Le Petit Prince

星に願いを…

牝馬の時代(秋天回顧)

2005年10月31日 00時22分47秒 | 競馬全般
波乱の天皇賞・秋を制したのはヘヴンリーロマンス・・・。
宝塚記念のスイープトウショウに続いて、またも「牝馬の時代」を象徴する結果となりました。1997年のエアグルーヴ以来の牝馬による天皇賞制覇ということにもなりますが、札幌記念を勝って秋天というのも全く同じ軌跡・・・。昨年の2、3着も牝馬ですし今年も掲示板に3頭と、もはや「偉業」とは呼べなくなりましたね。もしかするとディープを負かすのも「牝馬」なのでは?

今回のレースに関しては一概に「牡馬が弱い」とは言えないのでは?という印象。
展開というかペースによるところが大きかったと思います。見た目でわかるほどの超スロー、これでは切れ味勝負でサンデー産駒に敵うはずがありません。そういう意味では「牡馬がだらしなかった」とは言えますが・・・。出走馬の半数が上がり32秒台を計時する展開となれば牝馬でも十分勝負になるということでしょう。さすがにヘヴンリーロマンスの差し返しには驚きましたが・・・。
ともかく勝ったヘヴンリーロマンスはお見事でした。
完全にゼンノロブロイが抜け出したところをゴール寸前で内から捉えた脚は素晴らしかった。道中、ロスなく進めることができたとはいえ一旦はロブロイに差されたはずで、そこからの驚異的な差し返しには母父サドラーの底力を見た思いがします。
3着ダンスにしても同様で母系のスタミナの血が大一番で活きたといえるでしょう。軽さだけではなく重厚さを兼ねた血統をもつ牝馬2頭の好走は今後のヒントになるかもしれません。

一方、敗れた牡馬陣のなかではやはりゼンノロブロイ。
非常に悔しい敗戦だったとは思いますが、自分の走りはできていたように見えましたし次走に向けての上積みもあるでしょう。JCでも期待はできると思います。
あと気になった1頭はハットトリックですね。
マイルCSに向けて上昇気配を感じさせる最速上がりと7着好走。視界は明るくなったようにも見えますが、今日のスローの展開は実はこの馬には向いていたのではないかとの思いも・・・。ここで厳しい競馬を経験した上で次走狙ってみたかった。ちょっと厄介になってきた印象です。

それ以外の馬については特に印象に残ることもありませんでした。
馬券はとにかく展開・ペースに泣かされました・・・。

最後に馬券を離れたところで、話題にもなっているようですが松永幹夫騎手久々のGⅠ勝利は正直、個人的にも嬉しかったです。最近は乗り馬にも恵まれていない印象を持っていましたし、所属厩舎での初GⅠということもありましたし・・・。
天皇、皇后両陛下へ深々と頭を下げるシーンなんて結構、感動しましたよ。
ああいうのが1番似合う騎手が勝って良かったな~なんて思いました。ヘヴンリーも大人しくて凄く印象に残りましたが、欲を言えば馬もお辞儀したら最高やったのに・・・なんて(笑)
あのワンシーンで馬券の負けを許せる気持ちになった人も多かったのでは?
そんなことを思った天皇賞・秋でした。(T)
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勝負の秋(天皇賞予想)

2005年10月30日 01時59分00秒 | 競馬全般
勝負を賭けた土曜競馬は不発・・・。
それでも俺のモチベーションは下がっていない。
なぜなら、「幾多の外れ馬券の末に辿り着くのが大穴馬券」という持論があるから。

的中率より回収率。
安定感より爆発力!

