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黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十 第四節 語句の意味

2012-09-24 08:59:23 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 三部九候論篇 第二十

第四節

 帝曰。中部之候柰何。

 岐伯曰。亦有天。亦有地。亦有人。天以候肺、地以候胸中之氣、人以候心。

 帝曰。上部以何候之。

 岐伯曰。亦有天。亦有地。亦有人。天以候頭角之氣、地以候口歯之氣、人以候耳目之氣。三部者各有天、各有地、各有人。三而成天、三而成地、三而成人。三而三之、合則爲九。九分爲九野。九野爲九藏。故神藏五、形藏四、合爲九藏。五藏已敗、其色必夭、夭必死矣。

 

語句の意味

天以候肺=(中部の)天は肺・手太陰肺経の気を候う

地以候胸中=(中部の)地は胸中・手陽明大腸経の気を候う

人以候心=(中部の)人は心・手少陰心経の気を候う

 

頭角=頭の先。すぐれた才能。初め。

頭角=そこで本文の「頭角」とは、頭蓋を意味するものである。鍼灸医学大系

天以候頭角之氣=(上部の)天は頭角・頭・足少陽胆経の気を候う。

地以候口歯之氣=(上部の)地は口歯・足陽明胃経の気を候う。

人以候耳目之氣=(上部の)人は耳目・手少陽三焦経の気を候う。

 

三而成天、三而成地、三而成人。三而三之、合則爲九。

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第二節

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第二節 語句の意味

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第二節 訳

 

九野=天地人三歳を自乗して九となり、九野に応じる。九野は即ち洛書の九官、禹貢の九州の意味。漢方用語大辞典

九野=九州。九天・九方に分けた天、九天、鈞(キン)天(中央)・蒼(ソウ)天(東)・変天(東北)・玄天(北)・幽天(西北)・天(西)・朱天(西南)・炎天(南)・陽天(東南)、異説もある。

 

九臓=五種の神蔵(肝心脾肺腎)と四種の形臓(胃・大腸・小腸・膀胱)

 

神藏=神気の居る所の臓で、すなわち五臓の神をそれぞれ蔵する心・肝・脾・肺・腎をさす。心は神を蔵し、肝は魂を蔵し、脾は意を蔵し、肺は魄を蔵す、腎は志を蔵する。宣明五気篇参照。漢方用語大辞典

生気通天論・生氣通天論篇 第三 第一節 語句の意味 訳 1-2

六節蔵象論・黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第二節

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第二節 語句の意味

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第二節 訳

 

形藏=胃・大腸・小腸・膀胱

形臓=①胃・大腸・小腸・膀胱である。有形の物を蔵するのでこうよばれる。<素問六節蔵象論>

②頭()・耳目・口歯・胸中である。<素問三部九候論>「形蔵四。」

 

夭=黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九 第十四節 語句の意味 2-2

夭必死矣=夭すれば必ず死す。=本文にある夭は夭折(わか死)の方に傾いた用語で、「顔色がすぐれない」程度を越えて、寧ろ死色という方が適切であろう。鍼灸医学大系

 

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