明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

憧れの地・シカゴへ出発!

2007-06-05 12:37:06 | 生活
忙しい。

明日からシカゴへ旅立つので、私も彼もとにかく忙しい。
旅の準備もあるけど、1週間休暇をとるとなると、その間の仕事が前倒しになり、バタバタしっぱなし。

おまけに二人とも、風邪気味。

今朝は久しぶりに寝坊した。
彼に起こされて時計を見たら8時半!!
10時までの原稿を急いでアップして、午前中の原稿をアップして・・・
やっと今、一段落。
あと3本夕方までに終えて、旅の準備をしなくては。

http://holiday.knt.co.jp/t/31526661/
こちらが今回行く、ブルースツアー。
興味のある方は覗いてみてください♪

一部、変更があって、ランチクルーズがディナークルーズになった。
高校生の団体と同じ時間帯になったため、急遽変更。
でも、その分、グレードはアップしてくれたそうな。
夜景を見ながら、ディナークルーズか・・・
なんか旨いもん出るかな・・・
味覚の砂漠・アメリカにはあまり食べ物は期待していないが・・・

私も久々の海外で、多少緊張。
まあ、学生時代はホテルの予約すらせずに飛んでいくような無茶をしたが、今回は添乗員さんもいるツアー。
なんとでもなるでしょう

この旅行で、結婚関係のバタバタはとりあえず終了する。
長年の憧れの地・シカゴで、私は自分を見つめなおしてくるつもりだ。
といっても、気負っているわけではない。
たぶん、旅に出れば自ずと自分の心が見えてくる。
それをしっかり抱いて帰って来るつもりだ。

昔は、1つ旅に出ると、1つ物語が生まれたものだった。

帰って来たら、新しいスタート。
でも、もう「こうする」「ああする」なんて宣言は、ここではしない。
何かできたときに、報告をする場にしたいと思う。

15年も憧れていた土地へ、本場ブルースの生まれた国へ、出発!
いってきまーす




新居パーティー!最高の35歳軍団&気配り王子

2007-06-04 10:42:34 | 友達
土曜日は、私の友達を呼んでの「新居パーティー」。
5、6人しか集まらないかなぁと思いながらも声をかけたら、みんな来れると言ってくれて、結局9名が集まり、私と彼を入れると11名!!
それほど広くない我が家のリビングは、いっぱいになった。
ただ、ウイスキー樽の大きな座卓が大活躍!
詰め詰めにしたら、とりあえず全員で座卓を囲むことができた。



いつもパーティーのときは、料理をどんどん作るのに忙しく、写真を撮るのを忘れる。今回も、最初に撮ったこの1枚のみ。
メニューは、
・ブルスケッタ(バゲットにトマトとモッツァレラチーズをのせて)
・サーモンとモッツァレラチーズのバゲット
という、前菜のバゲット2種から始まり、
白浜で彼と釣ってきたアジを使い、
・アジの南蛮漬け
さらに、
・鶏肉にチーズとハムとインゲンを巻いたもの
・ごぼうとひじきの煮物
・ほうれん草の胡麻和え
・豆腐と海藻のサラダ
・鶏ひき肉と豆腐の茶巾しぼりあんかけ
といった、あっさり系のお惣菜。
それから、後で、
・スナック春巻き(カレー風味)
・じゃがいもときのこのキッシュ
などのアツアツで、ちょっとボリュームのあるメニューを出した。

あと2品ほど用意だけはしていたのだが、またもや途中でダウンして、結局作らず仕舞い。
ただ、皆がチーズやスナックを持ってきてくれていたし、としくんも点心を持参してくれた。
最後には、いわさきっちがホワイトチョコのガトーショコラを出してくれたので、食べるものには困らなかったのではないかと思う。
(これは私が寝ている間に切り分けられたのだが、誰かが残しておいてくれたのを食べさせてもらえてよかった。めちゃくちゃうまかった!)

お酒は腐るほどあった。
のぶえちゃんがビールを12缶も持ってきてくれたし、こうちゃんなんか自転車で24缶入りのダンボールを運んでやってきた!!
これだけで既に36本・・・
他にも、ゆうちゃんが美味しい日本酒を、かどやが黒糖焼酎とチンザノを。
私ももらいものの白ワインを冷やしていたし、秋田から取り寄せた日本酒も2本出した。
なかのやのぶえちゃんも、それぞれ飲みたいものを3缶プラスして、ふみこもビールを、彼もビールを・・・
もう家の中のアルコール量、すごい!!
史上最高の量が集まった。

夕方6時スタートで、夜中に帰った人が3名。
残りは結局、朝まで飲み、しゃべり、ぶっ倒れ、眠りこけ、始発で帰っていった。

私はといえば、午後から買い物に行って料理を作り、皆が集まってからも給仕に忙しく、ほとんど誰ともしゃべることができなかった。
そのうえ、かなり体調が悪く、ビールを1缶飲んだだけで顔が熱くなり、なんとなく「ヤバイな・・・」と感じていた。
でも、楽しいし、この日のために用意していた日本酒をどうしても飲みたくて、3種類を少しずつ飲んだ。

