Le Petit Prince

星に願いを…

アイポッパーが熱いぜよ

2005年04月27日 01時57分32秒 | 競馬全般
思えば一年前の天皇賞当日・・・。
淀のスタンドで俺は幻の天皇賞馬を見ていた・・・。

烏丸Sを圧勝したその馬の名は「アイポッパー」

一年の雌伏を経て彼は正真正銘「天皇賞」の晴れ舞台に立つ。
生粋の京都巧者。斬れるステイヤー。
ここで狙わずどこで買う?てなもんで・・・。

第131回天皇賞(春) ◎長距離一筋アイポッパー である。


それはともかく、今年の春天も面白いメンバーが揃った。
淀の3200mにフルゲート18頭。ここ数年の傾向として春天・菊といった長距離戦はスタミナのある馬が鎬を削るレースを展開しており、短距離とくにスプリント戦が性に合わない俺は大変満足している。
この流れを作った立役者、角田@ヒシミラクルが健在なのもうれしい限り。
とりあえず簡単に俺の馬券候補の精鋭たちを挙げておこう。

アイポッパー&ヒシミラクル・・・春天御用達サッカーボーイ産駒の2頭。
リンカーン・・・まあ、無難に。
サクラセンチュリー・・・ローレル産駒。この馬も淀向き。
シルクフェイマス・・・マベサン産駒。(俺、マーベラスサンデー大好きなのさ)
トウショウナイト・・・コイツは強いよ。

ざっと見たところこの辺りを中心に馬券を組み立てることになるでしょう。

さあ、今週は久々に淀に出陣といこうではあ~りませんか。
アイポッパーの魂の走りが見れるぜよ!(T)
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フローラ回顧&オークス展望

2005年04月25日 22時55分45秒 | 競馬全般
「ディアデラノビア3度目の正直なる」

チューリップ賞、フィリーズRと2度の桜TRで桜花賞の出走権を逃したディアデラノビアがオークスTRフローラSを制覇。ついにGⅠの舞台に立つ。2着にも人気を分け合ったレースパイロットが入り、俺の馬券は紙屑と化した・・・・・。

オークスのTRとしてはまだスイートピーSが残ってはいるが、フローラSの回顧を含めてオークスの展望をしてみたいと思う。

では、フローラSの回顧から。
・・・・・と、その前に一言だけ言わせてもらおう。

「石崎! なめとんのか!!」

え~、パーフェクトマッチからの馬券を買っていた者の気持ちを代弁させていただきました。

気を取り直して、まずは勝ち馬ディアデラノビアから。
パドックを見た感じでは可もなく不可もなしといった印象。ただ返し馬を見た段階でこれはいかにも掛かりそうに思えたが、そこは鞍上武豊。道中うまくなだめて折り合いをつけ最後の爆発的な末脚を引き出す好騎乗。この馬にとっては最後の直線を迎えるまでが最大のポイントであり、今回のような乗り方がやはりベストなのであろう。したがって乗りこなせる騎手、さらには戦法が限定される点が本番ではマイナス要素として挙げられる。もうひとつの懸念材料として、桜TR連闘のツケ(今回の府中遠征もその一つ)が個人的にはどうしても引っかかるため、たとえ本番武豊が乗ってきたとしてもヒモ候補の1頭までの評価。

続いて2着レースパイロット。う~ん、どうなんでしょう?正直、俺はこの馬の力を掴みかねている。
馬自体はまだまだ完成されているとは思えず、本番までにどれだけ成長するかによって評価は変わってくるでしょう。本番でも恐らく今回と同じような位置取りでレースをするはずでそういった面ではエアメサイアと同等と俺は見ているが・・・。メサイアともどもあくまで有力な2着候補といったところか。

3着アスピリンスノーについては触れなくてもよいでしょう。ピサノグラフを押さえた今回のレースが最大の見せ場だったのでは。ピサノグラフに関しても距離延長になる本番では今回以上の評価は難しい。となるとやはり・・・・・パーフェクトマッチ。
もったいないことをしたもんですな。最後の直線の走りには目を見張るものがあったし本番でも好勝負間違いないと俺は思うが出れないものはしょうがない。ただし、俺は惚れたと言っておく。

