Le Petit Prince

星に願いを…

いまもなお…

2009年12月24日 01時52分34秒 | 【シーザリオ】
いまさらこの馬の記事を書くことになるとは思っていなかったが…

ある筋の情報によると(ってか、オレが某掲示板で見つけただけだがw)

Most Physically Impressive Horses

牝馬部門、第2位にランクイン!(笑)

さすがにゼニヤッタには及ばなかったが、レイチェルやラグストゥリィッチズよりも上位に来ているということは…いまだに米国人には忘れられていないことの証か???
(写真をクリックして各馬を眺めていると、どう見てもレイチェルアレクサンドラの馬体のほうが凄いように思えるのだがw)

ここまで来ると、驚きを通り越して…なんだか誇らしい気分になってくるわ(笑)

そんな気分をザリラーの皆様にもお裾分け。

Cesario wins the 2005 American Oaks


今もなお、記憶に残る…
米国からのクリスマスプレゼントです(笑)


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Cesario Stakes

2006年12月07日 23時40分55秒 | 【シーザリオ】
既にご存知のかたもいらっしゃるかとは思いますが、
シーザリオに関してまた一つ嬉しいニュースが…


シーザリオがアメリカのレース名に


ハリウッドパークで行われる3歳牝限定の芝レースですが、その名も「シーザリオS」
早いもので、あのアメリカンオークスから既に1年以上経過したわけですが、それでもこうしてシーザリオの名が残っていくことはとても嬉しいことですね。
日本ではなく、海外それもアメリカでシーザリオの名を冠したレースが行われるということも、ホンのちょっぴり誇らしい気分にさせてくれます(笑)


引退した今もこうして、時折喜びを与えてくれるシーザリオ

そんな馬に巡り会えた幸運にあらためて感謝です…(T)



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シーザリオ…

2006年07月08日 02時48分20秒 | 【シーザリオ】
通算10勝…。

俺が「一口」を始めて約10年。
現在までに出資馬が挙げた勝利数が通算10勝。
これが多いのか少ないのかは別として(…まあ、少ないんでしょうね)、このうちの半分にあたる5勝はシーザリオ1頭が挙げたもの…。

シーザリオがデビューするまでは3勝のみ。
しかも内訳は未勝利戦が2勝と、500万の特別戦が1勝…。
華々しい活躍とは全く縁がなかったものの、それでも出資馬のレースには心を躍らせて楽しみにしていたものだった。
もちろん、こんな成績だったからOPや重賞で活躍する馬は憧れの存在だったし、当時活躍していた社台RHや大樹RCの一流馬に出資しているような人を想像しては自分との落差に少なからず落ち込んだりもしたものです。

それでも懲りずに「一口」を続けていたのは、いつかは自分の出資馬も大きな舞台で活躍するときがくるかも…という思いがあったからですし、出資馬が走るレースはそれがたとえどんな小さなレースであっても、他のレースでは味わえない緊張と興奮を感じられたから…。


そんな俺に唐突に夢を実現させてくれたのが、シーザリオ。

そのあたりの経緯は今までにも書かせていただきましたが、デビューから僅か半年の間で想像を絶するような体験をこの馬にはさせてもらった。
このシーザリオが活躍していた期間は、とても充実していた期間だったわけだが、その一方で頭の片隅には常に「今が俺の競馬人生のピークなんだろうな…」という思いが強かったし、シーザリオがいなくなった後のことを考えると「虚しい」思いに駆られるのも正直な気持ちでした。

(シーザリオでこれだけの体験をした以上、今後は出資馬がちょっと活躍したぐらいでは満足できなくなるのではないか?)
(ましてや未勝利戦や条件クラスのレースに今までのように一喜一憂するのがバカらしくなるのでは?)

シーザリオの活躍とともに、そのような不安も大きくなっていったように思います。


ところが、それは全くの杞憂でした…。


アメリカンオークス以後、休養に入ったシーザリオ。
その心の隙間を埋めるようにレグルスキッドが、クリスタルコーストが、レースに出走し幾度かの敗戦の後に勝利を挙げることができましたが、それらのレースはどれも新鮮でしたし、シーザリオ以前の興奮と緊張をもってレースを見守ることができました。

