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陰陽離合論篇 第六 第三節 語句の意味

2010-07-14 09:21:08 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 2 陰陽離合論篇 第六

第三節

 帝曰。願聞三陰三陽之離合也。

岐伯曰。聖人南面而立。前日廣明、後日太衝。太衝之地、名曰少陰、少陰之上、名曰太陽。太陽根起於至陰、結於命門。名曰陰中之陽。中身而上、名曰廣明、廣明之下、名曰太陰。太陰之前、名曰陽明。陽明根起於兌、名曰陰中之陽。厥陰之表、名曰少陽。少陽根起於竅陰。名曰陰中之少陽。是故三陽之離合也、太陽爲開、陽明爲闔、少陽爲樞。三經者不得相失也。搏而勿浮。命日一陽。

 

語句の意味


根=ものごとのできるもと。

起=はじまる。

兌=れいだ・経穴名・足陽明胃経に属する。


陰中の陽=足の陽明と太陰とは表裏の関係をなし、陽明が太陰の前に居るわけである。そこで陰中の陽であるというわけである。鍼灸医学大系


厥陰=陰が尽きたもので、陽へ転化するという意味。

竅陰=きょういん・足少陽胆経の経穴名。足第四指の端にある。


太陽を開となし=太陽は体の外表を主り、陽気を敷布して外を衛するを以て開と為すとも、又王冰の注の如く動静の基を司るが故に、それをひろげる意味に於て開となすとも説明されている所以である。鍼灸医学大系


陽明を闔となし=陽明の作用というものは、閉の働きをする。鍼灸医学大系


少陽を樞となす=太陽の開と、陽明の閉との扉の開閉をつかさどる心棒の役割をしているのが少陰であるというわけである。鍼灸医学大系


太陽を開となし、陽明を闔となし、少陽を樞となす

=「太陽」は表を主り、「陽明」は裏を主り、「少陽」は表裏の間を仲介する、という意味である。張景岳の説「太陽を開となすとは、陽気が外に発し、三陽の表となるのをいう。陽明を闔となすとは、陽気が内に蓄積されて、三陽の裏となるのをいう。少陽を樞となすとは、陽気が表裏の間にあり、出たり入ったりできるのが、戸枢の働きのようであることをいう」。東洋学術出版社陰陽離合論

摶(搏の間違い)めて浮すなし=結合して散じないという意味である。東洋学術出版社陰陽離合論


一陽=太陽・少陽・陽明のうちの少陽を指す。漢方用語大辞典

一陽=三陽の開・闔・枢は、それぞれがばらばらに働くのでなく、相互に密接に関係するものであるから、まとめて「一陽」と称される。東洋学術出版社陰陽離合論

漢方用語大辞典、明解漢和辞典 

 

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