以上のことを踏まえたうえでオークスの展望に移りたい。

フローラ組で食指が動くのはレースパイロットぐらいなもので、あとはやはりレベルの高い桜花賞組の中から距離が延びて台頭してくる馬が焦点になってくる。当然、筆頭はエアメサイアになるのだろうがこれとてあくまで2着候補の筆頭といった位置付けであり、そういった面から考えると候補は他にもいる。俺が考えているところではアドマイヤメガミ、ジョウノビクトリア、ライラプスあたりと権利が取れた場合のダンツクインビー。これらの馬が混戦の2着争いといったところか。

まあ、順調に行けばシーザリオがオークスを制覇する可能性はかなり有力な確率であろう。(微妙な言い回しになるのは許してちょ。)

結論・・・。
馬券的にはシーザリオから人気薄。
これで行く。

最後に、ラインクラフト!今からでも遅くはない、樫に出て来い!
桜のように2頭で樫を盛り上げようぜ!(T)

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春競馬~フローラS~

2005年04月24日 04時28分54秒 | 競馬全般
競馬のシーズンといえば春と秋。
その違いを俺なりに考えてみた。

春競馬といえばダービーを頂点とするクラシック世代中心の競馬。
一方、秋競馬はというと3歳馬と古馬の対決をはじめ、その年のチャンピオンを巡っての戦いが
繰り広げられる・・・。簡単にいうとこんな感じかな。

競馬をはじめた頃の俺は断然、春競馬の方が好きだった。季節的にも緑の芝生が青々と生い茂って
いる中での競馬は爽快な印象があって・・・。
それがいつの間にか秋競馬の方が気分が盛り上がっている自分に気づいた。
春に活躍していた馬よりも秋に活躍した馬の方が印象に残るっていうのもある。
あるいはひと夏を越えて本当の力がついた者同士の勝負のほうがおもしろいって感じられるように
なったのかも知れない。

特に個人的にここ数年はこの傾向が顕著だった。
はっきり言って競馬場より野球場に行ってることのほうが多かったと思う。

今年は全然違うね。

クラシックがおもしろい。
もちろん秋以降の競馬も今から楽しみだけどそれよりも今、春競馬がすげ~楽しいね。
その理由は・・・・・言うまでもないか?

前フリが長くなりましたが、今日行われるフローラS。
これも非常に興味深いレースである。
オークスへ向けての重要な一戦。桜花賞2着のシーザリオの相手となりうる馬が現れるのか否か。
このレースでオークスの行方は、ほぼ占えると言えるでしょう。

とりあえずフローラS、俺の見解を示そう。
人気はサンデー産駒たち・・・レース、ディア、ピサノの3頭が集めるのは間違いない。
中でもレースパイロット、ディアデラノビアの2頭は本番のオークスでも上位人気しそうな存在であり
出走権をかけて万全の態勢云々・・・といった記事を目にすることが多かった。

俺は疑問に思う。

オークスの出走権にこだわっている2頭だが(ピサノをいれて3頭か?)ここで権利獲りに必死に
ならんでもオークス出れるでしょ・・・800万あれば。無理なん?桜花賞なんかは出したい馬が
多いと思うけどオークスはそんなにおらんでしょ。下手したらフルゲート割るんちゃうん?
もし、本気で仕上げてたら逆に本番で期待できないし今回は余裕残しの仕上げである可能性が高い
と俺は見る。
むしろ本当に勝負がかかっているのはパーフェクトマッチ、アルフォンシーヌあたりの400万組
のほうだろう。特にパーフェクトマッチなんかはオークス向きっぽいし、そういう使われ方をしているし
絶好の狙い目と見た。

以上のことから、今回はレースパイロット、ディアデラノビアを俺は軽視する。(ピサノは怖い)
馬券はパーフェクトマッチ中心で組み立てる。相手にセリーナトロフィー。
まあ、ここでレース、ディアが楽勝するようならオークスでも怖い存在になるでしょう。
後ほどレース回顧でもしてみましょうか・・・。(T)
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皐月賞ゲットなり~

2005年04月19日 02時15分49秒 | 競馬全般
ディープインパクトの強さだけが際立った皐月賞。
この馬の凄さについては、あらゆる媒体で様々な解説を目にすることになるだろうから
俺が触れるまでもないであろう。

ということで今回は俺個人の馬券の話である。

表題のとおり無事、皐月賞ゲットでおます。
どのようにして俺が皐月賞、三連単&三連複のダブルゲットに至ったかの詳細は省くとして
この土日で俺が的中させた馬券を報告しておこう。(基本的に三連単発売レースのみ)

