今年迎えた源氏物語千年紀に合わせ、平安講社と京都伝統産業交流センターが衣装や道具など未公開資料を含めた「時代祭展」を開催すると2月に予告していたが、岡崎の「みやこめっせ」の地階(京都伝統産業ふれあい館)」で下表のスケジュールで開催されることになり、第一回展を見学(無料)してきた。
開催期間 時代 内容
1 20-04-05~20-05-11 明治維新時代 維新勤王隊列・維新志士列
2 20-05-17~20-06-15 江戸時代―1 徳川城使上洛列
3 20-06-21~20-07-21 江戸時代―2 江戸時代婦人列
4 20-07-26~20-08-31 安土桃山時代―1 豊公参朝列
5 20-09-06~20-10-05 安土桃山時代―2 織田公上洛列
6 20-11-08~20-12-21 明治~平安時代 婦人列全て
7 21-01-04~21-02-08 室町時代―1 室町幕府執政列
8 21-02-14~21-03-08 室町時代―2 室町幕府風俗列・中世婦人列
9 21-04-04~21-05-10 吉野時代 楠公上洛列
10 21-05-16~21-06-14 鎌倉時代 城南流鏑馬列
11 21-06-20~21-07-20 藤原時代 藤原公卿参朝列
12 21-07-25~21-08-30 平安時代 平安時代婦人列
13 21-09-05~21-10-04 延暦時代 延暦武官参朝列・同文官参朝列
14 21-11-21~21-12-20 神幸列 神饌講社列・前列・神幸列・弓箭組・他
第一回は、平安講社第八社(中京区・朱雀学区)が担当する維新勤王隊で、時代祭の先頭を行く行列である。いただいた解説資料を読みながら展示品をゆっくり見学したが、行列の実地見学だけではわからない多くの新発見の連続であった。
解説資料(6ページ) 維新勤王隊の隊員人形と備品展示例
展示スケジュールは、今年から来年末まで14回の分割展示(時代祭が開催される10月と伝統産業の日のある3月を除く)であり、日本での最初の展示である。展示人形や解説資料が充実しており、カラー写真入りの解説資料を14回分まとめれば、時代祭のカラ-解説書が出来上がる。第一回目は5月11日まで開催しているので、興味ある方はぜひ見学してほしい。そして来年の時代祭を新しい知識をベースに見学したいと楽しみにしている。