これは自分でも意外なことでした…。

自分は絶対、今までと同じようにレースを見ることはできないと思っていたから。
事実、無事ならシーザリオが出走していたであろう秋華賞でのラインクラフトやエアメサイアの活躍にはそこにシーザリオの姿を想像し虚しい思いに駆られましたし、有馬記念でハーツクライがディープを負かしたシーンでも、或いは香港国際競走の衛星中継でも、シーザリオがその場にいれば…という思いを捨てきれなかったように。

ただ、不思議と出資馬のレースではそういう気持ちにはならなかった…。

勝てば、素直に心の底から「よくやった!」と称える気持ちになれましたし、ただ単純にとても嬉しかった。
負ければ、そりゃあ悔しいけれど、「次こそは…」と新たに気持ちを切り替えて、次走に更に期待する…という今までと同じ感情になることができました。

良くも悪くも、既にシーザリオは「特別」な存在になっていたということなのでしょう。


シーザリオによって「勝つ」ことが当たり前になるのを俺は恐れていたわけですが、結果はむしろ、今まで以上に「勝つ」ことの難しさ、勝利を掴んだときの素晴らしさを教えられたように思います。

また、競馬は負けることのほうが圧倒的に多いという基本的なことを再度実感することで、あらためてシーザリオの偉大さを感じさせられるにつけ、シーザリオはやっぱり「特別」だったという思いが強くなりましたね。



2歳馬のデビューを間近に控え、期待に胸が高鳴ると同時に、一方では同じ2歳のこの時期にデビューすることなく引退する愛馬のことを考えていると、なんとも言えない気持ちになってしまいますね。
それでも「一口」に対する興味や情熱は一向に衰えませんし、こういうときにはシーザリオのことを思い出す習慣が身についてしまった…(苦笑)
シーザリオのことを考えていると、気持ちが癒されていく気がして…なんだか不思議です(笑)


引退して数ヶ月…。
いまだにシーザリオに教えられることは多いですね。(T)






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シーザリオ引退…

2006年04月06日 01時19分00秒 | 【シーザリオ】
右前繋靭帯炎で休養中の愛馬「シーザリオ」の引退が正式に発表されました。


昨日の近況報告で、「右前脚に腫れ……」との報告をうけ、それなりの覚悟はできていましたが………やはりショックは大きいです。


僅か1年余りの競走生活でしたが、その短い現役生活の中でシーザリオには本当に多くの夢と感動を与えてもらうことができました。願わくば2年であろうが、3年であろうが、再びターフに戻ってきてほしいという想いは強かったのですが、それももう叶わぬものとなりました…。

これ以上、シーザリオに望むのは「酷」と言えるかもしれませんが、彼女の与えてくれた「夢のような時間」が本当に夢の中の出来事だったような気がして……今は正直、胸の中にポッカリと穴が開いたような気持ちです。

と同時に、シーザリオには言葉では言い表せないほどの「感謝」の気持ちで一杯ですし、シーザリオと巡り会えた幸運にもあらためて「喜び」を感じたり、と……なんというか、様々な想いが心の中に入り乱れていて、今は上手く表現することができません…。


今後、シーザリオのようなサラブレッドに出会える可能性がないとは言い切れませんが、本当にシーザリオは俺にとって「稀有な存在」でした。


「男装の麗人 シーザリオ」


キザかもしれませんが、今夜は彼女のことだけを想って眠りにつきたいと思います。

……とは言ってみたものの、眠れるわけないよな~泣(T)



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最優秀3歳牝馬

2006年01月11日 00時11分15秒 | 【シーザリオ】
2005JRA賞が発表され、各部門の受賞馬が決定しました。
年度代表馬のディープインパクトをはじめ、大方の予想どおりの顔触れだったように思いますが、得票数を見てみると大接戦だったのが最優秀3歳牝馬。

結果的にシーザリオがラインクラフトを抑えて受賞したわけですが、俺としては素直に嬉しい・・・。
秋競馬を全休したシーザリオ、年間を通して活躍したラインクラフト。
それぞれ受賞に値する活躍だったと思いますが、ことインパクトという点においてはシーザリオの印象が上回っての今回の結果だったように思います。おそらく阪神牝馬Sの凡走がなければラインクラフトが受賞していたことでしょう。

今回の最優秀3歳牝馬、賛否両論があるかと思いますが、俺の立場でいえばそりゃあもう「シーザリオ」が受賞してくれて万々歳。
記者と違って公平に見ることができるわけがないですからね(苦笑)この馬に関しては・・・。
それでも本当のところを言うと、ラインクラフトに分があるんじゃないかな~と思っていました。父内国産は確実だろうと思っていましたけど・・・。
ともかく今は素直に喜びたいです。


