山科疏水初歩き・今年度初詣り

2010-01-04 11:30:17 | 歴史と散策

 昨年度は、私達琵琶湖疏水愛好者にとって嬉しい年であった。10月に蹴上の「琵琶湖疏水記念館」がリニューアルオープンし、質・量ともに充実した記念館になった。また、国の史跡であるトンネル洞門の扁額6枚の説明板が大津運河から蹴上にかけて、上下水道局の手で設置された。今年の京都新聞第一面のトップ記事として、京都市の「新たな岡崎地区活性化の再整備構想の策定」が発表され、鴨東運河の水路カラー写真が掲載された。 また、私達が取り組んでいる琵琶湖疏水の散策マップの作成が京都市ニューツーリズム創出事業に認定され、2月末目標に作業を進めており、蹴上発電所関連の説明板の設置やインクライン展示の三十石舟の新造計画も進んでいると聞く。
 
 今年は、琵琶湖疏水竣工120周年にあたり、心を新たにして初参りを実施した。例年の初参りは、日向大神宮、御陵大岩・永興寺、安朱・毘沙門堂、音羽・若宮八幡宮の参拝であるが、2日に山科疏水の西部にある永興寺・豊川稲荷社と中央部の毘沙門堂で甘酒をいただき、四宮・一燈園までの3.3kmの山科疏水を歩き、今年初の散策を楽しんだ。
 永興寺では氏子である武内良一さんの案内で、天井画の龍と日本一の木魚を初めて見学することができた。毘沙門堂は直線階段を避け、車道を回って参拝した。一燈園では大きい正月飾りの写真を撮らせていただき、西田天香の偉業を偲んだ。
     
       毘沙門堂・本殿前のお正月飾り        一燈園正面のお正月飾り

 3日には氏神様の「若宮八幡宮」を参拝し、サクラ・クスノキ・カツラの巨木(区民の誇りの木)を見上げて昔を偲び、今日4日は蹴上の日向大神宮を参拝する予定である。