明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

備前焼のもつ包容力

2011-06-03 20:57:48 | 生活
原稿に追われている。
大変だけど、一番幸せな時間かもしれないと思う。

東京に行っている間、雨も続いていたし、庭の手入れをしていなかったので、
今日は「少しだけ……」と思って庭に出たら、結局1時間くらいは夢中になって手入れをしていた。
汗だくになって、夢中になって刈り込みをしたり、肥料をやったりしていると、無心になれる。
こういう時間が本当に癒しだ……

ようやくカンパニュラが咲いたのだけど、写真はまた今度。
(今日は撮影が面倒だった)

下は、ちょっと前に撮った赤いツルバラ。


花びらが少ないので、ゴージャスじゃないけど、カワイイ

これは、前にもアップしたバラと同じだけど、一番きれいに咲いた1輪。


私は備前焼の花瓶にバラなどのゴージャスな西洋の花を飾るのが好きだ。
小さな「挑戦」とでもいうか……
備前焼のもつ、包容力みたいなものを実証したくなるのだ。

釉薬も使わず、土をこねて焼いただけの飾り気のない美しさ。
そこには、土と火だけが知っている調和がある。
備前焼には、二つとして同じ模様のものはないと言われているのも納得。
それは、土と火という自然から生まれるものだからなんだと思う。

そして、どこまでも素朴で日本的なのに、洋のものを生かす力を秘めている。
だから、花瓶ならこんなふうに西洋の華やかな花。
器なら、あえて洋食を盛り付けてみる。

自分自身を主張しながらも、相手の美しさを存分に生かす。
そんな力が備前焼にはあると思う。

ちなみに、後ろにある長皿は、同じような焼締めだけど、備前焼ではない。
佐藤けいさんという作家さんのもの。
彼は須恵器に魅せられて、備前よりもグレーがかった焼締めの器を作る。
これはもともと実家の母がもっていて飾っていたのだけど、
実家に行くと夫が「あれ、いいですね」と言うので、
いよいよ母が「これ、あげるわ」と今の家に引っ越したときにくれた

同じ焼締めでも、こうやって比べてみると雰囲気が違うな、と写真を見ると思うなぁ。
どっちも好きだけど。

それから今日はワイルドストロベリーを収穫した。
以前、種をいただいて育てていたもの。



まだまだいっぱい青い実がついているので、これからもっと収穫できると思う
小さいけど、これが甘くておいしい!
もっと大量にできたらジャムを作るんだけどなぁ……そこまでは収穫できないか?

と、そんな感じで今日も現実逃避しつつ、原稿執筆に励むのであった