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首・肩・腰・膝の痛み―漢方解説①したクラシエ薬品の資料

2011-08-25 09:27:35 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です 

 

 

首・肩・腰・膝の痛み―7・・・漢方解説①・・・

 

4、痛みに対する漢方の治療原則

 

 病名の「痺証」は、生体側の陰陽・気血のバランスが失調したことを基盤に、六淫の侵入によって引き起こされます。

 

六淫=ろくいん・りくいん。風・寒・暑・湿・燥・火の六種の病邪の合称である。

淫は邪であり、過であり、甚である。

広くは六気(風・寒・暑・湿・燥・火の六種の気候をさす)が太過となったり、不足したり、時期にはずれることをさす。

病をおこす邪気となると外感病の一つの病因に属する。六淫は人体が持つ気候変化に対する反応性に影響するばかりでなく、さらに病原体の繁殖をも助長する。

実際にはある種の流行性の病と伝染病の病因おも含む。

六淫のおこす病は、口鼻や肌膚より人体を侵犯し、いずれも外より入って表証をあらわすので、外感六淫とも称する。

発病には明確で顕著な季節性があり、春には風の病が多く、夏には暑の病が多く、長夏(陰暦6)には湿の病が多く、秋には燥の病が多く、冬には寒の病が多いなどである。漢方用語大辞典

 

 しかし、六淫の中でも、風・寒・湿の三気の影響を受けて発症するとされていますが、現在の日本における痺証は、湿邪が中心となっており、湿邪の関与しない痺証など考えられません。

湿邪=湿・臨床上は湿気といわれている。(『素問』生気通天論篇第三)

  =熱中症対策に水分をこまめに取れ取れと大合唱、これがすぎると、体内に湿邪が発生します。

水の作用は冷やすだけでなく、暑を受ければ熱となり、寒を受ければ冷えとなります。

来年の花粉症は大丈夫?肺・鼻・皮膚・大腸・腎・膀胱・耳・骨髓(関節等)の異変はありませんか。

 

 素問、陰陽応象大論に「他の湿気は肌表に鬱滞し、次に奥へと伝入し、経絡を鬱滞させれば疼痛や痙攣がおきる。

湿が筋骨に付着すれが湿痺となる」とあり、湿邪がまず①肌表に侵入し、次に②経絡、③筋骨と伝入していくのだといわれています。

 

①肌表(体表の皮膚)に湿が鬱滞し、衛気(体表を保護し外邪の侵入を防ぐ気)がさえぎられるので、悪寒・無汗・発熱・身体がだるい・身体が重くて痛むなどの症状が現われます。

陽盛の体質では、病気が生じると火熱傷津することが多くなりますが、本証は少なく、陽虚(生体が持つ生命力の不足またはその機能の衰退)の体質では、病変が寒化(冷え症状を訴える)して本証を引き起こしやすくなります。

陽盛=陽は熱・動・燥などの性質を特徴としており、陽の偏盛は熱象が出現する。(『素問』調経論篇第六十二)

火熱傷津=かねつしょうしん・熱により津液(体内の正常な水液、または人体内のいっさいの体液)が熱により傷害される。

津液不足=症状としては、のどの乾燥・脣がカサカサに乾く・舌が乾燥する・口が乾いて渇し唾液は少ないかまたは出ない・皮膚の乾燥または枯燥・小便の量が少ない・大便秘結・などがみられる。

 

②主として、経絡の気の運行がうまくいかず、気血が鬱滞するので、四肢が重だるく痛むのが主症状です。

 

③湿邪が長く留まれば、次第に筋骨に付着し、四肢関節の疼痛や腫脹となります。

右の肩、左の足・左の膝はお元気ですか?さらに病邪が侵襲すると四肢関節に移行します。

 

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