ジョージ・アリアスの如く華麗な一発をブチ込む時はやってきた。
快進撃の始まりは天皇賞・秋から・・・。

というわけで、秋天予想なのですが・・・。
今回予想するにあたって重視したのが「持ち時計」というファクター。
展開を考えたとき、ストーミーカフェの存在が淀みのない流れを作り出すのは明らか。そこで最初は単純に差し・追い込み馬を狙ってみようかと思ったのだが、どうにも腑に落ちない。そこで様々な角度から検討してみた結果、一つの目安として「時計面」を重視しながら予想を進めたわけである。
サンデー産駒が10頭も出走しているこのレースだが、おそらく流れは向かないと考え軸にはしたくない気持ちが強かった。よってサンデー以外の8頭の中から本命候補を絞ることとなる。

アサクサデンエン・・・距離不安は時計面からも明らか。
テレグノシス・・・デンエン同様。1800では通用しても2000は無理。

スタミナが要求されると考える今回のレース。真っ先にこの上記2頭を消すことに。

ホオキパウェーブ・・・スピード不足は明らか。他力本願型。
メイショウカイドウ・・・小倉オンリーも時計だけは優秀。
ストーミーカフェ・・・展開不利。現状では力不足。
バランスオブゲーム・・・距離不安。ただしアサクサ・テレより対応力は高い。

この上記4頭のうちメイショウとバランスは連下までの評価。
結果、本命として残ったのは次の2頭。

◎タップダンスシチー
スピード・スタミナ・時計面、すべてにおいて非の打ち所なし。状態面だけで評価を落としているがここはもう1度この馬の底力に賭けてみたい。厳しい展開でこそ力を発揮するタイプでもあるはず。

○スイープトウショウ
底力では◎に劣るものの前走からの上積みが相当見込める点が魅力。宝塚のクビ差は想像以上に大きく、素直に評価したい。追い込みだけではなく中団からの競馬が可能な点も好材料。

軸馬はこれで決定。
あとはサンデー産駒10頭の取捨だが、これについては正直いってどれでもよかった・・・。
一応、さすがにコレは不要だろうと思った2頭を消してみた。

リンカーン・・・距離不足は時計面からも明らか。スピードが足りないということ。
ハットトリック・・・厳しい競馬の経験がないまま、ここでは通用しない。

この2頭以外のサンデー産駒はまとめて連下候補に。
したがって買い目は以下のとおり。

◎タップ、○スイープからの3連単2頭軸マルチで。
相手は10頭。ヘヴンリー・スズカ・キング・メイショウ・ハーツ・ダンス・ゼンノ・サンライズ・アドマイヤ・バランス。

とにかくタップダンスシチー・スイープトウショウ、この2頭と心中するつもり。
週中の予想とは全く違った形にはなったものの、個人的には納得のいく秋天予想となったわけで期待度は大。そろそろ波乱の秋がやってくるはず・・・。

最後に「勝負は秋天だけではない」俺にとっての注目馬を。
東京7R フィールドカイザー
東京8R キラリダイヤモンド
東京11R ナムラモンスター&アドマイヤベッカム
福島11R アルフェッカ
福島12R ミヤビキララ&ヤマカツピレネー
京都8R ブルーフランカー
京都9R エイシンドーバー&ワディラム
京都10R タヤスレノックス&ロングアライブ
京都11R テイエムリキサン&スパルタクス
京都12R ウインサウザー

では皆の衆、健闘を祈る!(T)
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スワンS&武蔵野S

2005年10月29日 02時24分10秒 | 競馬全般
当初は今週日曜の牝馬限定ダート戦でデビューも考えられていた出資馬リリカルプロウズだが、これを回避。結局、来週の芝1600に予定は変更された。現状、目立った時計も出していないし(・・・逆の意味で目立ってはいるが)、この選択には満足している。

