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陰陽離合論篇 第六 第一節

2010-07-03 09:31:53 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 2 陰陽離合論篇(いんようりごうろんへん) 
第六


第一節

原文

 黄帝問曰。余聞、天爲陽、地爲陰。日爲陽、月爲陰。大小月三百六十日成一歳。人亦應之。今三陰三陽、不應陰陽。其故何也。


 岐伯
曰。陰陽者數之可十、推之可百、數之可千、推之可萬。萬之大不可勝數。然其要一也。


訓読

黄帝問うて曰く「余聞く、天は陽たり、地は陰たり、日は陽たり、月は陰たり。大小月三百六十日にして一歳を成す。人も亦之に應ずと。今三陰三陽、陰陽に應ぜざるは其の故何ぞや」と。


 岐伯
對えて曰く「陰陽は之を數えて十なるべく、之を推して百なるべく、之を數えて千なるべく、之を推して萬なるべし。萬の大なるあげて數うべからず。然れども其の要は一なり」と。

 

東洋学術出版社 陰陽離合論篇

 黄帝問曰、余聞天為陽、地為陰、日為陽、月為陰、大小月三百六十日成一歳、人亦応之。今三陰三陽、不応陰陽。其故何也。
岐伯
曰、陰陽者、数之可十、推之可百。数之可千、推之可万。万之大、不可勝数、然其要一也。天覆地載、万物方生。未出地者、命日陰処、名曰陰中之陰。則出地者、命日陰中之陽。陽予之正、陰為之主。故生因春、長因夏、収因秋、蔵因冬。失常則天地四塞。陰陽之変、其在人者、亦数之可数。以上が一節

 

黄帝問いて曰く、余聞く、天は陽たり、地は陰たり、日は陽たり、月は陰たり。大小の月三百六十日もて一歳を成し、人もまたこれに応ず、と。今 三陰三陽は、陰陽に応ぜず。其の故何ぞや。
 岐伯
対えて曰く、陰陽なる者は、これを数えて十にすべく、これを推して百にすべし。これを数えて千にすべく、これを推して万にすべし。万の大よりは、勝(あ)げて数うべからず、然して其の要は一なり。天は覆い地は載せ、万物方(まさ)に生ず。未だ地を出でざる者は、命()づけて陰処と曰い、名づけて陰中の陰と曰う。則ち地を出づる者は、命(な)づけて陰中の陽と曰う。陽は予の正、陰は為(い)の主なり。故に生は春に因り、長は夏に因り、収は秋に因り、蔵は冬に因る。常を失すれば則ち天地四塞す。陰陽の変、其の人に在る者も、またこれを数えて数(はか)るべし。

 

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