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首・肩・腰・膝の痛み―4方剤解説②クラシエ薬品の資料を掲載

2011-08-16 09:37:29 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です 

本日は

首・肩・腰・膝の痛み―4・・・方剤解説②・・・

 

2桂枝加苓朮附湯 (類聚方・るいじゅほう・吉益東洞(よしますとうどう1702-1773))

 

桂枝 辛温 気剤

生姜 辛温 気剤

附子 辛温 水剤

茯苓 甘平 水剤

朮  苦温 水剤

大棗 甘平 脾胃剤

甘草 甘平 脾胃剤

芍薬 苦平 水剤

 

【効能】関節痛、神経痛、

 

【適応病名】半身不随症、神経痛、リウマチ、関節炎、痛風、筋肉痛、腰痛

 

【解説】

 本方は桂枝湯に茯苓、朮、附子を加味した処方である。

桂枝湯の加減は数多くあり、桂枝加附子湯、桂枝加朮附湯、桂枝加苓朮湯などの方剤が本方の証に近似している。

 本方は神経痛、リウマチ、関節痛など水滞と冷えによる痛みをとる方剤である。

桂枝湯の証(虚弱体質で自汗、頭重頭痛、腹直筋の拘攣、右肩の痛みやこり)に茯苓の証(胃内停水、臍上の動悸、臍下軟、臍下悸)と附子の証(四肢厥冷、しびれ痛み)が加わったものである。

 

水滞=体内の水分の流れが滞ること、水毒ともいう。

臍上の動悸=臍上部を押すと動悸がする。

臍下軟=臍の下が軟弱である。

臍下悸=臍の下を押すと動悸がする。

 

 本方は吉益東洞方で、東洞が非常に繁用した処方であり、桂枝加朮附湯に茯苓を加味したところに妙味があるといえよう。

桂枝加朮附湯では手足のしびれという症状があらわれてくるが、本方はさらに水滞の激しい時の痛みを目標とする。

高温多湿という日本の気候風土から考えると、日本人は水滞による疾患が多く、胃内停水が激しく、自汗型となり、従って日本の気候風土に適した処方といえる。

 

自汗型=手の平や皮膚に湿り気がある。

 

【このような人に】

*冷感とともに引きつりや痛みを感じる方

 (神経痛、リウマチ、腰痛、筋肉痙攣、手足の冷え、半身不随など)

*冬場など冷えると症状が悪化しやすい方。クーラーに当たり冷えると症状が悪化しやすい方も同様です。

*普段から足腰が冷え安く、疲れやすい方。

*陽気不足の方の感冒による発熱などに応用できます。

陽気不足=生体が持つ生命力(体温維持)の不足する方。

 

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