そういうわけで今週は予想のほうに重きを置いて競馬に取り組もう。

まずは京都メイン「スワンS」
マイルCSの前哨戦とも言えるレースだが例年どおり本番でも主役を張れそうな馬は今年も見当たらない。サイドワインダーなんかは数少ない本番でも有力候補になる可能性を秘めた存在だが、骨折明けということもありここは叩き台と考えてよいだろう。
ならばこのレースこそを目標としてきた馬を狙いたいところだが、殆どの馬がそれに当てはまるように見えてくるから不思議。
とりあえずコース相性の良いフジキセキ産駒からニューベリーのほうを本命の1頭に。
ここが勝負駆けという観点からはタマモホットプレイのほうなのかも知れないが、58キロの斤量を嫌って今回は無印に。サイドワインダーも前述の理由から思い切って無印。
そこでもう1頭の本命にはギャラントアローを・・・。
強力な同型、ビッグプラネットがいる今回は展開的にどうかとも思ったが最近では控える競馬も経験しており自分のペースで走れれば残る可能性が高いと判断。ビッグのほうは自滅すると読んで無印とする。
買い目はニューベリー&ギャラントからの3連単2頭軸マルチで、相手にデアリング・チアフル・ペール・マイネル・リキアイの5頭とします。

続いて東京メイン「武蔵野S」
注目は「砂上のディープインパクト」ともいうべきカネヒキリの走りでしょう。ここまでダート負けなしの6勝ということで人気を相当集めるのは間違いのないところ。しかし今回は少し評価を下げてみたいと思う。東京マイルはスピード能力が要求される舞台でもあり、芝で実績のある馬が狙い目というのは衆目の一致するところ。オーソドックスな予想ではあるが信頼性は高いと見て、芝実績に欠けるカネヒキリの評価を下げる材料に使わせてもらう。カネヒキリ自身、東京マイルでの勝ち鞍があるとはいえ時計的には疑問が残るうえに大井、盛岡というパワー優先の馬場で結果を出している点も今回に限っては不安要素といえよう。さらに付け加えるならば古馬との斤量差が得られないことも大きい。・・・と、ここまで不安点を挙げながらも能力の違いで押し切るような気がするので無印にはできなかった・・・。
本命はサイレントディール。芝適性のあるスピード優先型でこのレースにはうってつけの存在。実際、一昨年の覇者でもありフェブラリーSでも好走済みなのは心強い材料。近走は冴えない競馬が続いているが今回はペリエ鞍上ということで能力どおりの走りを見せてくれることだろう。
問題は対抗。一時は叩き2走目のヒシアトラスに気持ちは傾いたのだがファブラリーSで3着に来ているとはいえスピード能力に疑問を感じてどうしても3番手まで。そこで2番手評価にはマイネルモルゲンを。サイレント同様、芝適性とスピード能力を評価しての対抗である。前走シリウスSでもスムーズさを欠く競馬ながら見どころは十分で舞台が府中に変わるのもプラス材料だろう。
ということで買い目はサイレント&マイネルからの3連単2頭軸マルチで、相手にはバッカス・ヒシ・ドンクール・カネヒキリ・トウショウの5頭。あとはオッズ次第でサイレントからの馬連をどうするか?といったところです。


上記の2レース以外でも今週は勝負したいレースがいくつかありますので気合を入れていきたいと思います。
完全に今週は「馬券派」モードですね。(T)
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秋天の思い出

2005年10月27日 23時30分37秒 | 競馬全般
秋のGⅠシリーズ恒例となりました「過去の俺の◎を振り返る」のコーナー。
性懲りもなく、「天皇賞(秋)編」といきましょう。

1991年以前は記憶が曖昧のため、今回は1992年から振り返ってみることにします。

1992年 ◎ミスタースペイン(今もって何故この馬を本命にしたのかは不明。思い浮かぶのはバルセロナ五輪の年だったという理由だけ。もちろんトウカイテイオー無印)

1993年 ◎ヤマニンゼファー(会心!対抗セキテイで単勝・馬連ともに1点でゲット。めちゃくちゃ真剣に予想した記憶があります。でも今思えば距離適性は無視してたな~)

1994年 ◎ネーハイシーザー(会心その2!単勝勝負でした。ビワ無印もこの年はセキテイまで無印で馬連ゲットはならず。塩村克己、このレースだけで一気にファンになりました)

1995年 ◎ナリタブライアン(当時はブライアンが負けることなどありえないと本気で思っていました。レース後は呆然自失でしたね。そして競馬に絶対はないということを心に刻みました)

1996年 ◎マーベラスサンデー(この馬もデビュー以来全てのレースで本命を打ち続けた1頭です。以後、打倒サクラローレルに執念を燃やしつづけることになります・・・俺が。ちなみにバブル-トップガンの馬連はゲット!)