まず土曜日から
 福島10R 三連単7140円
 福島11R 三連単24060円
続いて日曜日は
 阪神8R 三連複17170円
 阪神9R 三連単2660円
 中山9R 三連単6220円
 中山11R 三連単70780円
        三連複14280円
 中山12R 三連単10470円

まあ、中にはショボイ馬券も含まれているがなかなかの成果があったといえる。
不思議なもので俺の馬券の的中率というのは三連単が最も高い。次いで三連複。
したがって三連単がJRAに導入されて以降、俺の馬券は大幅な黒字を計上している・・・はず。

今回の皐月賞に関しても馬連時代であれば恐らくディープを蹴飛ばして討ち死にしていたであろう。
しかし三連単であればディープをヒモで押さえることが可能。この辺が的中率が上がっている理由
ではないかと分析する。

話を皐月賞に絞ろう。
俺の本命はアドマイヤジャパンであった。以前このブログの中でアドマイヤジャパンを軽視する内容
のことを書いていた気もするが、よくよく皐月賞を検討してみた結果この馬が1番軸としてはふさわしい
存在という結論に至ったわけで・・・。この馬を1頭軸にしてのマルチでの勝負に賭けたのだよ、俺は。
相手にはレコルト、ビッグ、ペール、シックス、ディープを選択。これらプラス押さえとして三連複で
フジ、コンゴウ、タガノを付け足してというのが俺の馬券であった。そして見事的中。

俺はこの馬券、ディープではなくアドマイヤジャパン軸で獲ったというところに価値があると自分では
思っている。(そう思っているのは俺だけだろうが・・・)あえて困難な道を選びそして俺はそれに勝利
したのである。もっともシックスセンス軸で獲った猛者の方が遥かに凄いが・・・。

そして俺はここに宣言する。

今年の三冠はすべてディープインパクト以外の馬を軸にして馬券をゲットすることを!

皐月賞を制し三冠へ挑むディープインパクト。
立場は違えど俺も三冠に挑戦しようではないか。
ディープよ!俺の挑戦を受け止めよ!(別にディープが勝っても馬券が当たればいいんだけども)

この壮大なる戦いの結末やいかに・・・。(T)


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シーザリオの桜花賞(後編)

2005年04月16日 14時48分31秒 | 【シーザリオ】
では桜花賞回顧の続きです。


前回は今年の桜花賞に対する俺の見解で話が終わったので、本馬場入場に話を戻すことにする。

この本馬場入場。あとでビデオを見て思わず笑ってしまったのがアドマイヤメガミ!
入場曲に合わせて華麗なステップを踏んでいたよ。あんなの初めて見た・・・。
変テコなチークピーシズといい、この馬こんなキャラやったっけ?ちょっと惚れた・・・。

で、いよいよ桜花賞のスタートを迎えたわけである。
とにかくスタートさえ無難に切れれば好位で流れに乗ってスムーズな競馬ができると俺は考えていた。
実際、好スタートを決めたシーザリオ。思い描いたとおりあっさり4,5番手をキープできたように思えたが
好事魔多し・・・。ターフビジョンに先頭集団が映された瞬間、デムーロにカットされたシーザリオが手綱を
引き見る見るうちにポジションを下げていく。
一方でラインクラフトの方は果敢に先行するモンローブロンドの空いたスペースを利用し5,6番手という
絶好のポジショニング。本来シーザリオがいるはずの位置にラインが・・・。
馬群に包まれ前方に推し進めることができぬまま、シーザリオは3~4コーナーへ。

シーザリオにとって唯一懸念していた展開になり非常に苦しい状況の中、それでも俺は密集する4コーナー
を映したターフビジョンの映像に一筋の光明を見出していた。
馬群に揉まれ併走するペニーが戦意喪失し後退していくのとは対照的に闘志を露にしたシーザリオの姿が
そこには映し出されていた。前方が壁になり行き場がない中、自ら空いているスペースを探すシーザリオ。
その姿を見た瞬間、俺は誰よりも早く叫んだ!(←多分・・・。)