当のシーザリオは年明けから運動を再開しているようですが、復帰は順調にいっても夏後半になるんじゃないかな?
どうも春競馬での復帰は難しそうな感じですね・・・。

元気な姿を競馬場で見れる日を心待ちにしております。(T)
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ネバーギブアップ

2005年07月24日 03時25分17秒 | 【シーザリオ】
やはりこのニュースを避けて通るわけにはいかないのであろう・・・。

「シーザリオ、右前繋靭帯炎発症」

俺がシーザリオ故障発生の噂を掴んだのは20日の水曜の夜であった。
ただ、その段階では公式発表もなくあくまで噂の域を出ていなかったため、何かの間違いであってほしいと一縷の望みを持っていたのだが・・・。
翌21日にキャロットHPで公式発表があり、現在に至っている。

検疫期間中ということもあり詳細はいまだ不明の部分が多く、シーザリオの状態や今後については徐々に明らかになってくるであろう。現段階で分かっていることは故障は右前の繋靭帯炎であることと、少なくとも2~3ヶ月の休養を要するということ。したがって今秋の出走は絶望的とみられる。

故障がどの程度のものなのか?この点が1番気になるところである。
現段階では軽度のものであるという見通しが一般的な見解であるようだが、この点については楽観視できないというのが正直な気持ち。これ程の実績を既に挙げている馬である以上、症状が少しでも重ければ「引退」という選択肢が頭をよぎる・・・。
個人的には繋靭帯炎というのは非常にやっかいな故障であるという印象があり、骨折とは違って完治が難しいらしい・・・。ネット上でも「復帰できたとしても競走能力に影響する」「再発の危険性が常に付きまとう」などの悲観的な意見も多く見られた。

確かに同じ故障に見舞われたヒシミラクルも復帰こそ果たしたものの全盛期の力を取り戻すことなく引退に追いこまれた・・・。
ましてやシーザリオは牝馬である。
復帰できたとして、牡馬の一線級と戦うことになるわけで非常に厳しい状況であると言わざるをえない。
やはりこのまま引退という可能性は捨てきれない・・・・・。


だが、それでも俺はシーザリオがターフに戻ってくることを願っている・・・。


いまは辛抱の時・・・。
それがたとえ困難なことだとしてもシーザリオなら乗り越えてくれる・・・。
そう思えるだけのものを今までのレースでシーザリオは見せてくれたではないか。
可能性がゼロではない以上、俺は諦めない。

ネバーギブアップだぜ、シーザリオ。
皆もそうだろう?(T)

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シーザリオinUSA(その2)

2005年07月09日 09時54分49秒 | 【シーザリオ】
シーザリオのアメリカンオークス制覇という快挙で幕を開けたこの1週間。
録画したレースVTRを何度も見ました。
巷でも評判になっていますが、現地の実況アナウンサーの

「ジャパニーズ スッパースター セィッザリオッ!」

のくだりは何度聞いても気持ちがイイ~。
映像とともに強烈な印象が残る名シーンとなりました。

レース内容については前回に振り返りましたのでそれ以外のことを少々・・・。

快挙達成後、結構いろんなメディアでシーザリオのことがニュースになっていたのには驚きました。
NHKのニュースでも取り上げられ、それを見た嫁の実家からも電話があったりして・・・。
テレビを見てたら突然、シーザリオが出てきたものだからビックリしたやろね。想像するだけでちょっと愉快な気持ちになります。
朝日新聞の夕刊にも1面で報じられたようで、俺の親父に新聞見せてもらおうと電話したら親父にもいろんな人から祝福メールがきたらしい・・・。(←あなた、出資しとらんがな!)
これもシーザリオ効果ってやつですか・・・。

今後もいろいろな特集が組まれたりしそうで、思わぬ楽しみが増えました。

主役のシーザリオのほうは7日に無事に帰国し、ノーザンファームで放牧に入るとのこと。
しっかりと休養をとってもらいたいものです。

さて、そんな中気になるのはシーザリオの今後のレースプラン・・・。

まずは十分な休養をとることが最優先ですが、状態に問題がなければ恐らくブリーダーズカップに向かうことになると俺は見ています。
調教師自身は挑戦する気満々ですし、騎手の問題も含めて海外遠征という方向で話が進むのは間違いないでしょう。
ネックになるのはオーナーサイドっていうか出資者の意見ってところでしょうか。一口会員の影響力がどこまであるのかは分かりませんが、海外遠征に消極的な意見も少なくはないでしょうね。
俺自身、もともとシーザリオには秋に期待していた部分が大きかったわけです。アメリカンオークス直後にもBCに行くのはやめてほしいと正直、思ったのも事実です。
しかし、レースを何度も見るうちに気持ちは海外遠征に傾いていきました。