1997年 ◎エアグルーヴ(気合の単勝1点勝負!かなりの金額を張りました。バブルとの叩き合いを制した瞬間は至福の瞬間でもありました)

1998年 ◎サンライズフラッグ(正直、何が本命でもよかったです。サイレンススズカには勝てる気がしませんでしたから・・・。馬券は度外視してスズカの走りにはドキドキしましたね。恐らくサイレンススズカにとってのベストレースになっていたことでしょう・・・)

1999年 ◎スペシャルウィーク(気合の単勝勝負その2!個人的にはオグリ・テイオーの復活劇並みの印象に残るレースです。異論はあるかと思いますが俺にとってのスペのベストレースはこれです。)

2000年 ◎ナリタトップロード(恨みの雨・・・。その一言に凝縮されますね。ちなみにレースはいまだに1度も見ていません。)

2001年 ◎ステイゴールド(内にモタれて競馬になりませんでしたね。デジタルなんか買えるか!そんなもん!・・・アグネスデジタル、俺にとっての天敵です。)

2002年 ◎エアシャカール(なんとなく本命にしました。この馬を本命にしたのはホープフルSとこのレースだけですね。皐月賞の再現でも狙ったのでしょうか・・・)

2003年 ◎ツルマルボーイ(気合の単勝勝負その3・・・は成功せず。馬連・3連複もクリスエス無印で撃沈。テンザンセイザが来ただけに無理して消すことはなかったようにも思うが。)

2004年 ◎ナリタセンチュリー(前走、京都大賞典で魅せられてしまい◎。どう見ても外回し過ぎ・・・。まともなら3着は堅かったと思うけどね。)


以上、振り返ってみましたが近年はどうもダメですね。
最近の秋天は1番人気が安定しているせいもあるのでしょうか・・・。
荒れる秋天の復活を望みたいところです。

今年は人気が割れそうで馬券的にも楽しめそうですし、予想も盛り上がりそうですね。
そろそろ荒れごろかな?(T)
 
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いったい・・・

2005年10月26日 23時31分53秒 | 競馬全般
何がしたかったんや?阪神は・・・。

1勝どころか1度としてリードすら奪えないまま、シリーズが終了。
阪神ファンにとっては全く希望すら見出せない日本シリーズでしたね。

今日の試合にしてもスコアこそ3-2でしたが、ロッテがわざわざ同点に追いついて下さいよってな感じでくれたチャンスをご丁寧にお断りしてというか何というか・・・。

阪神の選手・球団にとっては(ファンにとってもですが)、ショックの大きい敗戦となりましたが、ともかく今年のプロ野球もこれで終了いたしました。
ペナントレースって長い印象がありましたが、よくよく考えてみると実質半年ぐらいのものなんですよね。

そう考えると競馬は毎週やってて助かるわ~。(助かってない!って声も聞こえてきそうですけど・・・)
スパッと気持ちを切り替えて、競馬モード全開でいきましょう。

秋天、現在のところスイープ&ハーツの2頭軸で考え中。(T)
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菊花賞の印象

2005年10月24日 01時16分57秒 | 競馬全般
ディープインパクトの3冠達成に湧いた京都競馬場。

朝から異様な雰囲気でした。
寒さと人ごみの多さに疲れきった我々一行は「サークルチェンジ」のデビュー戦を見届けた後(・・・残念でした)、午前中で競馬を切り上げることにしました。

したがって「ディープ3冠達成」の瞬間は目撃しておりません。(ある意味、貴重な経験かも!)