「行けー!シーザリオー!行けー!」
ほんとは軽やかにこう言いたかった。
「Go!シーザリオ、Go!」

馬群を割ってシーザリオが伸びて来る。
初めて見る闘志を剥き出しにしたシーザリオの走りに俺のボルテージは最高潮に達する。
「差せー!差せー!差してまえー!」
興奮した俺はベンチに飛び乗って叫んだ。そして隣ではO君もベンチの上で叫んでいた・・・。
そんな俺たちの熱い思いを乗せてシーザリオは確実に先頭との差を詰めてくる。

残り50mあたりで俺は差しきれると思ったが、やはりラインクラフトも強かった・・・。
俺たちの絶叫も空しく結局アタマ差届かずゴール。
結局、道中の位置取りの差が最後に響いた・・・。

レース後、吉田稔の騎乗について賛否両論があったようだがそれはあくまで結果論。
俺が言えることはただ一つ。
「シーザリオはマジで強かった」
それで十分ではないだろうか。
レースを見た誰もがこう感じたはず。最高に輝いていたのはシーザリオの走りだったと・・・。


こうして鮮烈な印象を残し、シーザリオの桜は散った・・・。


正直に言って、俺は今回のシーザリオに感動した。
今までにないペースの中で苦しいレースを強いられ、それでも披露した怒涛の末脚・・・。
走るたびに新たな一面を見せるこの馬に底知れぬ可能性を感じずにはいられない。

進化するシーザリオ。
この先にはどんな未来が待っているのだろうか・・・・・。


最後に余談を一つ。
桜花賞の馬券は見事に外した俺だが、最終レース3連単412倍をゲッチュ!
少し気持ちが癒された俺に一言いわせてくれ。

「吉田稔・・・グッジョブ!」(T)







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シーザリオの桜花賞(前編)

2005年04月14日 02時15分47秒 | 【シーザリオ】
桜花賞から数日が経ち、競馬好きの関心が皐月賞へと移っていく・・・

今、改めて振り返るドキュメント「2005年桜花賞・シーザリオ」。
俺の競馬人生のハイライト。その一部始終を語ろうか。


愛馬シーザリオが桜花賞へ出走する前日の土曜日。
シーザリオの出資仲間でもあり、さらにはペニーホイッスルの名付け親でもある「じんこう」クンが
ホルモン焼きと東京ばななを手土産に我が家にやってきた。
彼は桜花賞愛馬2頭出しという快挙を達成しただけではなく、シーザリオの全てのレースの口取りまでも
経験している。さらにはもう1頭の出資馬ビリーヴザミラクルも新馬勝ちをしていて、現3歳出資馬が
すべて新馬戦勝利。その3頭だけで8戦6勝(2着2回)という飛ぶ鳥を落とす勢いの男である。
そんな彼とシーザリオのこれまでのレースVTRなどを見つつしばし桜花賞談義。

夜には嫁さんの家族までもがはるばる大阪までやってきて、翌日にはじんこうクンを含めてちょっとした
シーザリオ応援団を結成しての桜花賞観戦と相成ったわけでございます。

レース当日は朝7時にじんこうクンと十三駅で待ち合わせ。俺ら二人が競馬場へ先乗りして、ターフビジョン
前の席を10席ばかり陣取り。じんこうクンの知り合いでもあるこれまたシーザリオの出資者などが昼前に
合流し俄かシーザリオ応援団は桜花賞を迎える準備万端となりましたとさ。

そんなことはさておき、この日はじんこう(以下敬省略)と行動をともにしていた俺。
まずは桜花賞記念Tシャツを購入に行ったさ。2枚買ってもうた。
で、ターフィーショップから出てきたらじんこうの知り合いのシーザリオ出資者が新たに1名。
(何人おるんや?)と思いつつ交流を温め、健闘を誓い合う俺たちであった。

まっ、そんな流れで桜花賞を迎えるわけであるが馬券は正直どうでもいいやって俺は思ってた。
真剣に予想もしてなかったし、当初はシーザリオ1着固定の3連単総流しの馬券を買うつもりでいたし。
(ちなみにコレ272点買いになります。)
ところがレースが近づくにつれて、俺の中の予想魂が黙ってはいなかった。
で結局こんな馬券を買いました・・・。

シーザリオ&アドマイヤメガミからの3連単マルチ。
相手にデアリング、ダンツ、ライラプス、アンブロ、ライン。
あとアドマイヤとデアリングからの馬券を少々。(←シーザリオはどこいってん!というツッコミはなしよ。)
ちなみにじんこうはペニーからもしこたま馬券買ってた。(2頭出しもつらいものがあるね。)
あと「かおぽん」はシーザリオの単1万円という大勝負!(←本人談)
「ひろ」はシーザリオ&デアリングから3連単流しってしきりに言うとったな。(お前、獲ったんちゃうん?)

