明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

新居パーティー!最高の35歳軍団&気配り王子

2007-06-04 10:42:34 | 友達
土曜日は、私の友達を呼んでの「新居パーティー」。
5、6人しか集まらないかなぁと思いながらも声をかけたら、みんな来れると言ってくれて、結局9名が集まり、私と彼を入れると11名!!
それほど広くない我が家のリビングは、いっぱいになった。
ただ、ウイスキー樽の大きな座卓が大活躍!
詰め詰めにしたら、とりあえず全員で座卓を囲むことができた。



いつもパーティーのときは、料理をどんどん作るのに忙しく、写真を撮るのを忘れる。今回も、最初に撮ったこの1枚のみ。
メニューは、
・ブルスケッタ(バゲットにトマトとモッツァレラチーズをのせて)
・サーモンとモッツァレラチーズのバゲット
という、前菜のバゲット2種から始まり、
白浜で彼と釣ってきたアジを使い、
・アジの南蛮漬け
さらに、
・鶏肉にチーズとハムとインゲンを巻いたもの
・ごぼうとひじきの煮物
・ほうれん草の胡麻和え
・豆腐と海藻のサラダ
・鶏ひき肉と豆腐の茶巾しぼりあんかけ
といった、あっさり系のお惣菜。
それから、後で、
・スナック春巻き(カレー風味)
・じゃがいもときのこのキッシュ
などのアツアツで、ちょっとボリュームのあるメニューを出した。

あと2品ほど用意だけはしていたのだが、またもや途中でダウンして、結局作らず仕舞い。
ただ、皆がチーズやスナックを持ってきてくれていたし、としくんも点心を持参してくれた。
最後には、いわさきっちがホワイトチョコのガトーショコラを出してくれたので、食べるものには困らなかったのではないかと思う。
(これは私が寝ている間に切り分けられたのだが、誰かが残しておいてくれたのを食べさせてもらえてよかった。めちゃくちゃうまかった!)

お酒は腐るほどあった。
のぶえちゃんがビールを12缶も持ってきてくれたし、こうちゃんなんか自転車で24缶入りのダンボールを運んでやってきた!!
これだけで既に36本・・・
他にも、ゆうちゃんが美味しい日本酒を、かどやが黒糖焼酎とチンザノを。
私ももらいものの白ワインを冷やしていたし、秋田から取り寄せた日本酒も2本出した。
なかのやのぶえちゃんも、それぞれ飲みたいものを3缶プラスして、ふみこもビールを、彼もビールを・・・
もう家の中のアルコール量、すごい!!
史上最高の量が集まった。

夕方6時スタートで、夜中に帰った人が3名。
残りは結局、朝まで飲み、しゃべり、ぶっ倒れ、眠りこけ、始発で帰っていった。

私はといえば、午後から買い物に行って料理を作り、皆が集まってからも給仕に忙しく、ほとんど誰ともしゃべることができなかった。
そのうえ、かなり体調が悪く、ビールを1缶飲んだだけで顔が熱くなり、なんとなく「ヤバイな・・・」と感じていた。
でも、楽しいし、この日のために用意していた日本酒をどうしても飲みたくて、3種類を少しずつ飲んだ。

そして、信じられないことに、たったこれだけで、私は潰れてしまった。
ビール1缶と日本酒1合も飲んでないのに。
皆もよく知っていることだが、私はこれくらいで酔っ払うほど弱くはない。
40度のウイスキーを1合だって飲めるのに・・・

恐ろしいことに、最初の2時間くらいしか記憶がなく、次に気付くと、誰かが私を起こしていた。
隣の部屋で、布団が敷かれて、その上に寝ていた。
これは、かなりびっくりした。
今まで酒の上での失敗や過ちは星の数ほど繰り返してきたが、こんなにびっくりしたことはない。
自分がなぜ寝ているのか、まったく理解できず、呆然としていた。

後日、彼が言うには、急に私が立ち上がって隣の部屋に行き、寝てしまったというのだ。
「眠い」と思った記憶すらなく、全く覚えていない。

そして、またやってしまった!と思ったのは、料理だ。
もうこれはある意味、特技になるかもしれないが、「じゃがいもときのこのキッシュ」が焼き上がっていたのだ!!
「キッシュが美味しかった」と言われ、血の気が引いた。
・・・誰が作ったん?!
「いや、普通に立って、普通に料理してたで」と、彼。

まーったく記憶なし!