正確にはテレビ観戦だったわけですけれども・・・。
その菊花賞ですが、ディープインパクトにとって「3冠」の中で最も苦しいレースだったと言えるのではないでしょうか。
今までにない最高のスタートを切ったことにより道中折り合いを欠くことになった序盤戦。最初のホームストレッチでローゼン、フサイチあたりにマークされている姿を見て「これは今までとはちょっと様子が違うぞ」と正直、思いました。4コーナーでの脚色も過去のレースに比べるともうひとつに見えましたが、直線で外に出してからはやはり1頭次元の違う脚で伸びてきましたね。
ディープを負かせるとすれば今回が最大のチャンスだったと思えましたが、それでもディープは負けなかった。着差は2馬身でしたが完勝と言えるでしょう。もはやケチのつけようがありません。
ファンの期待は圧倒的な着差を望んでいた分、物足りなさを感じるのかもしれませんが、やはり「競馬は甘くはない」ということでしょう。むしろ俺個人は「3冠制覇」の難しさを改めて実感しましたね。(←達成したわけですが)

敗れた他陣営も納得のいくレースだったのではないでしょうか。
各馬、それぞれの持ち味を出せたレースでした。
その中でも一際、光っていたのが横山典弘アドマイヤジャパン。
戦前、ダービー・神戸新聞杯での凡走で評価を落としていた同馬ですが、「ディープに最も近づいた馬」という実績はやはり伊達ではなかった・・・。
この菊花賞でも不当に人気を落としており個人的に「不気味」な怖さを感じていました。

「アドマイヤジャパン」として捕らえるか?
「横山典弘」として捕らえるか?

これがこの馬の取捨を考えるうえで最大のポイントでした。
結局、結論がでないまま中途半端な評価で終わったわけですが、まさに後者であったといえるでしょう。
ある意味、今回の菊花賞で最も印象に残ったのが「横山典弘アドマイヤジャパン」でしたね。

「騎手横山典弘」の凄さを実感させられた菊花賞として俺の脳裏には焼きついた・・・。

正直、ちょっと感動しましたよ。
まあ、それでもディープには勝てなかったわけで改めて「ディープの強さ」を感じたりもするのですが・・・・。

これでクラシックロードが終わり、次は古馬との対戦が待ち構えているわけですね。
是非ともJCで実現することを期待します。(T)
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菊花賞

2005年10月23日 00時42分20秒 | 競馬全般
さあ、いよいよ菊花賞ですね。
史上2頭目の無敗の3冠馬誕生となるのでしょうか。

菊花賞、予想のほうはと言いますと・・・。
とりあえずディープに本命は打ちません。
これはもうスタイルの問題なので仕方がないのです。宿命っていうやつですかね。
ディープが圧勝するも良し、敗れるも良し(極めて可能性は低いでしょうが・・・)。
それが競馬というものです。そしてレースと予想は時として別物なのですよ。

「ディープの驚異の走りを見てみたい」のも本音。
「ディープを負かす馬が現れるシーンを見てみたい」のも本音。

ならば馬券的には後者の状況のほうが快感は大きいというのが俺なわけ。

そこで本命にする馬を日々考えてきたのですけれども、二転三転しましてね。コレが。
いうならばディープの刺客探しの旅。
ディープの「死角」については理論的に説明するのは不可能です。つまり「死角」はない!と言い切れます。
そこで「刺客」の方だけを考えていくことにしてみたわけです。

まず候補に挙がったのは「ローゼンクロイツ」
神戸新聞杯のレース振りからシックスセンスを逆転する可能性は高いと思います。加えて鞍上アンカツの存在と京都への適性。早目早目の競馬で長くいい脚を使ったザッツのようなレースで新境地を開くか!との思いもあり期待しました。「菊の季節にサクラ」ならぬ「菊の季節に薔薇」イイんじゃないの!枠も最高でしたね。

で、このままローゼン本命で行くつもりでしたがやはり気になるのがダンス産駒。
次に候補に浮上したのが「コンラッド」
父ダンスが魅力なのは当然ですが、最近の菊花賞のトレンド「地方ジョッキー&ダンス産駒のコラボレーション」も非常に魅力的に映りました。
「安藤勝&ザッツザプレンティ」
「岩田康&デルタブルース」
ときて、今年は「小牧太&コンラッド」か?イイんじゃないの?

