討しておりますが、今年は昨年ほどの予算はありません(苦笑)
加えて、本年度からは新たな制度として『母馬出資者優先制度』なるものが設けられ、早い話が…「テメーは黙ってシーザリオの仔を買っとけ!」ってこと?(笑)

まあ、この馬の出資に関してはご想像にお任せするとして…その他、気になる馬を中心にカタログで検討をすすめてきました。

自分の出資スタイルというのは一昨年を境に「牡馬」重視に変化しており、今年も必然的にそのあたりをターゲットに見てきたのですが、正直…今年はどうも手応えのある馬がいない(苦笑)

コスト的なものを抜きにして考えれば「ポトリザリス07」が抜けて良く見えるのですが、高くてもやっぱりこれが1番人気になるんだろうなぁ…。
馬の形や個々のパーツも自分の好みとマッチしますし、あまりにも素晴らしい出来なので他馬が余計に見劣ってしまうように感じるのかもしれません(苦笑)
とりあえず、馬券で儲けるまでこの馬は保留。(…っていうかチャンスは今週だけかもw)

現実的なところで、出資候補としては…

51.マミーズジュエリーの07
66.ビューティテイストの07
24.シーズアンの07
69.フサイチケリーの07

このあたりを考えています。

【マミーズジュエリー07】は、非常に伸びやかな馬体で窮屈なところがなく、いかにも大きなストライドで走る馬になりそう。父母の血統的な相性は不安を感じるところですが、管理予定の松田博厩舎の調整法にとても合いそうな馬のタイプと思える点もプラス材料ですね。
【ビューティテイスト07】は、現時点ではかなり小柄な馬です。それでも個々のパーツはしっかりしていて全体のバランスも良く、今後大きく化ける可能性を秘めた1頭だと思いました。
【シーズアン07】は、牝馬らしい美しいシルエットが魅力的で非常に柔らかそうな好馬体。ゼンノロブロイ産駒の中でもバランスは1番だと思いましたし、顔も小顔で賢そうな点が気に入りました。
【フサイチケリー07】は、とても1000万の馬には見えない…。馬体だけなら今年の牝馬の中でも上位だと思いましたし、血統で嫌われるようなら非常に面白い存在だと感じます。母父SSの影響が色濃く出た良い馬だと思いますね。

その他、気になった馬としては…シーセモア・エラドゥーラ・アフタービート・スペクタクルライフ・アーティストチョイスといったところが挙げられますが、先に挙げた4頭に比べると現時点では個人的に見劣ります。
じっくり検討する楽しみも残しておきたいですし、育成が進んだ数ヶ月先には個人的に大幅に評価が上がる馬が絶対にいますので、そういった面にも期待したいですね。


まあ、こんなところです。(T)
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豪脚一閃!

2008年09月07日 19時05分48秒 | スピリタス
いや~、それにしても…斬れた(笑)


札幌競馬11R「摩周湖特別」に出走したスピリタス。
道中後方から直線大外一気の末脚で差し切り、見事に1番人気に応えました!

これまであまり分厚い印を集めることのなかったスピリタス。
今回はレース前の専門紙の評価も高く、「ようやくそれなりに注目を集める存在になってきたかな?」と1人で悦に入っていましたが、レース直前は久々の1番人気に…超~緊張した(笑)

道中も予想外の後方待機策に面食らい、一時は意識が飛びかけましたけど…いや~ラストは気持ち良かったですねぇ(笑)

昇級初戦。初めての中1週。
ハンデも54キロの据え置きと、不安要素もありましたが全てを一発で難なくクリア。
パドックでの見映えは相変わらずでしたが(苦笑)、落ち着きもあり精神面での成長を覗うことができました。
小回りの内枠ということで今回はある程度、前の位置取りでレースを進めてくると思っていたのですが…掛かることを想定してか、安藤騎手はスタート後すぐに後方からの競馬を選択しましたね。ペースが速くなることも含めて、この判断は見事だったと思いますし、結果として今後に向けて大きな収穫を掴むことができたレースになりました。
お陰で折り合い面での進境を大きく感じ取ることができましたし、溜めれば溜めるほどラストの破壊力が増すことを確信できましたしね!
それにしても直線の脚は凄かった…。
4角で内にいたミゼリコルデに振られる不利がありながら、そこから追い出されるとまさに矢のような伸び!
一気に全馬を捉えて、最後は余裕の「チラ見」でしたからね(笑)
着差は僅かながらも強烈な印象を残した勝利でした。


馬三郎によるジョッキーのレース後コメントが…また凄い(笑)

1着 スピリタス
『前走で切れる脚を使える感触をつかんでいたのでじっくり乗った。大外を回ったが、期待以上の切れを見せてくれたし、無事に成長すれば一流のマイラーになる』(安藤勝)

……一流のマイラーになる (・∀・)

なんという褒め言葉…。
これはスピリタスを相当気に入ってもらえたと捉えちゃうぞ!(笑)


本当に競馬を使われる度に期待以上のレースを見せてくれるスピリタスですが、これはちょっとモノが違うというか…凄味すら感じさせる馬になってきましたね。
まだ底を見せていないですし、成長を望める馬ですから日増しに期待が大きくなっていきそうです!

素晴らしい夏競馬の締め括りとなりました(T)

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夏競馬最終日

2008年09月06日 22時52分00秒 | 一口馬主
夏競馬最終日。
明日は2頭が勝利を目指して出走します。


小倉5R 3歳未勝利(芝2000m)【④エアリアルショット】幸騎手

札幌11R 摩周湖特別(芝1500m)【③スピリタス】安藤勝騎手


エアリアルショットはここが2戦目。
デビュー戦の前走は出脚がつかず後方からの競馬となりましたが、ラストはまずまずの伸びを見せて6着という内容でした。
一叩きされたことによる良化を見込んで前進は必至だと思いますが、今回勝ち切るまでにはもう一歩プラスアルファが欲しいなぁ~という印象。
個人的にはまだ手探りの状態です(笑)

一方、スピリタスの前走は…文句なし(笑)
今回は初めてレース間隔を詰めて使うことになりますが、馬体重さえキープできていればそれほど心配しなくてもよさそうですね。
昇級でハンデ戦とはいえ相手関係を見ると、むしろ力上位と見込まれているような…。
小回りだけに予断は許しませんが、スムーズなら前走の再現も期待できそうです。
ここもあっさり突破してほしいなぁ(笑)


夏競馬の締め括りは、この2頭に頑張ってもらいましょう!(T)
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デュオトーン引退

2008年09月03日 01時18分50秒 | 【デュオトーン】
昨秋の「菊花賞」出走を最後に、戦列を離れていたデュオトーンの引退が発表されました。

両前屈腱炎の回復に進展が見られれず、仮に回復したとしても再発の可能性が高いということから現役続行を断念した模様です。


2歳時に骨折をし、春のクラシックも終わった6月の函館でデビュー。
そこから僅か数ヶ月で菊の舞台に立ったデュオトーン。
その能力を古馬になって開花させることができなくなったのは無念ですが、短いキャリアの中でどのレースも濃い印象を残してくれました。

自分の出資馬の中でも、この馬は特にお気に入りの1頭だった…。


それだけに大黒柱を失ってしまったような心境ですが、ここまでよく頑張ってくれたと思います。


本当に良い馬だったよ…。(T)

コメント (2)
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