明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

何がしたい?どこへ向かう?

2007-06-28 17:49:38 | 仕事
昨日はかどやと飲んだ。
2軒ハシゴして、カラオケまで行って、楽しかった。
6時間半も一緒にいたが、あっと言う間。

飲みながら、嬉しいことを言ってくれた。
「私のことを書いてくれない?お金を出してもいいから、
書いてほしい。自分の生き様を子供らに話したいけど、
自分では書けないし、さんちゃんに書いてほしい」
と。

自叙伝はもう少し歳をとってから書くことにして、
とりあえず「何でも書いていい」という許可をもらったので、
私の小説の中で使わせてもらうことになった。
「モデル」というよりは、「言葉」や「エピソード」を借りて
モチーフにするといった程度ではあるけれど。

昨日は楽しかったけれど、ちょっと飲み過ぎたかな・・・
若干、体がだるい。
今日は一歩も家から出ないことにした。

最近、仕事に対してどうも積極的になれない。
2件、仕事の話が来たけれど、結局断ってしまった。

1つは彼の知り合いのデザイン事務所から。
ニュースペーパーのようなものを作る仕事。
内容は悪くなかったが、対象があまり興味をもてる業界ではなかった。
ピンとこないので、断ってもらった。

もう1つは、以前からやりとりしている取引先。
とにかく私は仕事が早いので気に入ってもらっている。
でも、3月を最後に、結婚準備を理由にしばらく断っていた。
今日、メールがきて、そろそろお仕事お願いしてもいいですか?とのこと。

かなり長い時間悩んだが、少し条件を出してしまった。
ここの仕事は、自分で取材先の店を探してきてアポをとって・・・というものが多いのだが、これが時間と手間がかかりすぎる。
割りに合わないというのが正直なところ。

なので、そういうタイプの仕事は、他の仕事との兼ね合いもあり、引き受けるのが難しくなるかも・・・とやんわり拒否してしまった。
こういう仕事ばかりではないのだが、先方としてはおそらくこういう手間のかかる仕事をやってくれるからこそ、割のいい仕事もくれるのであって、割のいい仕事だけくれというのはムシの良すぎる話なんだろう・・・
「なんでもやります!」というライターじゃないと、使いにくいに決まってる。

それをわかっていながら、やんわりと条件を出した返事をしてしまった。
たぶん、もうここからは仕事の依頼ないだろうなぁと思いながらも。

どんなに忙しくても、物理的に可能な限りは仕事を断らないというのが、私のスタンスだったので、こういう自分が信じられない。

私は何をしたいんだろう。
じゃあ、どんな仕事なら満足なんだろう。
もう3ヶ月も取材をしていない。
ずっと資料で書く仕事ばかりで、コピーやコラムのみ。
誰にも会わず、毎日家に引きこもったまま。

なんだか怖くなるのだ。
このまま外に出られなくなったら(仕事でという意味)、どうしようかと。
人と接すれば必ずなんらかのストレスが起こる。
大げさな衝突ではなく、絶対人と接していれば起こる摩擦みたいなものだ。
人はそういうものを感じて、それをガマンしたり解決したりしていくことで、成長していくのだと思う。
だから、自分一人で閉じこもって、誰にも会わないでいることは、心地良いけれど、不安なのだ。(私はこういう変なストイックさがあるから)
このままダメになっていくのではないか、そのうち人とまともにしゃべれなくなるんじゃないか、取材の能力も落ちていくんじゃないか・・・そんな不安。

彼は、駆け出しのライターじゃあるまいし、仕事は選んでいい、と肯定してくれるけれど、本当にそうなんだろうか。
自分でどんどん外に出るのが難しくなってきているのがわかるのだ。
昔はもっとガツガツしていて、新しい仕事が大好きで、すぐに飛びついて、どんなことからでも学ぶことがあると信じていた。

だけど、今はすぐに尻込みして、そこで起きるストレスを一瞬にして想像して、関わらないほうが楽だと感じてしまっているような気がする。
それで、仕事に積極的になれないんじゃないだろうか。

本当にやりたい内容の仕事は、登録だけはできたけれど、肝心の依頼が来ないし、この間、久しぶりにオファーがあった会社も具体的な話をもってこないので、もしかしたら立ち消えになったか、他のライターが見つかったか・・・。

割りに合わない仕事でも何でも、コツコツと積み上げていったほうがいいのだろうか。以前のように。
自分が何を目指しているのかが、よくわからなくて。

この間、こうちゃんからメールがきて、その中で私のことを、
「やっぱり家だけで仕事をする人やないと思う。いろんな人と関わることで輝きだす人だと思うから」
と書いてくれていた。

自分が思っていたことを、ズバリと言い当てられたようで、思い悩んでしまった。
それなのに、その後でもう2件も仕事を断っている・・・

もう一度、がむしゃらに仕事がしたいという気持ちと、それを続けて何になるんだ、私がしたいのはそれなのか?という気持ちの葛藤。
そして、がむしゃらに仕事をしたときに部屋の掃除ができなくなる、ご飯が食べられなくなるストレス。
逆に、仕事をやり遂げた後の充実感と、人と接する喜びと、労働の後の1杯。
それらを天秤にかけてみる。

・・・ああ、労働後の1杯のビールは本当に美味しかったな・・・
コンビニの前で栄養ドリンクとカフェイン剤を2本流し込んで、オッサンに混じって立ち飲みビール飲んで・・・
あの日々が懐かしくもあり、怖くもある。
欲してみたり、拒否してみたり。

自分の心が何を求めているのか、どこへ向かいたいのか。
私には、今わからない。
ただ、このままダメになりたくない。