今の心境は「是非、ブリーダーズカップに挑戦してほしい!」とまで思っています。

たしかに国内レースで、ラインクラフトやスイープトウショウとの対決、さらにはディープインパクトとの対戦を見たい気持ちもありますが、それ以上に世界の強豪と渡り合うシーザリオの姿を見たい気持ちが俺の中では大きくなっている。
賞金面を考えると国内優先は当然でしょうが、これだけの馬になった以上、夢を求めたい。
競馬ファンの声援を受けて、世界に挑戦するシーザリオの姿に魅せられてしまったわけですな。

さらに具体的に言えば、フィリー&メアターフではなくターフに出走してくれることを希望します。
どうせなら、より高いレベルで戦ってほしいと考えてしまうのです。

もちろん東海岸への遠征ということで今回の遠征よりもリスクは大きいでしょう。
シーザリオの状態が最優先されるべきですので、輸送と体調面がクリアされれば・・・という前提での話になりますが。

ともかく、世界を狙える馬にまで成長したシーザリオです。
どういう路線を進むにせよ、あたたかく見守っていきたいと思います。


余談ですが、アメリカンオークスの単勝馬券とレーシングプログラムが届きました~。

ありがとう!キャロットクラブ!
ありがとう!チーム・シーザリオ!
やったぜ!(T)
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シーザリオinUSA(その1)

2005年07月06日 01時48分13秒 | 【シーザリオ】
これがあるから競馬はやめられない・・・。

シーザリオが「アメリカンオークス」を圧勝しました。
昨日から競馬関連の話題は「シーザリオ」一色になっています。スゲ~よ、ここまで盛り上がるとは・・・。
それだけインパクトのあるレースだった。
それに加えて、日本馬初の米国GⅠ制覇などといった歴史的快挙も重なってなんだかエラいことになってます。

レース当日、俺はグリーンチャンネルで生中継を見ていたわけなんですが・・・波乱の幕開けでした。
というのも大阪は大雨でスカパーの電波が途切れやんの!
発走直前になってなんとか普通に見れたものの、歴史的瞬間を見逃すところだったわけよ。泣きそうになったわ。

で、シーザリオが度肝を抜く圧勝劇をやってのけたわけですが・・・痺れたね。
最高のレースをしてくれたと俺は思う。
好スタートから即3番手の絶好のポジショニング。これで勝負アリって感じでしたね。
バックストレッチでは、シーザリオの青毛の馬体が光輝いて非常に印象的でした。
そして何といっても馬なりで先頭に踊り出た3コーナーのシーン・・・。ゾクっとしましたね。
俺はこの3コーナーの場面が強烈に脳裏に焼き付いている。
あとは圧巻の独走劇となりました。

いや~、ここまでの走りをするとは・・・。
正直・・・思ってた!
不利さえなければ圧勝もアリと・・・。
ただ、この大一番でこれだけ完璧なレースをできるとは驚きました。そして福永騎手の手綱捌きに魅せられました。
前回のレース展望で福永&シーザリオのコンビについて語った俺の見立ては間違っていなかった。
シーザリオには福永こそが相応しいと改めて実感しましたね。


レース後、現在に至るまでに様々な記事やブログを見てきました。
そして改めてシーザリオがやってのけたことの重大さを実感しているといったところです。
今回のアメリカンオークスはまさしく「快挙」といってよいでしょう。
記録的な面もそうですが、なによりレース振りが素晴らしいものでした。
レースのレベル云々の問題ではなく、3歳牝馬がアメリカまで遠征してこれだけのパフォーマンスを披露した事実。
そして、現実に幾多の日本馬が成し得なかった米国GⅠを初めて制したという事実。
これらは生涯、消えることのない勲章です。

