明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

遊びをせんとや生まれけむ

2012-01-16 15:53:05 | 生活
今回のNHK大河ドラマ「平清盛」が面白い。
とりあえず、松ケンが出てるから、こりゃー見ないと・・・と思って見始めたのだが(松ケン好き)、予想以上に面白かった。

このドラマの中でテーマになっているらしく、何度も流れてくるのが、
「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそゆるがるれ」という今様。

後白河法皇が編纂した今様集『梁塵秘抄』の代表的な歌だ。
(今様とは、平安時代に流行った歌謡曲で、白拍子や傀儡、遊女などが歌い伝えてきたもの)

最初は、清盛の生みの母(舞子)が白拍子だという設定だから、この歌を歌わせたのかなぁと思っていたのだが、
ドラマのHPを見てみたら、演出家の言葉にこう書いてあった。

この歌をわれわれは、
「生きていればいろいろ大変なことはあるけど、子どもが遊ぶように夢中になって生きようよ」
という意味にとらえ、ドラマの節々に登場させています。
この今様は、今回のドラマを企画する上の大きな原動力であったし、
作品のキャッチフレーズであり、テーマです。


なるほど。

でも、私としてはどうにもしっくりこない。
たぶん、この今様の解釈が違うからだと思う。

確かに、この今様を最初に作った人は、純粋に子供の遊ぶ声を聞いて歌ったのだろう。
でも、白拍子や遊女たちが歌うようになり、広まってきたときには、そんな純粋な意味ではなかったと思う。

これも諸説あるけれど、「遊び」や「戯れ」は子供たちのそれではなく、遊女たちの「遊び」であり、
「私はこのような遊びをするために生まれてきたんだろうか?子供たちの声を聞くと、自分の罪深さに身が震えるようだ」
という遊女の嘆きの歌と、私は解釈している。
少なくとも、白拍子や遊女が歌うときには、そんな想いを含めて歌っていたはずだと。
だから、この歌を子守唄としているのを聞いて、変な違和感があった。

また、節の付け方が、自分が20年も心の中で思っていたものと違ったので、それもがっくりきた。
好きな漫画を読んでいて、それがアニメになったとき、声優の声が自分の想像と違ったときのような感じ・・・

私も正しい節は知らないのだけど、勝手に自分の中で歌っていたものだから、
「え?これ?」と思った。
横でテレビを見ていた夫に言ってみたが、どうでもいいやん?的な顔をされた。

・・・と、平安時代の遊女を研究していた私は、こんなところで引っかかってしまったのだが、
とりあえずドラマは面白く見ている。
次回も楽しみだ。

ドラマといえば・・・

小泉今日子のドラマを見ている。
40代の淋しい大人の恋愛ドラマ。

最近、こういうアラフォー狙いのものに、まんまと乗せられてしまう傾向が・・・

あと、いつも見ないけど、今回は月9を見るつもり。(今日からだ!)
なぜって・・・松潤が出てるから(←嵐好き

暇すぎて、ドラマに生活の潤いを求めてしまう今日この頃。

「はじめの一歩」も全巻読み終わってしまったし。
ふらふらーっと飲みに行きたいけど、お金もないし。
家で飲むと堕落しそうなので、今日から禁酒しているし。

お金のかからない暇つぶしにと、いよいよ編み物を始めた
まあ、毎年冬になるとちょいちょいやるんだけど・・・
昨日はコースターを2枚編んだ。
次は鍋敷きと、ポットウォーマーを編むつもりだ。
一体何を目指しているのやら・・・

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