明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ありがたいキセキに胸を熱くする日々

2011-06-02 16:38:38 | 仕事
昨晩、東京から帰宅。

震災後、初めて訪れた東日本。
新横浜で降りたら、駅の暗さにびっくりした。
エスカレーターも半分は止まってる。

どこもここも「節電」の文字。
取材に訪れた店舗も全て薄暗い。
バックヤードなんて真っ暗だ。

なるほど。
東と西では、やはり深刻さが違う。
街が暗いと自然と人々の心も暗くなる。
明るく過ごしたい気持ちと裏腹に、自粛したくなる気持ちもわからんでもないな。

しかし、今夏は関西でも節電は避けられないだろう。
まあ、もともと過剰な冷房や電飾もあったわけだから、
その分がなくなるのはいいだろう。
とりあえず、家庭においては、「節電」というより「節約」のつもりで、楽しくできたらいいんじゃないかな。

エアコンの節電が一番問題になっているが、
5月中に某メーカー(D)のエアコン節電に関するサイト制作に、コピーで関わらせてもらった。
本日、アップされた。
(よかったら、見てください。だいたいわかるよね?)

5月半ばから取りかかって、2週間でアップというめちゃくちゃタイトなスケジュール。
私はともかく、デザイナーさんが本当に大変だったと思う。
ナチュラル系で制作してほしいといわれていたのに、途中で事件簿風にしてほしいという依頼があり、
デザインもコピーもすべてやり直し。
東京に行く前に仕上げてOKもらって、帰ってきたら、またちょっとトーンが変わっていて、
今朝、ギリギリで語尾だけ少し修正させてもらった。
修正しきれないところもあって、それが残念・・・

たとえば、
「●●なのだ」と書いていたのを、「●●なのです」と先方で変更していたりするのだが、
いやいや、「ですます」調にするんだったら、語尾だけでなくほかも変更したほうがいいんだけど……
みたいなことがあるわけで。(わかるかな?)
全体のムードとか、つながりとか、いろいろ統一して自分の中では考えているから、
部分だけ変更すると、なんだかもう自分の文章じゃないみたいな感じになる。

しかしながら、自分がアップ直前で3日間も不在にしていたのだから仕方がない。
むしろ、修正では迷惑をかけてしまったので、申し訳なく思っている。

そして、いろいろあったけど、とてもいいお仕事をいただけて、本当に感謝している。

仕事といえば、今回東京での取材先の会社が創業50周年間近で。
その記念誌(社史)制作の仕事が正式に決定した。
私も少しお手伝いさせてもらうことになり、とても楽しみにしている。
これから1年半くらいかけて制作していくことになる。
当面の仕事をもらえる云々より、社史制作のノウハウを学ばせてもらえることがとても嬉しい。
これから自分が本当にやっていきたい仕事があるんだが、その実績にもなると思う。

今回、一緒に東京に行ったT社長と祝杯をあげた。

東京では相変わらずご馳走になってばかりで……。
仕事をいただいている身でご馳走になるって、どういうことかと戸惑ってしまうが、
「おいしいものを食べるのに、お金のことは気にしない」とT社長が言うので、すみませんと頭を下げておいしいものをいただく。

1日目の夜は、T社長は他の方とお食事だったので、私は会社の窓口になっているSさんとお食事。
ホテルの近くにあるステキなイタリアン(フレンチ?)のお店に連れて行っていただいた。
このSさんがまたいい方で……、東京の人は何をするのもスマートで、シュッとしてるなぁと思う。
人事部の方なので、人を見る目も確かだ。
よく店舗の後輩や自分の部下のことを「ああいう子には本当に幸せになってほしいんですよ」と言う。
それが、とても自然に口をついて出る感じで。
そのたびに、人の幸せを自然に願える人って、素晴らしいなと思うのだ。

お食事もとてもおいしく、ワインも2杯いただいた。
デザートがとても変わっていて、真っ白な泡のようなものがお皿に盛られて出てきた。
「これを食べてほしかったんですよー」とオススメされ、食べてみるとすごくおいしい!
見た目も不思議で、忘れられない1品となった。

2日目はT社長と二人でいつもの天ぷら屋さんへ。
ここの店主はきき酒師なので、話が合うし、天ぷらもとてもおいしい。
日本酒の種類はいつも3種類くらいしか置いていないのだが、少数精鋭という感じで間違いがない。
その時々で変わるのもいい。

今回は、醸し人九平次の純米大吟醸(2年熟成)と黒龍と墨廼江(後の2つは1回火入れの純米吟醸)。

「どれにしますか?」とT社長に聞いたら、
「うーん、どれでもいいよ。どうせ全部飲むし(笑)」と言われた。

まあ、その言葉通り、3種類飲んだのだが……。

一人1合半程度で、ちょうどいい感じ。
祝杯をあげ、楽しい時間を過ごした。

3日目の帰りは、T社長と一緒に帰ってきたのだが、お疲れだったのか、「グリーンに乗る」という。
「じゃあ、ここで…」と別の車両に乗るつもりだったのに、なんと、私にもグリーンの席をとってくださった!

