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夏バテ・夏の対策

2010-08-06 09:26:09 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

夏バテ・夏の対策

 

全身倦怠・暑さによる食欲不振に『藿香正気散・かっ香正気散』

冷たいものの飲みすぎ、食べすぎ、下痢、夏のさむけの無い風邪に

 

かっ香正気散:構成生薬

 

白朮(ビャクジュツ・苦・温・水剤)――の働き良くし、余分な水を取り除きます。

 

半夏(ハンゲ・辛・平・水剤)――湿を取り除き、吐き気を止めます。

 

茯苓(ブクリョウ・甘・平・水剤)――サルノコシカケ科植物マツホドの菌核で、利尿作用があり、胃の働きを良くし、心を安らげる作用が有ります。

 

厚朴(コウボク・苦・温・気剤)――お腹を温め、消化を助け、湿を乾かします。胃腸薬の平胃散、お腹に優しい下剤の麻子仁丸、下剤の大承気湯・小承気湯などに用いられます。

 

陳皮(チンピ・辛・温・気剤)――ミカンの皮で、七味唐辛子にも用いられ、芳香性健胃薬として働くほか、嘔吐のある咳を止め、利尿作用などがあります。脾胃の薬に橘皮湯・茯苓飲・胃苓湯・啓脾湯・香蘇散・五積散・平胃散・人参養栄湯・六君子湯などがありますが、これらの処方に多用されています。薬学博士 渡辺武著 平成薬証論

 

桔梗(キキョウ・辛・温・水剤)――花の桔梗の根で、痰や膿を取り除きます。

 

白芷(ビャクシ・シはくさかんむりに止・辛・温・血剤)――湿を乾かし、痛みを止め、膿を取り除き、肌に良いとされます。

紫雲膏などにも、当帰の代わりに使ったり、当帰と白芷の両方を入れたら香りの良いものができます。平成薬証論

 

蘇葉・ソヨウ・紫蘇葉(シソヨウ・辛・温・気剤)――紫蘇の葉で、寒中を除く・お腹の冷えを取り除きます、冷えの原因を具体的にいえば水ですが、原因は水だけではなく、冷えた状態という意味で紫蘇葉は温める働きをするものであります。寒中は冷えている状態で、水のある場合もあり、ない場合もあります。紫蘇葉は、温め発散して水を散らす作用があります。平成薬証論

 

かっ香(カッコウ・辛・微温・気剤)――芳香性のあるもので、湿を取り除きます。霍乱・かくらん・吐き下しに用いられます。

又防虫剤、防腐剤に使用されていました、これがお線香とか匂袋(エヒコウ)などの始まりだそうです。

正倉院の中でも一番大事な光明皇后の書などには、『エ衣香・エヒコウ』のような香薬が絹の二重袋に入れられて、保存剤として使われていますが、それらの書物は今書いたように、シミひとつない状態で保存されています。平成薬証論

 

大腹皮(ダイフクヒ・苦・温・水剤)――ヤシ科植物ビンロウの果皮。下痢を止め、水腫(体内に水湿が停留して浮腫を生じる)を除き、小便不利を治す。

 

大棗(タイソウ・甘・平・脾胃剤)――ナツメの果実。脾胃剤・重要な生薬ですが詳細は省きます。

 

生姜(ショウキョウ・辛・温・気剤)――ショウガの根茎。体を温め、嘔を止める。

 

甘草(カンゾウ・甘・平・脾胃剤)――急迫症状を緩和し、解毒作用があり、他の生薬との配合が多い。

胃腸はエネルギーの消化吸収の場であり、大事なところですから、漢方薬の殆どの処方に甘草、大棗とともに生姜が配合され、胃腸を守る配慮がなされています。平成薬証論

 

かっ香正気散は場合により、黄連解毒湯、補中益気湯等を合方します。

 

 構成生薬を見ると体を温め、湿(水滞・体内の水分の流れが滞ること)を除く作用のものが多いことが分かります。

冷たい飲食物は控え目にされると夏ばての予防になります。

つづく

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
 ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。

 

本体価格

250g 8,000円

500g 15,000円

分包品1包1g入り60包3,500 円

1包60円