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陰陽離合論篇 第六 第四節

2010-07-16 09:33:23 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 2 陰陽離合論篇 第六

第四節

原文

 帝曰。願聞三陰。

岐伯曰。外者爲陽、内者爲陰。然則中爲陰。其衝在下、名曰太陰。太陰根起於隱白。名曰陰中之陰。太陰之後、名曰少陰。少陰根起於涌泉。名曰陰中之少陰。少陰之前、名曰厥陰。厥陰根起於大敦。陰之絶陽、名曰陰之絶陰。是故三陰之離合也、太陰爲開、厥陰爲闔、少陰爲樞。三經者不得相失也。搏而勿沈。名曰一陰。

陰陽積傳爲一周。氣裏形表而爲相成也。

訓読

 帝曰く「願くは三陰を聞かん」と。

岐伯曰く「外は陽たり、内は陰たり。然るときは則ち中は陰と爲す。其の衝は下に在り、名づけて太陰と曰う。太陰は隱白に根起す。名づけて陰中の陰と曰う。太陰の後、名づけて少陰と曰う。少陰は涌泉に根起す。名づけて陰中の少陰と曰う。少陰の前、名づけて厥陰と曰う。厥陰は大敦に根起す。陰の絶陽、名づけて陰の絶陰と曰う。是の故に三陰の離合たるや、太陰を開と爲し、厥陰を闔と爲し、少陰を樞と爲す。三經は相失うことを得ざるなり。搏して沈すること勿れ。名づけて一陰と曰う。陰陽(ウウ)として積し傳えて一周を爲す。氣は裏、形は表にして相成すことを爲す」と。

 

東洋学術出版社 陰陽離合論

 帝曰、願聞三陰。岐伯曰、外者為陽、内者為陰。然則中為陰。其衝在下。名曰太陰。太陰根、起於隠白、名曰陰中之陰。太陰之後、名曰少陰。少陰根、起於涌泉、名曰陰中之少陰。少陰之前、名曰厥陰。厥陰根、起於大敦、陰之絶陽。名曰陰之絶陰。是故三陰之離合也、太陰為開、厥陰為闔、少陰為枢。三者、不得相失也。摶而勿沈。名曰一陰。

 

 帝曰く、願わくは三陰を聞かん。岐伯曰く、外なる者は陽たり、内なる者は陰たり。然らば則ち中は陰たり、其の衝 下に在り。名づけて太陰と曰う。太陰の根、隱白に起こる、名づけて陰中の陰と曰う。太陰の後、名づけて少陰と曰う。少陰の根、涌泉に起こる、名づけて陰中の少陰と曰う。少陰の前、名づけて厥陰と曰う、厥陰の根、大敦に起こる、陰の絶陽なり。名づけて陰の絶陰と曰う。是の故に三陰の離合や、太陰を開となし、厥陰を闔となし、少陰を枢となす。三経なる者、相い失するを得ず、摶(あつ。タン・ダン・まるい。搏の誤り?)まりて沈することなき、名づけて一陰と曰う。

 

陰陽積伝為一周。気裏形表為相成也。

 

陰陽(ちゅうちゅう)として、積伝して一周をなす。気は裏、形は表にして相成をなすなり。

 

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