9Rの忘れな草賞を見たあとは、速攻でパドックに移動。
写真やビデオは他の人に任せといて(いつもですが)俺らは前列へと人込みを掻き分けて進んだ。
するとシーザリオのデビュー戦で一緒に口取りをした人らが何人かいた。挨拶も早々に出走馬の登場を待つ。
ようやく現れた出走各馬。ちょうど阪神のパドックには桜の花びらが舞っていて最高の風情やったな。
シーザリオは気合が乗っていて、今までとは一味違う仕上がり具合。正直、こんなシーザリオは初めて見た。
1頭だけ自分の世界に入っているような感じ。周囲を見渡すこともなく集中して黙々と周回を重ねていく。
一方、最大のライバルであるラインクラフトはしょぼっかったね。
ただこの平凡さが逆に不気味に思えたのも事実。じんこうともそのようなことを話していたのを覚えている。
あと、デアリングがやっぱ良く見えたね。1400がベストの馬やろうけど、デムーロが残り1ハロン粘らせる
かもって話もしてた。

パドックが終われば本場馬入場。
ダッシュで俺は観客席に戻った。そしてこの時点でシーザリオが1番人気に・・・。
ついにシーザリオの評価がそこまできたかと思うと感慨深いものがある。
と同時に自分の愛馬がGⅠで人気を集めるということに不思議な感覚を覚える。
桜花賞を迎える前に何度も感じた気持ち・・・。
競馬を始めたころに感じた気持ち・・・。
こんなに期待と不安の入り混じったスタートを迎えるのは久しくなかった。
いみじくも「じんこう」が語った言葉が印象に残っている。
「このレースが終わった後に待っている現実・・・好走すれば次にも希望が持てる。
 だけど惨敗したら・・・万一、アクシデントがあったら・・・そんな不安が常にある。」
確かペニーホイッスルについて彼がいつもレース前に思うことについて語った言葉だったと思う。

俺が常々、桜花賞というレースに抱く儚い印象。
桜花賞というレースは早熟馬にとっては集大成のレースであり、ここが唯一の大舞台である馬も少なくない。
一方でこのレースをステップにさらに本格化していく馬もいる。
距離に限界のある短距離血統の馬とさらに距離が延びて良くなっていく馬が交錯するレースでもある。
後者にとっては凡走しても次への希望が見出せるが、そうでない馬のほうがやはり多い。
今回で言えばペニーが前者にあたり、シーザリオは後者にあてはめることができる。
じんこうにとってはペニーの桜花賞というのはそれ程の意味を持つレースでもあったわけである。

俺が描いた今年の桜花賞というのは少し違っていた。
2歳戦から世代のトップを走っていたラインクラフト。俺はこの馬の成長力に疑問をもっていた。
一方でクラシック直前になって表舞台に登場したシーザリオ。俺はシーザリオは晩成とはいわないまでも
さらに成長する余地を残している馬だと思っていた。その2頭の描く曲線が交錯するのがこの桜花賞。
桜花賞前の時点ではラインの方が明らかに上におり、オークスあるいは秋の時点では恐らくシーザリオの
方が上にいると考えていた。この2頭が五分の勝負を繰り広げる唯一の舞台が今回の桜花賞になるであろうと。
そして現時点でシーザリオは既にラインを逆転しているのか否かというレースだろうと・・・。


話が長くなったので、続きは次回に・・・。(T)

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桜花賞に向けて

2005年04月08日 02時52分38秒 | 【シーザリオ】
近年まれに見る混戦ムードの桜花賞の枠順が決定した。

シーザリオは4枠7番。

その他の人気どころが軒並み外寄りの枠に入ったのを考えると、
またさらに人気を集めることにもなりそうである。

阪神マイルの外枠は不利と言われて久しいが、実際は外枠の馬でも結構上位に
来ているし外枠というだけで嫌われる面もあって回収率なんかはむしろ外枠の方が
よかったりする。ただ今回のレースを考えるにあたって枠順の及ぼす影響は大きいと
俺は考えている。やはり「外枠不利」であろうと。

