ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

桜紀行 その1 三春の〝滝桜〟

2024年04月19日 | 日記

 今年はあっと言う間に桜前線が通過していきました。散々気を持たせていたかと思うと、突然暑くなって一気に開花でしたね。その挙げ句に今度は強風が吹き荒れてあっと言う間に散ってしまいました。まるでその時の私の〝こころ〟のように…

 皆様、ご無沙汰致しました。前回のブログからナント2週間以上も…、こんなに間が空いたのは始めてのことです!しかし、そんなブログにもかかわらず毎日閲覧して下さっている方々がいらっしゃったのをみると、本当に感謝、感謝です。

 この間が忙しかったという理由だけならいつものこと。どうってことないんですが、実を言うと強烈な精神的ダメージを受けて書けなかったんです。長い人生のうちには心が打ちのめされることって何度かはありますよね。が、今回は今までにないほどのダメージを受けてしまいました。ここにその詳しい内容は書けませんが、何十年も信じて付き合ってきた人に裏切られるという…まあ、考えてみればそれも昔からの〝仇も情けも我が身から〟ということかもと反省しています。しかし、それが見抜けなかったという自分にも腹が立って落ち込んでしまったのです。ちょっと大袈裟だったかしら。でもそれぐらいのパンチを、それもダブルで受けたんですから…やはり私には耐えられないことでした。だからこんな気持ちでは到底筆を執る気にもならず、全てが空しくって…哀しい!(; ;)…

 しかし、毎日こんな気持ちで鬱々と過ごしてもいいことは何ひとつありませんし、また、報告すると約束した記事を待っていて下さる方がいるのだと思えば…と気を取り直して重い腰を上げました。くどくどと泣き言など言って…ゴメンナサイ!

 それでは、先日行って来た〝上信越・南東北(福島・新潟・長野)ぐる~り3県7つの桜名所めぐり4日間〟の桜紀行を報告しますね。写真も沢山ありますし、長くなりますのでちょっとずつ分けて書きますから読んで下さい。

 先ず初日(4月7日)は、ANAの始発便で山口宇部空港から羽田へ。10時第1ターミナルに集合、一路バスで「三春の滝桜」へ。

 以前退職したら主人がキャンピングカーを買って、二人で全国の桜を観て回ろうという遠大な願いを持っていたんですが、いつの間にかその夢もどこかへ…。更に義母たちがこちらへ来てからは、旅行といっても一緒に近場のところへ行くだけでした。それが昨年102歳の義母を見送って、それなら念願の桜を今年は観に行こうという計画を立てたのでした。もちろん車で観て回る元気はもうありませんので、どこかのツアーを探してのことでした。最初は今年の桜は開花が早いという予想でしたので7日ではもう遅いかしらと思いつつ、7ヶ所も巡るんだから運が良ければどこかは満開かもと期待を膨らませながらの申込でした。ところが、ガイドさんの話では4月に入ってからの意外な寒さでこの滝桜はまだ咲いていないかもと…。

 東京では満開の桜とスカイツリーを横に観ながら高速を走って行きましたが、福島県の三春に近づくに従い、道々のシダレザクラは殆どが開花前…。ところが、この日が20度を超すというナントも暑い日でしたので、もしかしたらと思ったら…まさに今日開花宣言が出たという…ヤッター!です。もちろん2、3分咲きでしたがそれでも大感激でした。

 東京はやや曇り空、でも三春に近づくに従って快晴でしたよ。バンザイ!

 この「三春の滝桜」は、福島県の三春町に樹齢1000年を超える桜の巨樹で、三春ダム湖の東岸にあり、エドヒガン系のベニシダレザクラ(紅枝垂桜)です。岐阜県の根尾谷薄墨桜、山梨県の山高神代桜とともに、日本三大桜の一つとされています。樹高13.5m、根回り11.3mの巨木には、四方に伸びた太い枝から薄紅色の小さな花が無数に咲き、その様子が滝が流れ落ちるかのように見えることから滝桜と呼ばれたといわれています。大正11年10月12日に、桜の木としては初めて国の天然記念物に指定された名木です。皇居宮殿の正殿松の間を杉戸絵「櫻」(橋本明治画伯)や、赤坂サカス赤坂Bizタワー壁画「四季樹木図」(千住博画伯)が、滝桜をモデルに描かれたことでも知られています。令和4年(2022)10月12日には国の天然記念物に指定されてから100年目を迎えました。

 それでは三春の「滝桜」をどうぞ…まだこの程度でもやはり迫力がありました。ぐるりと一周して色々な角度から写真を撮ってもどれもみな格好がいい!さすがは日本三大桜のひとつです。もしこれが満開だったらと思うと…でもこれぐらいで満開を想像して観るというのもまたいいかも。1時間ほどそこにいて最後に振り返って見ると、その間に最初より少しピンクが濃くなっているような…。するとこの2、3日後に行った人はきっと満開が観られたでしょうね。羨ましい!

 帰り道に満開の時の写真が売っていました。

 それでは、この続きをお楽しみに…


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2 コメント

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 (風の盆)
2024-04-28 16:11:29
滝桜を見に行ったか
まだあったか
三春とは三つの春から地名したと
梅と桜と桃だったかな
北国は一遍に春が来るんだな
枝垂桜は一本が多い
元々田畑の脇に咲いていたが、飯田などは寺に一本桜が多い
枝垂れは樹齢が多いんだな、そして1本が多い
染井吉野などは明治の文部官僚が推進したので学校と川淵に軒を連ねて咲いている
小林秀雄などは品が無いと言っていたが、吉野と比べればの話だが

三春には滝桜だけでなく、樹齢がある立派な枝垂れ桜が多い

桜はいいな

名古屋だったか、太平洋岸から日本海まで桜の苗木を植えた男がいたが、そういう男もいるんだな
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Unknown (ちわき)
2024-04-29 10:39:37
風の盆さん、お早うございます。
三春の滝桜の子孫はあちらこちらにあるそうです。
実は宇部にもあったんですけど、まだ小さくて…
ソメイヨシノの寿命は大体100年だとか…、しかしそんな寿命の桜は殆どが枝が折れたり幹が空洞になっていたりと…完全な姿で残っているものが少ないんです。
でも、この滝桜は見事としか言い様がありません。でも、以前テレビや写真などで見ていたのよりこじんまりしていたような。
ガイドさんの話では、やはり台風や雨風で折れたり腐ったりしたところを切ったりして、今この状態だが、いつまで持つかと。
超高齢ですから…何時死んでもおかしくないと…まるで人間のようです。
人間ならまさに〝山姥〟ですよね。
こんな時代だからこそまだ頑張って生き続けて欲しいです。
〈太平洋岸から日本海まで桜の苗木を植えた男がいたが…〉…これ映画かドラマになりましたよ。私観ましたもの…夢があるっていいなあと思った記憶があります。
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