この2頭で気持ちは非常に揺れ動きました。
ただ、どちらももう一押し足りない印象は否めません。
ローゼンについていえば「サンデー産駒」という点が微妙。ディープが同じサンデー産駒に負けるとは思えず、この馬の距離適性についても怪しいと思えてきたのです。
同じことはコンラッドにも当てはまります。ローゼン以上に距離的な不安はあるように個人的には思えますし、この馬にとってこの1番枠は歓迎材料とは言えないでしょう。

そこで「第三の男」フサイチアウステルの登場です。
実はこの馬も最初の段階から候補には挙がっていてのですが、前記2頭とは違ってコレといった強調材料が見つけられませんでした。(まず、父ストーミンフィーヴァーって何者?)
ところがどっこい。最近のレースを分析していくと「ディープの刺客」としての資格を最も備えているのはコイツなのでは?と思えてきたわけなのですね。ここに来ての上昇度はナンバー1ですし、2400を超える距離を経験済みなのも頼もしい。脚質がディープとは対照的なのも好材料ですし、加えて鞍上の存在。フサイチコンコルドで武豊の夢を砕いた「漢・藤田」ですよ!奇しくもオーナーはフサイチじゃないですか!これ以上のコンビはないでしょう。世間を敵に回す「ヒール役」が最高に似合うお二方ではありませんか!
ならばコレに賭けるしかないでしょう・・・。

もはや予想ではなくなりましたが、結論は出ました。

◎フサイチアウステル

そして対抗に敬意を表してディープインパクト。
以下、ローゼン・コンラッド・フジ・シックス・岩田・マルブツ。
最後に2頭ほど変なのが入りましたが良しとしましょう。

買い目はちょっと工夫します。
3連単1頭軸マルチでフサイチからコンラッド・ローゼン・フジ・マルブツへ。
そしてフサイチ&ディープの2頭軸マルチでコンラッド・フジ・マルブツへ。
最後に1着フサイチ2着ディープ固定でローゼン・ジャパン・シックス・岩田・角田へ。

非常に変則的ですが、ディープが来たときのみヒモにもサンデー産駒を。(ローゼンは別として)
言い換えればサンデー産駒でディープに先着する馬はいないということを主張したわけですね。(ローゼンは除く)
で、ディープが飛べばサンデーも飛ぶ・・・と。(ローゼンは省く)
そうなりゃ、相手は何でもアリやな・・・そして俺はウハウハ状態という筋書きです。
まあ、夢ぐらい見たっていいじゃないですか。

いずれにしても歴史的瞬間はもう、すぐそこです。
俺は京都競馬場で体感してきます!(T)
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クリスタル勝利!

2005年10月22日 17時52分16秒 | 引退馬
クリスタルコースト・・・・・勝った・・・。


福島の3歳未勝利戦に出走したクリスタルコースト。まさに「ラストチャンス」だったわけですが見事にものにしました。

先程、仕事から帰ってきてようやくレースのVTRを見ました。
本当に最後の最後に抜け出したレースでしたね。
今日は嫁さんに馬券を頼んで俺は仕事にいっていたのですが、発走時刻のころにはやはり仕事が手につきませんでした。
で、そろそろ結果が出たころかな?と思って携帯をチェックしていたら嫁からのメールが・・・。