そして、信じられないことに、たったこれだけで、私は潰れてしまった。
ビール1缶と日本酒1合も飲んでないのに。
皆もよく知っていることだが、私はこれくらいで酔っ払うほど弱くはない。
40度のウイスキーを1合だって飲めるのに・・・

恐ろしいことに、最初の2時間くらいしか記憶がなく、次に気付くと、誰かが私を起こしていた。
隣の部屋で、布団が敷かれて、その上に寝ていた。
これは、かなりびっくりした。
今まで酒の上での失敗や過ちは星の数ほど繰り返してきたが、こんなにびっくりしたことはない。
自分がなぜ寝ているのか、まったく理解できず、呆然としていた。

後日、彼が言うには、急に私が立ち上がって隣の部屋に行き、寝てしまったというのだ。
「眠い」と思った記憶すらなく、全く覚えていない。

そして、またやってしまった!と思ったのは、料理だ。
もうこれはある意味、特技になるかもしれないが、「じゃがいもときのこのキッシュ」が焼き上がっていたのだ!!
「キッシュが美味しかった」と言われ、血の気が引いた。
・・・誰が作ったん?!
「いや、普通に立って、普通に料理してたで」と、彼。

まーったく記憶なし!

酔っ払って記憶を失っても、料理をする私・・・
またそれが「美味しかった」らしいので、びっくりだ。
配合とかちゃんと覚えていて、間違えていないし、オーブンまで使っている。
前にもパーティーのとき、「あさりの酒蒸し作れなかったな・・・」と思っていて、皆の皿を見たらあさりの殻が大量に乗っていて、ギョッとしたことがある。
「え、普通に作ってたよ」と皆。
全く記憶がないのに、ご丁寧にネギの小口切りまで添えている。
これぞ真の料理人?!

とにかくせっかくのパーティーだというのに、ホスト役の私が最初から最後までほとんど参加してない状態で、ほぼ床についたままで終わるという、なんとも不思議なパーティーになってしまった。

だけど、私を除いても10名もいるのだから、あまり関係はなかったようで、皆で勝手に楽しくやってくれたと聞いてほっとした。
かどやはすっかり「主(あるじ)」だったし、皆も思い思いにしゃべり、飲み、食べ・・・。
かなり盛り上がったようだ。

それに、本当の主である私が倒れていてもなんとかなったのは、やっぱり彼のお陰。
「気配り王子」と呼ばれるほどの気配りで、頑張ってくれた。
それでもまだ、「最後のほうで、あやさんが話しかけてくれたのに、あまりにしんどくてちゃんと答えられなかった」とか、「ふみこさんたちを最後に見送れなかった」とか、そんな反省をしているくらいで。
王子は素晴らしい

朝、皆が帰った後を片付けていると、すごい量の酒瓶と空き缶が出てきた。
空き缶⇒34缶
日本酒4合瓶⇒3本
ワイン⇒1本
チンザノ⇒1本
黒糖焼酎⇒1本
梅酒⇒2本

あの~、誰ですか?こんなに飲んだの(笑)

その日、仕事帰りだった人や、翌日仕事の人もいたし、皆、私の友達だから「無理の利かない35歳」!
それなのに、まるで学生時代みたいに、ちょっとハメをはずして、真夜中や明け方まで何時間も何時間も飲み続け、しゃべり続けてくれたことが、私はとても嬉しかった。
もし、彼女たちがお行儀よく、11時くらいに「じゃあ、そろそろ終電で……」なんて言い出して全員が去ってしまったら、少し淋しかっただろうなと思うのだ。
主婦も半分以上いて、子供をダンナに預けてきた人も3名いて、そんな状態でもこういうときには盛り上がってくれる。
最高の35歳軍団だ。

私の友達といっても、それぞれが友達というわけでもないのだが、皆、私を通して集まってくれ、すぐに仲良くなってくれているのもとても嬉しい。
そして、メールをくれるのだ。
「あなたの友達はみんないい人」
「みんな楽しくてあったかい」
「すぐに友達みたいになれて、不思議」
「みんな、最高やね!」
そんなことを言ってくれる友達に対して思う。
いやいや、「あなた自身」がそういう人だから、あの空間があるのよ、と。

あなたがいい人だから、みんないい人になるし、
あなたが楽しくてあったかいから、皆が楽しくてあったかく接してくれるし、
あなたがすぐに心を開くから、皆がすぐに友達になれるし、
あなたが最高だから、皆が最高の時間を一緒に過ごせる。