このブログを始めた当初、シーザリオについて書かれたブログは数えるほどしかありませんでした。
それなら俺がシーザリオについて書いてやろうと立ち上げたわけですが、いまやシーザリオ関係のブログは膨大な数にのぼります。
俺ももともとはシーザリオのことを書かれた記事が読みたかったわけで・・・今の状況は非常に嬉しい・・・。
当ブログを見ている人も大半が俺と同じようなことを思っているのではないでしょうか。

もはやシーザリオは出資馬だから応援するというレベルの馬ではなくなりました。
日本の代表として今回のアメリカンオークスに出走し、様々なファンの声援を受け見事に勝利を掴んだシーザリオの姿は改めて競馬のもつ魅力を再認識させてくれました。
今となってはシーザリオという1頭の馬をデビュー戦から見届けてこれたことがとても嬉しく思います。
(もしよければ過去にシーザリオ新馬戦、寒竹賞・・・なども書いているので見てもらえれば俺の心境の変化も分かるかと・・・)

とにかく、シーザリオとともにいくとこまでいこう。
続く~。(T)
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アメリカンオークス

2005年07月03日 04時49分32秒 | 【シーザリオ】
シーザリオが挑戦する「アメリカンオークス」が直前に迫ってきました。

輸送、検疫を無事にクリアし状態も良さそうとのことで万全の態勢でスタートを迎えることができそうです。
あらためてこの馬の精神力に感心させられました。と同時に初の海外遠征で理想的な仕上がりに持ってきた陣営も見事だと思います。現地での評判も上昇しているようですし、期待は高まります。

ただ、一筋縄ではいかないのが海外レース。
他馬との力関係についても正直、やってみないと分かりません。
ジョッキーもアメリカの有名どころが顔を揃えていますし、福永騎手を不安視する意見も少なからず目にします。
しかし俺は福永とのコンビがシーザリオにとってはベストであると確信している。
オークスの逆境をくぐり抜けたシーザリオと福永の信頼関係は他馬にはない大きなアドバンテージとなるに違いない。
俺がこんなことを言うのも可笑しな話だけれども、先日の祝賀会での福永騎手の話や最近のコメントから察するに彼の精神状態はいま最高に近い状態にあることが感じられた。大きな事を成し遂げる、そんな男の雰囲気が漂っている・・・。

相手関係に話を移すと、最有力候補と目されているのが4戦4勝のメロールアインダ。
ディアデラノビアの従姉妹ということでも話題になっている同馬だが真の力は如何ほどのものか掴みきれない部分が大きい。強い相手との対戦も今回が初めてのようで、少なくともシーザリオが太刀打ちできないような相手ではないだろう。
このメロールアインダ以上に俺が気になる相手がスリーディグリーズ。
戦跡などからこの馬が1番の強敵になるような気がしている。スピード、勝負根性ともになかなかのものを持っているようで混戦になるほど力を発揮するような不気味さがある。(あくまでも想像だが・・・)
シーザリオを含めて、この3頭が上位に評価されているようですがそれ以外のメンバーもなかなかのものではないでしょうか。
ヨーロッパ勢に関してはシルヴァーカップが最上位の評価みたいですが、それよりもアメリカ勢を警戒すべきだと思いますね。メモレッテ、ルーヴァンあたりは1発があっても驚けないような存在ではないでしょうか。
いずれにしても、昨年のメンバーよりも強力なメンバーであるのは間違いないでしょう。

だからこそ、シーザリオの挑戦が俺には大きな意義があるように思える。
ベタな表現になるが、日の丸を背負って戦うシーザリオの姿に少なからず熱いものがこみ上げてくるのです。
海外遠征、世界への挑戦ってやっぱ、こうじゃなくっちゃね。
あ~行きたかったな~ハリウッドパーク・・・。

ともかく異国の地で戦う「チーム・シーザリオ」に幸運を・・・。
カリフォルニアからの朗報を待つ!!
そして記念単勝馬券も待つ!・・・できればレープロも・・・。(チーム・シーザリオの皆さん、よろしく!)(T)
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オークス観戦記