酔っ払って記憶を失っても、料理をする私・・・
またそれが「美味しかった」らしいので、びっくりだ。
配合とかちゃんと覚えていて、間違えていないし、オーブンまで使っている。
前にもパーティーのとき、「あさりの酒蒸し作れなかったな・・・」と思っていて、皆の皿を見たらあさりの殻が大量に乗っていて、ギョッとしたことがある。
「え、普通に作ってたよ」と皆。
全く記憶がないのに、ご丁寧にネギの小口切りまで添えている。
これぞ真の料理人?!

とにかくせっかくのパーティーだというのに、ホスト役の私が最初から最後までほとんど参加してない状態で、ほぼ床についたままで終わるという、なんとも不思議なパーティーになってしまった。

だけど、私を除いても10名もいるのだから、あまり関係はなかったようで、皆で勝手に楽しくやってくれたと聞いてほっとした。
かどやはすっかり「主(あるじ)」だったし、皆も思い思いにしゃべり、飲み、食べ・・・。
かなり盛り上がったようだ。

それに、本当の主である私が倒れていてもなんとかなったのは、やっぱり彼のお陰。
「気配り王子」と呼ばれるほどの気配りで、頑張ってくれた。
それでもまだ、「最後のほうで、あやさんが話しかけてくれたのに、あまりにしんどくてちゃんと答えられなかった」とか、「ふみこさんたちを最後に見送れなかった」とか、そんな反省をしているくらいで。
王子は素晴らしい

朝、皆が帰った後を片付けていると、すごい量の酒瓶と空き缶が出てきた。
空き缶⇒34缶
日本酒4合瓶⇒3本
ワイン⇒1本
チンザノ⇒1本
黒糖焼酎⇒1本
梅酒⇒2本

あの~、誰ですか?こんなに飲んだの(笑)

その日、仕事帰りだった人や、翌日仕事の人もいたし、皆、私の友達だから「無理の利かない35歳」!
それなのに、まるで学生時代みたいに、ちょっとハメをはずして、真夜中や明け方まで何時間も何時間も飲み続け、しゃべり続けてくれたことが、私はとても嬉しかった。
もし、彼女たちがお行儀よく、11時くらいに「じゃあ、そろそろ終電で……」なんて言い出して全員が去ってしまったら、少し淋しかっただろうなと思うのだ。
主婦も半分以上いて、子供をダンナに預けてきた人も3名いて、そんな状態でもこういうときには盛り上がってくれる。
最高の35歳軍団だ。

私の友達といっても、それぞれが友達というわけでもないのだが、皆、私を通して集まってくれ、すぐに仲良くなってくれているのもとても嬉しい。
そして、メールをくれるのだ。
「あなたの友達はみんないい人」
「みんな楽しくてあったかい」
「すぐに友達みたいになれて、不思議」
「みんな、最高やね!」
そんなことを言ってくれる友達に対して思う。
いやいや、「あなた自身」がそういう人だから、あの空間があるのよ、と。

あなたがいい人だから、みんないい人になるし、
あなたが楽しくてあったかいから、皆が楽しくてあったかく接してくれるし、
あなたがすぐに心を開くから、皆がすぐに友達になれるし、
あなたが最高だから、皆が最高の時間を一緒に過ごせる。

私は、といえば、このうえなく幸福だった。
自分の大好きな友達があんなに大勢集まってくれて、同じ場所にいて酒を酌み交わせる・・・これ以上の幸せな時間はなかなか見つけられない。

友達がいてくれたら、いろんなことあっても、やっぱり大丈夫だなぁ。
こんなことなんでもない!!
そう思える。

1つだけ残念だったのは、あまりに早く、そして長い間ぶっ倒れていたこと。
もっとみんなとしゃべりたかった。
私の体はどうしちゃったんだろう。
お酒を飲むと少量でも分解しきれず、すぐに眠ってしまうし、起き上がれない。
鋼鉄の女の誇りはもうどこかへ消え去った。
毎日何もしないのにただしんどくて。疲れやすい。
自分の体が、自分のものじゃないみたい。

あさってから、いよいよシカゴ。
元気に過ごせるといいのだけれど。
健康だけが自慢だったのになぁ・・・