私は、といえば、このうえなく幸福だった。
自分の大好きな友達があんなに大勢集まってくれて、同じ場所にいて酒を酌み交わせる・・・これ以上の幸せな時間はなかなか見つけられない。

友達がいてくれたら、いろんなことあっても、やっぱり大丈夫だなぁ。
こんなことなんでもない!!
そう思える。

1つだけ残念だったのは、あまりに早く、そして長い間ぶっ倒れていたこと。
もっとみんなとしゃべりたかった。
私の体はどうしちゃったんだろう。
お酒を飲むと少量でも分解しきれず、すぐに眠ってしまうし、起き上がれない。
鋼鉄の女の誇りはもうどこかへ消え去った。
毎日何もしないのにただしんどくて。疲れやすい。
自分の体が、自分のものじゃないみたい。

あさってから、いよいよシカゴ。
元気に過ごせるといいのだけれど。
健康だけが自慢だったのになぁ・・・


想定外の「幸せ」プラン

2007-06-02 10:14:53 | 想い
頭や心をフル活動させて、朝から晩までひたすらに働き続けてきた自分の「心の状態」をよく思い出す。
映画の登場人物の気持ちを想像するような、そんな距離感と親しみ。

大学のドイツ語の授業でカフカを読んで、
「人間の最も大きな罪の1つは怠惰だ」
という言葉に、何かしら衝撃を受け、
自分がそれまで漠然と感じてきたもの…………動いていないと悪いことをしている気分、きちんとしていないと“誰か”に怒られる…………の正体が、はっきりわかった気がした。

漠然としていたものが、言葉になってインプットされると、それはもう呪縛のようなもので。
「怠惰は罪」
休もうと思っても、自分で自分を許すことができず、スケジュールのほんの小さなスペースすら「何か」で埋めてきた。
もちろん、それはいつも「仕事」であったわけではない。
料理・掃除といった「家事」であったり、友達と会うことであったり、日記を書くことであったり。
多少、病的に自分を律していた。

例えば、「疲れているときは絶対に座らない」。
朝家を出て、真夜中に帰る。
当然、疲れている。
私も普通の体をもった人間だから、座ったらもう動けなくなるのはわかっている。
だから、絶対に座らない。
家に帰っても、そのまま家事をしたりして、やることをやってから座る。

そういう私にとって、「お酒」というのはガチガチの自分を解き放してくれるもので。
酔っ払って帰ってきた日だけは、何にもしないでそのまま布団の中にもぐり込む。
「怠惰は罪」という呪縛はどこかに消え去って、ひどく安らかで、心地良くて。
私にとって、「お酒」というのは、ずっとそういう日々の「相棒」みたいなものだった。
完璧にできない完璧主義者で、肩の力がガチガチに入った私を、解放してくれるヤツ。
それが、刹那的なものであったとしても、だ。

だけど、最近この相棒はあまり優しくない。
いや、私がいつからか、相棒との付き合い方を間違えた、というべきか。
「怠惰は罪」と呪縛をかけてしまった自分を解き放してくれていた間はよかったのでが、今はお酒を飲むことで怠惰になっている。
もちろん、呪縛はかかったままだから、私は徹底的に落ち込むハメに陥る。

私はひどくバランスの悪い人間で、物事は常にALL or NOTHING!
グレーゾーンを心にもたない。「あいまい」ほど苦手なものはこの世にない。
だから、環境や接する人や状況が変わると、うまくバランスをとれなくなる。
そして、崩れる。

今はまさにそんな時期で。
この半年の変化といったら、それまでの10年分よりもっと大きな激動の半年間だったのだから。
10年やってきた2つの仕事から離れ、全てを白紙に戻し、
もう結婚などしないだろうと思っていた人生もまた、ひっくり返った。

どう生きる?
どこに向かう?
私は何がしたい?

もう一度、ゼロから考えないと進めない、そういう不器用さとバランスの悪さをもっている。
とても時間がかかるし、自分にはとても負担になる作業だ。

だけど、逃げてばかりもいられない。
今の幸せを受け止めて、その自分でまた新たに人生に挑まなければ。
あまりにも想定外の「幸せ」を、自分の中でどう処理していいのやら……、そんな気持ちもある。
不幸をはねのける人生プランは、いくらでも用意していたのに。
幸せな気持ちを抱きながら生きる人生プランは全く白紙だったから、これから描いていかなくては。

そんなことを言うと、「肩の力抜いて何も考えなければいい」と言われることもあるが、それができるなら苦労はしない。
考えて、考えて、それでもちゃんと進んでいく。
そういう生き方しかできないし、ぶつかっても転んでも、まっすぐ歩くこのやり方しかわからない。

お酒がまた良き相棒となったときが、次の一歩なのかもしれないな。

レイ・ヴォーンの「Life By The Drop」を聴きたくなった。
酒びたりの人生で終るつもりはないけれど。