思い出のカセットテープ、どないしよう？

仕事が一段落したので、引越し前にいらないものを整理しようと、
いよいよ禁断の領域（？）へ。

今ではもうほとんど聴くこともない「カセットテープ」。
でも、曲名見ているだけで、それを聴いていた頃のことが蘇ってきて、
この「思い出」はどうしても捨てることができなかった。

11歳から15年近く、ずっと「カセットテープ世代」を過ごしてきて、
その数や、400本か500本か……
（写真は捨てようと決意したもの。まだ100本以上残してる）

今や「ダウンロード世代」だというのに過去の遺産にしがみついているのもなんだが、きっと「ダウンロード世代」よりもせつないくらいの情熱で「音楽」ってものを集めていた。
聴くときの情熱は変わらないかもしれないが、「集める」ということに関してはたぶんそうだ。

音楽に飢えて、飢えて。
人が持っているものをダビング、またそれをダビングなんてザラで、
みんな必死になって「音」を集めてた。
そんな時代だ。
音、めっちゃ悪い（笑）
でも、中学時代はビートルズを必死に集めていた。
おこづかいなんか全部つぎこんで。
カセットテープも高かったしなぁ。ＣＤ－Ｒのほうがよほど安い。

私よりもっと前の世代の人の話を聴いていると、さらにそのせつないまでの情熱を感じて、羨ましくすら思うときがある。
もっと前の世代は、ラジオから流れてくる「音」を必死に拾っていたのだから。

そういうせつないまでの情熱をもって集めた「音」を捨ててしまうことは、
なんだか自分の過去の思いまでも捨ててしまうようで、勇気がいる。

だけど、このチャンスを逃したらもう一生捨てられないような気がするので、
思い切って選別することにした。

濫読ならぬ、濫聴（？）で、何のジャンルの統一性もない音楽があふれてきて、一人で盛り上がった。
もちろん、ブルースも結構あるんだけど、やっぱりブルースを好きになった頃はもうＣＤを買うお金もあったから、カセットテープにおさまっているのは、小学校高学年から20歳くらいまでの音楽がほとんど。

何を残すかが難しい。
そのうちＣＤを買うもの（つまり今でも聴くもの）と、ＣＤを買うことはないけど、もう二度と聴けないのはイヤというものを選ぶようにした。

懐かしいテープが出てくるたびに、「懐かしい～！！」と叫んで、いちいち聴き直しているので整理は全くはかどらない。
もんちゃんがいたら喜びそうだ。

杉真理、大沢誉志幸、佐野元春
中村あゆみ、白井貴子、大江千里
SYO-YAとかLOOKとかもあった（笑）

安全地帯、オフコース、中島みゆき、渡辺美里、ＥＰＯ、
サザン、ハウンド・ドック、プリプリ・・・王道だな。

外川純も何本もあって、久しぶりに「好き好き大好き」を聴いたら、あまりにシュールすぎて、ぞくっとした。
ハルメンズとかパール兄弟とか、もうマニアックすぎて、聴かないのに捨てるのももったいないし。

海外も「これが80年代の音や～！！」って感じ。
ヒューイルイスとかジェネシスとか。
シンディ・ローパー、ティナ・ターナー
エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル

ジミヘンもあるし、セックス・ピストルズもある。
レッド・ツェッペリンも。
ジャニスはもちろん。

そして、バンドブーム！！
ユニコーン、レピッシュ、ジュンスカ、アンジー、エレカシ……
ブルーハーツはもちろん。

今もレッズを聴いている（レッド・ウォーリアーズ）
レッズはいいよ、今聴いても（笑）
ジュンスカとかもう絶対聴く気にならないけどなぁ。

KENJI＆THE　TRIPSとか、誰か知ってる？
懐かしいっていうか、よくこんなの持ってるよなぁ、と感心。

フットルースとか、フラッシュダンスのサントラも発見！
思わず聴いてしまった。

ボブ・ディランも結構あるし、マニアックなのは、トラベリング・ウィルベリーズとか持ってるところだ。
ボブ・ディランとジョージ・ハリスンが一緒にやってたバンドね。
ストーンズはもちろんめっちゃ多いけど、ロン・ウッドのソロアルバムまである。
これって、カセットテープじゃなければ、ひと財産だと思うんだけどなぁ。

さあ、何を残そうか。
レッズは残しとこうかなぁ。
あと、白井貴子とプリプリも。
もうＣＤ買うことはないだろうし。

クリームとかヤードバーズとかはどうしよう。
んー・・・