「クリスタル買った」

いや~~一瞬悩みましたよ。
それってクリスタルの馬券を買ったってこと?それともクリスタルが勝った!ってこと?
そうすると・・・

「差して買った」って・・・。

いや、だから・・・。っん?「差して」・・・。
ということは「マジで勝ったんか?」

「うん、マジ単勝6倍」

俺が勝利を確信した瞬間でした・・・。
どうも昨日の晩に俺が「前で先行する競馬」ができたら勝つよ!って言ってたから差して勝ったことに驚いたみたいで・・・。嫁も単勝を買っていたようです。

こうして我々のもとに感動のドラマと小さな幸福をクリスタルは運んできてくれました。

あらためて、福島の未勝利戦にもこんな感動があるんですね~。
ここに至るまでの経緯があるだけにこの勝利には感激もひとしおです。
絶望的な状況から諦めずに立て直してくれた、厩舎・牧場スタッフの方々にも感謝したいと思います。
クリスタルコーストにはさらなる上昇が期待できると思います。
「諦めてはいけない」ということをクリスタル自身が我々に教えてくれたような気がしますし、なんていうか色んな「希望」が詰まった勝利だったような気もします。

ありがとう、クリスタル。
そして感謝の気持ちをこめてキミにはこの言葉を送ろう・・・。

「大器は晩成する」

前にも言ったような気がするけどね。(T)
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福島3歳未勝利

2005年10月21日 22時12分11秒 | 引退馬
見切り発車のデビューからおよそ1ヶ月。
クリスタルコーストが勝負の時を迎えます。

明日、22日福島4Rの3歳未勝利戦。
前走後、レースを使った反動が不安でしたがここまでの調整過程を見ると心配はなさそうです。当初はこの福島未勝利1本に賭けるプランもあったようですが、1度使われたことで上昇気配が窺えるあたり一叩きの効果も期待できそう。
この1ヶ月厩舎でじっくり調整してくれましたし、鞍上大西ジョッキーの確保も含めて陣営には感謝ですね。

相手関係についてはよく分かりませんが、現状のクリスタルの能力を出せる状態には仕上がっているように思います。ひょっとすると今回勝てなかったとしても続戦する可能性もあるかもしれません。それでもやはり「ラストチャンス」という気持ちでレースを迎えることには変わりないわけで・・・。

あとはクリスタルコーストに任せるしかありません。

思いっきり走ってくれ!
一言でいうならば、それだけです。
競馬ですから結果はどうなるかは分かりませんし、能力があっても勝てるとは限りません。
ただ悔いの残らないレースをしてほしい。
ですから、もう1度言います。

「クリスタルよ、力いっぱい思いっきり走ってくれよ!」

これが俺からのエールです。


・・・エールだけでは物足りないので馬券は単勝勝負です。
俺のエールを受け取ったクリスタルが当たり馬券というプレゼントを運んでくる・・・。
そして俺の懐は潤いに満ち溢れる・・・。
これこそが感動のドラマっていうやつですよ!

いや~こんなところにもドラマっていうのは転がっているんですね、競馬って。
競馬ってホントいいもんですね~。

っていうか、マジ勝ってくれよ!(←コレが本音・・・)
頼むよクリスタル・・・・。(T)
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菊花賞回顧録

2005年10月18日 22時53分25秒 | 競馬全般
牡馬クラシックの最終戦「菊花賞」が今週末に行われます。

そこで秋華賞に引き続き、過去の菊花賞で俺がどんな馬に本命を打ってきたのかを振り返ってみたいと思います。
いわば俺の菊花賞激闘の記録ですね。
では、どうぞ・・・。


1990年 ◎メジロマックイーン(俺の競馬はこの馬から始まった。メジロはメジロでもマックイーンのほうだ!まさにこの台詞のとおりの気持ちで本命を打ったのを今でも覚えている。ちなみにマックイーンを◎にしたのはこの菊花賞が最初で最後。以降はひたすらライアンに本命を打ちつづけた・・・)馬券は×

1991年 ◎イブキマイカグラ(競馬をはじめて俺が最初に惚れこんだ馬。この菊花賞ではナイスネイチャにだけは負けて欲しくないと強く思っていた・・・何故だかわからんが)馬券は×