「いやいや、わたしごときに、グリーンなどもったいないです」と本気で断ったが、「まあ、いいじゃない」とチケットをとり、さらにビールを4缶も買ってくれた。

人生2回目のグリーン車!
やっぱりいいなぁ。イスもふかふかだし、ゆったりしてるし。
周りの人はみんなお金もってそうだし(笑)
うれしがって、読書灯をつけてみたりした。

そんな感じで、新幹線の中でビールを飲みながら、政治や経済の話を聞き、楽しく帰ってきた。

あっ・・・
食べたものの話ばかりだが、もちろん、ちゃんと12人、取材もしてきた。
T社長は同行してくれるけれど同席はせず、取材は全部私に任せてくれて、店の写真を撮ったりしていた。
それも信頼してもらえているようで嬉しかった。

いつも自然に感謝の気持ちが湧き上がる。
どうやって恩返ししようかと考えるのだけど、結局、「いい仕事をするしかない」と、それに落ち着く。
ちょっとでもいい仕事をすることが、感謝の気持ちを表す唯一の方法。
ひたむきさを売りにするつもりはないけど、やはり、持っているものが少ない人間は、ひたむきに進むしかないわけで。
もちろん、「結果があってこそ」というのは前提でのひたむきさ。

T社長とも不思議な縁で、お仕事をいただくようになったな。

そう思うと胸が熱くなる。

そして、手のひらを見る。
私には、「神秘的な力で守られている人にある」という線がある。

受験も、仕事も、結婚も、いつも人生の節目にはキセキが起こる。
キセキだと思うことを挙げてくださいといわれれば、私は何個でも挙げることができる。
それくらい、「何か」に守られ、導かれてきた。
裕福な生まれでもないし、能力は低いもののほうが多いし、容姿も悪いし、人として正しい生き方もしてこなかった。
細かいことでは、決して運もよくはない。
でも、ダメにならなかったのは、「何か」に守られてきたからだと思う。

だから、自分がそんな手相だということを知ったとき、なるほどと納得したのだ。

最近は、胸が熱くなって涙が出そうになるほど強い想いで、感謝することが増えた。

「人にやさしく」

当たり前のことだけど、人にやさしく、強くありたいと思う。
まだまだ自我を通そうと自己主張しすぎるところもあるし、キレやすい子供みたいなところもあるけれど、
周りの人のおかげで、少しずつマシな人間になれているんじゃないのかな。

そんなことをぼちぼち考えていると、また感謝の気持ちがわきあがって、胸が熱くなる。

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2 コメント

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なのです。 (床床。)
2011-06-03 19:18:50
なのだ、なのです。は、よく分かります。
ちょっとした言葉選びでニュアンスって、おもしろいほどこわいほど変わりますよね。

しかし、すごい仕事に携わっているんだねー。わたしなんかが遊んでもらって大丈夫なお相手だったのか?と不安になり(笑)


誰かのしあわせを自然に願える心って何か大きいね~。そうありたいものです。

わたしも、出会いに恵まれているなーと、いつも思う。

大事にしていきたいことだね。

美味しい天ぷら、いいな~。
今ならハモ?

おつかれさまでした。
充実して目が輝きを増して帰ってきたんだろうなー。

また東京のお話聞かせてね。


例の件は、もったいないから現地に行きなるべく前の席を買ってきました~。
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いやいや (かおり)
2011-06-03 20:52:50
>床床。さん

そんなたいした仕事でもないんだよ。
でも、最近はちゃんと自分の実績として出せる仕事をいただけているので、
それがありがたいです。
ますますがんばる。

出会いに恵まれていると感じられる人は、
自ら出会いを大事にしている人なのかなと思う。
私も1つ1つの出会いを大切に思っているし。

天ぷらは、ハモはなかったな。
京都だったら出そうだけど。

今は原稿に追われています!
取材は楽しいんだけど、帰ってからが本当の仕事なので、大変だわ。

チケットありがとう^^
楽しみにしてます!
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