桜紀行もいよいよ福島県から新潟県へ…。ガイドさんの情報では西蒲原郡弥彦村にある弥彦公園の桜も余り期待できないと。それでコースには入っていない〝彌彦神社〟の方へ回りますかという提案に全員一致で行くことに。12時半鶴ヶ城出発。これから約2時間半ほどは磐越自動車道を走って行くので、到着まで車中でお休みタイム。15時前に弥彦公園へ到着。見れば、ナント、ナント…見事に桜がほぼ満開!これはまたまた予想に反したウレシイ悲鳴でした。ヤッター!
この〝弥彦公園〟にはソメイヨシノや八重桜など約50種の桜があり、大正五年(1916)、現在のJR弥彦線の前身である参宮線開通を機に越後鉄道株式会社(当時)の駅舎と一体の公園として整備され、昭和三十七年(1962)に彌彦神社外苑として献納されたのだとか。
また弥彦山(東京スカイツリーと同じ634m)を借景に、自然美と人工美とを巧みに調和させた名園として、四季を通じて多彩な表情を楽しむことができ、苑内の通称「もみじ谷」は近年紅葉の名所として、秋には境内の菊まつりと並んで多くの観光客で賑わうんだそうです。
〝彌彦神社〟の方は、越後一宮として古くから信仰を集め、「おやひこさま」として人々に親しまれ、初詣には毎年20万人以上の参拝者が訪れるんですって。御祭神は天照大神の曾孫の天香山命(あめのかごやまのみこと)。創建から2400年以上の歴史を有するとされる神社で、日本最古の万葉集にも詠われています。祭神と妃神の仲が良いことから、縁結びにご利益があるといわれているんですよ。でももう私には必要ないんですけど…アッそうだ、息子のために拝んどこ!(笑)
この彌彦神社には見事な鎮守の森があって、樹林に覆われた境内には神聖な空気が漂っていました。紅葉スポットとして特に有名だそうですが、年間を通して美しい自然と森林浴を楽しむことができます。桜は神社の裏手の方に〝桜苑〟があって、ソメイヨシノがほぼ満開だったと。残念ながら私は行かず仕舞。今から5月の八重桜まで、50種類以上の桜がかわるがわる咲き競うんだそうですよ。この旅行で、私の頭に棲みついていた〝新潟は雪が多くて寒いところ〟というイメージが完全に覆されてしまいました。やっぱり何でも体験してみないといけませんね。
さて、境内を進むと津軽の〝火の玉石〟というのがありました。この石(重軽の石)は持った時の重さの感じ方により、願いが叶うかどうかを占うものなんだそうです。
ぜひ試してみてはとガイドさんに勧められ、みんな代わる代わる抱えてみました。心の中で願い事を思いつつ持ち上げ、軽いと感じれば祈願が成就、重いと感じたら叶わないと。では私もと…持ち上げてみると、わあ、やっぱり重い!小さい方がやっと持ち上がったぐらいですから大きいのは…腰を痛めるからと止めました。これじゃあ願い事はダメだわ…。うえ~ん(; ;)ホロホロ
弥彦山山頂には奥宮の彌彦神社御神廟があるとか。神社から10分ほど歩いたところに弥彦山ロープウェーの山麓駅があり、そこから山頂駅まで行くことができるそうですが、残念ながら下から眺めるだけ。ということで、16時過ぎには今日の宿泊地岩室温泉へ出発です。宿の「ゆもとや」へは彌彦神社からは10分でしたので、あっと言う間に到着。
部屋に入って、食事までにはまだ時間がありましたので、暗くなる前に近くを散策。この宿の裏手に源泉があると聞いて行ってみると、確かにありました。この300年の歴史を誇る岩室温泉は、一羽の傷ついた雁が流泉につかってけがを治したという伝説からで、別名「霊雁の湯」とも呼ばれ、新潟の奥座敷として親しまれており、またここが新潟芸妓の発祥だとも。その傍に「夜泣き地蔵」もありました。
この「ゆもとや」には、趣向を凝らした「雁の湯」「夢殿」二種類の大浴場があり、それぞれ1日ごとに男女交替制。それで私はもちろん夜も朝も入浴して、両方を堪能しましたよ。食事は珍しくバイキングではなくて、新潟・日本海の幸がふんだんに…生きのいい魚は当然のこと、私が一番期待したのはやっぱり魚沼産のコシヒカリ…はい、とっても美味しくてお代りをしてしまいました!これでまた、肥るわ~イヤダ!なんて…しかし、お料理もお風呂も大満足でした。
それなのに明日の天気予報は雨100%だと…。さて、さて3日目はどうなることでしょう。では、またの続きを…お楽しみに!
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