1992年 ◎ヤマニンミラクル(当時は関西ナンバー1はブルボンではなくこの馬だと本気で思っていた。同じ思いはナリタタイセイにも持っていたが・・・)馬券は×

1993年 ◎ナリタタイシン(状態面なんか無視!惚れた馬を買うだけ。イブキと同じく俺が惚れこんだ馬でもあり、生涯本命を打ちつづけた1頭)馬券は×

1994年 ◎ナリタブライアン(当時はまだ穴党でもなかったみたい・・・。今年のディープによせる世間の期待と同じものを俺もブライアンに持っていた)馬連ゲット

1995年 ◎ダンスパートナー(今、思うと恥ずかしいですね・・・。でもその時は本気で勝てると思っていました。1番人気になるとは思わなかったけど)馬券×

1996年 ◎カシマドリーム(第2のライスシャワーになれると信じていた。よく考えてみると父ジェイドで菊本命って・・・)馬券×

1997年 ◎メジロブライト(実は王道を歩む馬は好きなんです・・・。この菊花賞こそ最大のチャンスと思っていたのだが。まあ、春天で馬券獲ったから良しとしよう)馬券×

1998年 ◎スペシャルウィーク(はい、スペ基地ですので・・・。そういうわけでセイウンスカイ憎しでしたね、当時は。スペに関してはデビュー以来、全てのレースに本命を打ちました。それでもって馬券を獲ったのは秋天の単勝だけでした・・・)馬券×

1999年 ◎ナリタトップロード(実は初めて菊花賞を生観戦したのがこの年。オペラオー、アドベガとともに3強で盛り上がりましたね。ダービーではオペラオー◎でしたが、この菊花賞ではトップロードに渾身の◎を打った記憶があります)馬連ゲット

2000年 ◎トーホウシデン(実はこの年は菊花賞の前日まで海外旅行に行ってまして、当日にちょこっと予想しただけだったのですが・・・。完璧でした!エアートーホウの馬連1点買い、さらにはワイドでエリモからエア、トーホウへ2点買い。笑いが止まりませんでしたね)馬連、ワイドゲット。

2001年 ◎エアエミネム(マイネルデスポットは買えません・・・。その一言に尽きます)馬券×

2002年 ◎アドマイヤマックス(←高松宮記念の覇者ですよ!日頃は血統をわりと重視して馬券を買っている俺ですが大舞台では舞い上がってしまうのですね~。しか~し驚くなかれ、本命アドマイヤマックスでありながらヒシーファストの馬連ゲットという離れ業!!しかも夫婦揃ってゲットです。正直、俺達は天才かなと思いました・・・。淀で生で観戦してたのですが、周りからの羨望の視線は今でも忘れられません!)馬連ゲット。

2003年 ◎リンカーン(自信の本命。そして対抗ザッツで本線的中!)馬連、馬単ゲット。

2004年 ◎ホオキパウェーブ(昨年のレースです。今でもよく覚えております。俺が買った馬券は以下のとおり。)

単勝 ホオキパウェーブ
馬連 ホオキパからオペラ、ストラタ(←何故、デルタが抜けてる)
馬単 ホオキパ頭でデルタ、オペラ、ストラタ
三連単 ホオキパ&ストラタからマルチでデルタ、オペラ、コスモ、ハイアー
     ホオキパ&オペラからマルチでコスモ、ハイアー、ストラタ(←何故、デルタが抜けてる)

ものの見事にピンポイントで外しました・・・。
今、見ても当たっているような気がするのは気のせいでしょうか?


え~長々と振り返ってきましたが菊花賞に歴史があるように、俺の馬券にも歴史があるわけですね、菊花賞に関しては。もともと相性最悪だったレースですがトップロードの勝利を境にして、非常に相性の良いレースになりまして・・・。今では大好きです。
もちろん、今年も狙いますよ。
それでは、予想の方は週末にでも・・・。
あ~スッキリした~。(T)
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