2005年06月05日 10時39分28秒 | 【シーザリオ】
改めてオークスの観戦記である。
では・・・。

オークス当日。
府中には9時半ごろに到着。6年ぶりの府中だったわけだが新スタンドって結構よかった。
一般席でレースを観戦してたのだがレースが見やすいし馬券も買いやすかった。
その日の俺は普段見ることのない関東の平場ということもあり、3連単発売レースまではほとんど馬券を買いませんでした。例によって「じんこう」をはじめとするシーザリオ仲間と観戦していたわけですが、最初の注目レースは中京7R・レーゲンボーゲンの出走するレースでありました。一緒に観戦していた仲間のうちの何人かが出資しているレーゲンボーゲンだけに応援の意味もこめて単勝1000円を購入。・・・結果4着。とりあえず慰めの言葉をかけつつ続いて東京の8Rへ・・・。カーネーションC、ここには俺がオークスで狙っていたパーフェクトマッチが出走ということもあり一目見ようとパドックへ。アホみたいに人気してましたな。馬を見ても特にどうってこともなかったし馬券は買わずレースへ。普通に勝つだろうって余裕で見てたら・・・あらら。スムーズな競馬の割に全然伸びませんでしたね。
それ以外のレースは特に印象に残っておりませんのでここからはオークスの話になります。

まずはパドック。
最前列で見ていたのですが、シーザリオに関してはいつもと同じように凄く良く見えました。
桜花賞との違いとして今回のほうが幾分落ち着きがあった印象も受け、馬体重が増えていたことにまずは一安心。対照的だったのがディアデラノビア。周回ごとに入れ込みが激しくなっていったように思います。
他ではエアメサイア、レースパイロットの2頭が好印象。特に前者は体重も増え、面子の効果か落ち着きもあり出来に関しては最高だったと思います。あとはジェダイトの発汗が目についたのを覚えています。
実をいうと馬券はパドックの前に購入済みだったのですが、俺はエアメサイアを軽視していました。それだけにメサイアの状態の良さは気になりました。
馬券的にはシーザリオ・ショウナンパントルの2頭を軸に3連単で少々・・・。内心、当たる気はしなかった。

でレースを迎えたわけですが、正直にいうと桜花賞の時よりもスタート前は緊張しましたね。負けるわけがないと思いつつも、そう思えば思うほど緊張したことを覚えています。
スタートをいつもよりゆっくり出たシーザリオ。すかさず好スタートを決めた隣の武豊に前に入られいきなり後方のポジショニング。非常にやばいと思いました。さらに追い討ちをかけるように想像以上の超スローペース。にもかかわらず、すぐ外を横山典ジョウノビクトリアに蓋をされる形で動くに動けないシーザリオ。ついにこのままの位置取りで四角へ・・・。
俺も好位抜け出しを想像していたわけですが、まさに最悪の展開でシーザリオは直線に向かうことになったわけです。
なんとか前が開くことを祈りつつターフビジョンを見ていたところ、ピューマカフェが外に膨れシーザリオの前にスペースが!
唯一、俺が叫んだ場面でした。

「開いたー!来い!シーザリオ!」

早めに抜けだしたエアメサイアとエイシンテンダーが内で粘る。
真ん中からはディアデラノビア。そしてそこに襲い掛かるシーザリオ。
ここからは迫力のある追い比べでした。

レース前、切れ味ではディアデラノビアには敵うまいと俺も思っていた。
それが目の前ではディアデラノビアを捕らえようとするシーザリオという光景が・・・。
なにか現実ではないような錯覚さえ覚え、俺は声を出して応援することすら忘れてその光景を見ていました。
シーザリオの進路が開いた時点で不思議と勝利は確信できました。間違いなく届く確信を持ちました。それなのにディアデラノビアを差し切る目の前の現実は俄かには信じがたかった・・・。
なんとも不思議な気持ちでした。その気持ちはレース後もしばらくは消えませんでした・・・。

こうしてついにシーザリオがオークスを制覇しました。

一緒に観戦していたみんなで喜びましたが、正直実感が湧きませんでした。
今まで出資馬がレースに勝つことの難しさ、いやレースに出走することの大変さを身をもって体験してきただけに自分ではシーザリオのGⅠ制覇は夢のような出来事でした。
嬉しいといった喜びの部分よりも、「凄い」「本当か?」という驚きに近い感情が大部分を占めていたように思います。

ともあれ、その後は会員や関係者の方々のところでゼッケンと写真に収まったりなんかして嬉しかった。
アメリカンオークス出走などの話も聞け、この先もさらに楽しみが持てることが最大の喜びです。

今はただ、シーザリオに畏敬の念を抱くとともに感謝の気持ちでいっぱいです。
どうか無事に今後の競走生活を送ってくれることを祈るばかりで・・・。
そして、祝福のメッセージをくれた方々、本当にありがとう。
今後も応援よろしくね。(T)

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