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黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十 第一節

2012-09-11 09:34:48 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十

第一節

原文

 黄帝問曰。余聞九鍼於夫子。衆多博大、不可勝數。余願聞要道、以屬子孫、傳之後世、著之骨髓、藏之肝肺、 (歃のへんの縦の線が下に突き出ている字・すする・歃)血而受、不敢妄泄。令合天道、必有終始。上應天光星辰歴紀、下副四時五行貴賤(踐となっているが賤とする)更互、冬陰夏陽、以人應之柰何。願聞其方。

 岐伯對曰。妙手哉問也。此天地之至數。

 

歃血而受 東洋学術出版社素問=歃血而受

通解では歃ってとなっており、

語句の解では*歃のへんの臼が田になっていて、 日本訓では「すする」と読む。上古盟約の際口辺に血を塗るを歃血(そうけつ)といった。秘伝などを伝授するときの礼として実施されたものである。

と歃血としている。

 

下副四時五行貴踐、更互 東洋学術出版社素問=下副四時五行。貴賤更互、

訓読、通解、語句の解ともに貴賤

 

以人應之柰何 東洋学術出版社素問=以人應之奈何

語句の解の説明では奈何となっている。

 

妙手哉問也 東洋学術出版社素問=妙哉問也なのでは

 

訓読

黄帝問うて曰く「余九鍼を夫子に聞く。衆多博大にして、勝げて數うべからず。余願くは要道を聞きて、以て子孫に屬(ショク)して之を後世に傳え、之を骨髓に著(ちゃく)し、之を肝肺に藏し、血を (歃のへんの縦の線が突き出ている字・すする・歃)りて受け、敢えて妄りに泄さず、天道に合せしめ、必ず終始するあり。上は天光星辰の歴紀に應じ、下は四時五行の貴賤に副い、冬の陰、夏の陽に更互して、人を以て之に應ずるは柰何にせん。願くは其の方を聞かん」と。

 岐伯對えて曰く「妙なるかな問や。此れ天地の至數なり」と。

 

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