今年の桜花賞は俺にとって、馬券的な見方をすることはできない。
とにかくシーザリオがどんな走りをみせてくれるのか。
言い換えればシーザリオだけに注目するレースであり、今までGⅠをこのような視点で
見る機会はなかった。
自分の立場、視点が変われば普段気にならないことが気になったり、今までなかった
ような感情が表れたりして、自分でもこの微妙な変化を楽しんでいるといったところか。

今日、今回の桜花賞の追い切りをTVで初めて見た。
シーザリオに関しては前回のフラワーCの時の方が印象は良かった。
だからといって評価を下げるというレベルではなく、期待感はむしろ前走以上である。
正直に言って、他の馬のことはあまり気にならない。
こんな風に思えることが自分でも不思議であり、違和感を覚える・・・。

揺れ動く心情の中で考えている俺の現時点での予想は・・・
 シーザリオ
 アドマイヤメガミ
 デアリングハート
 ライラプス     といったところか。


決戦の日は刻一刻と近づいている。
レース当日、俺はどんな気分でその場にいるのだろうか。
第65回桜花賞。記憶に残るレースになる予感・・・。(T)



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思い出の桜花賞(その③)

2005年04月03日 14時17分55秒 | 競馬全般
シリーズ「思い出の桜花賞」。
ここのところ、仕事がハードだったため更新できず・・・。

明日からは個人的にシーザリオ一色の一週間になりそうですので、今回は総集編ということで
まとめて振り返っておきたいと思います。

1997年(優勝馬キョウエイマーチ)
 俺の本命はホーネットピアスだった。(本命予定だったダイイチシガーが確か除外だったため)
 レースの記憶はほとんどない。何故なら雨中の中での観戦でスタンドからは傘しか見えなかったから。
 ホーネットピアスが一瞬いい脚を見せたとこだけ見えたなあ~。

1998年(優勝馬ファレノプシス)
 俺の本命はエイダイクインだった。生で見た赤松賞から追いかけていたっけ。
 メンバー的にもおもしろい桜花賞だったと記憶している。当日は花粉症が酷くて鼻水たらしながら
 観戦。本命のエイダイクインは敗退したがファレノーロンドンブリッジの馬連は何故かゲット。
 俺の中での満足度は結構高い桜花賞のひとつ。

1999年(優勝馬プリモディーネ)
 俺の本命はトゥザビクトリーだった。この年も前年に引き続きおもしろいメンバーが揃っていて
 楽しめた桜花賞だった。テレビ観戦となったのだが何故競馬場まで行かなかったのか覚えていない。
 ちなみに馬連ゲット。今年のシーザリオはこの年のトゥザビクトリーに若干被る部分が個人的にあり。

2000年(優勝馬チアズグレイス)
 記憶になし。当日は仕事だったし、この2000年は個人的に私生活が忙しかったこともあり競馬から
 離れていた時期だった。

2001年(優勝馬テイエムオーシャン)
 俺の本命は断然ムーンライトタンゴ。何故断然かというと歴代牝馬の中でも大好きだった馬だから。
 ダンス産駒のブレイクはこの馬から始まったと俺は思っている。ムーンライトタンゴについては別の
 機会に改めて書きたいと思う・・・。ちなみに馬券ゲット。

2002年(優勝馬アローキャリー)
 俺の本命は・・・覚えていない。スマイルトゥモローかキョウワノコイビトか・・・すんません、記憶に
 ございません。唯一覚えているのは「かおぽん」の本命がアローキャリーであったこと。

2003年(優勝馬スティルインラブ)
 俺の本命はヤマニンスフィアー。自信あってんけどなあ~。騎手の騎乗にムカついた記憶が・・・。
 ただこの年は阪神タイガースに命を懸けていた勝負の年であった為、身も心も甲子園に捧げていた。
 「ひろ」はスティルに惚れ込んでイイ思いしてたよな。

2004年(優勝馬ダンスインザムード)
 俺の本命はダイワエルシエーロ。ただ枠順見たときに悪い予感はしていた・・・。
 レースはダンスの強さだけが際立っていたし、その印象しかない。
 ちなみに俺はダンス無印でした。

そして2005年、春。
 かつて経験したことのない桜花賞を俺は迎える・・・。
 縁あって巡り合えた「シーザリオ」という牝馬。
 俺には応援することしかできないが、当日は精一杯の声援を送ろう。
 しっかりとその勇姿を瞼に刻みながら・・・・・。(T)



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