ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日はいづこも〝花の雨〟ですかね!

2024年04月03日 | 俳句

 今朝起きると天気予報通り…小雨ではなく結構降っていました。それに、ゴミ出しに行くと、今度は傘が吹き飛ばされるくらいの強風ですよ。

 一昨日、昨日と俳句教室へ行きましたが、やっと開き始めた桜を見ながら、この調子ならもう2、3日もしたら満開になるかも…などとウキウキしてたんですが。

 こちらではまだ2、3分ぐらいですからまだいいのですが、これが満開の所だとするといっぺんにダメになるかも知れませんね。桜の一番の見ごろをいい天気で目にするのはなかなか難しいこと!

 テレビではあちらこちら満開の桜が映し出されています。が、今日は西日本から東日本にかけて全国的に雨のようですもの。これぞ〝花の雨〟でしょうか。

  手を引いてやる母は亡し花の雨   大木あまり

 確かに去年は義母の手を引いて花見をしましたのに…身に沁みますね。〝花の雨〟だからこそ余計に。あのふっくらとした手の温かさがまだ残っています。

 ところで、一昨日の兼題が〝四月馬鹿〟でしたが、面白い句が出ていました。〈腑に落ちぬことも飲み込み四月馬鹿〉という句。採った人は〝世の中には納得できないことがたくさんあるが、それを飲み込んでガマンするしかない…四月馬鹿ならいいが…〟という気持がよく解ると。〝これは作者のこと?なら何か手がかりになる具象が欲しいわね〟と言うと、作者が〝実はこれは大谷翔平のことを詠みました〟ですって!それは想像できなかったわと、みんなで大笑い。おまけに同じ作者のもう一句は〈とぼけても褒められてをり万愚節〉。〝今度は翔平の奥さんの真美子さんのこと…〟と。ホントにあの事件は青天の霹靂だったでしょうから、これがまさに〝四月馬鹿〟のニュースだったとしたらよかったのにね。

 今年になってからは余りいい話題がなくて…この一年が思いやられます。政治にしても経済にしても、このどんよりとした重い空気を吹き飛ばすような明るいニュースはないのでしょうか。そういえばパリ・オリンピックの開催までもう4ヶ月を切りましたよ。以前のように心がちっとも躍らないのはなぜでしょう?そりゃあ前回は東京での自国開催でしたから当然でしょうが、それ以外の時でも胸をワクワクさせて楽しみに待っていたんですけどね。皆さんはいかがですか?

 話が変わりますが、ネットを見ていたら次のような言葉が目に留まりました。〝自分が買ったワンピースの値段で、子どもが売られていた現実。(その値段はナント一万円ですって!)日本の大学生が設立した「かものはしプロジェクト」とは?〟

 このようなことが後進国で起っているということは今まで知らなかった訳ではありません。この「かものはしプロジェクト」という名もどこかで見かけたことがあるような気がします。今回詳しく読んでみて…次のような思いで応援をしてみようかと。その時のメッセージですので、読んでみて下さい。

「だまされて売られる子どもを守りたい。」かものはしプロジェクトの応援をはじめました。

私の大学時代の友人が生涯を掛けて、カンボジアの小学校設立のプロジェクトに携わり支援していましたが、昨年末亡くなりました。
私もカンボジアには観光で行きましたが、貧富の差が目に付きました。また、子どもたちの物売りが観光客に商いする姿を見ては、戦後の日本を見る思いでした。ましてや女の子が性商売の奴隷にされて売られるというのも、嘗ての封建時代の日本です。常に貧しいが故に…そういう環境に生れてきたが故に理不尽な生き方を強制的に…いや暴力的にさせられるという…そんな社会が許せません。しかし、それをしているのも同じ人間であると言うことにも腹が立ちます。弱い人たちを虐げて甘い汁を吸っている人間たちにも腹が立ちます。でも何も出来ない自分が悔しくもあります。そういう現実に立ち向かって闘っている若い人たちを少しでも応援したいという気持です。
子どもが売られる問題については、こちらから知ることができるので、よければ読んでみてください!
http://bit.ly/2wpnIwe

 関心のある方は是非読んであげて下さい。以前もユニセフや赤十字、東南アジアの子どもたちの学業を支援するという寄付をしてきましたが、ホントに本当に微々たるものです。でも、何かせずにはおられないという…そんな気持です。でも、またそんな善意の人々を騙す人もいるという…コワい世の中でもありますから、気をつけましょう。いや、気をつけますね。

 写真は、「かものはしプロジェクト」からです。

      


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2024-04-04 07:06:12
お早うございます。
 ウクライナ侵攻同様、弱い者イジメ、「逃げるが勝ち」、逃げることもできない子供たち、物心ついたたら、逃亡、移動、第二次世界大戦終戦後に山で自給自足の生活をしていた兵隊さんがいたようですね。ウクライナ侵攻の両国の指導者は自分だけ生きて、私には理解できません。国を守るよりも、自分の命が大事、指導者だけが生き残り、何万人もの尊い命の戦死者、負傷兵、そしてガレキの山、支配者の命は戦死者の命とは?国・支配者を守るよりも自分の命を守ることが、子孫繁栄につながるのではと思うのです。
移動すること、日本人は大陸から移動してやってきたといわれています。地球国なのです。言語は国際語として、現在最も多く用いている中国語と英語としましょう。どだい、いまだに夫婦別姓さえも認められていない日本国も、ウクライナ侵攻に似ているように思えてならないのです。 K.M
Unknown (ちわき)
2024-04-05 00:17:55
K.Mさん、お久し振りですね。お元気でしたか?
どうして人間は戦争を止めないのでしょう。何一つ得るものはないと、だれが考えても分かることですのに…。
これは良いとか悪いとかの問題ではなく、恐らくその渦中に入ってしまうと全く周りが見えないというか、個人的な感情はどこかに失われて、大きな渦に飲まれて、その渦の方向が正しいように見えてくるのかも。いや、それしか生き延びる道がないのかも…
まあ、渦に飲まれたら反対方向へ行くというのは至難の技でしょうからね。
でも、ロシアのような独裁政治には反対すれば殺されるという…そしてそれが堂々と罷り通るという国の怖ろしさがあります。しかし、日本だって軍国主義の時はそうだったんでしょうから、どこの国であってもそう成り得る要素があるということでしょうか。人間がいる限りは。私には難しいことは分かりませんが、平和ということの難しさはよく分かります。
だから祈って願うことしかできません。
強い 弱い (風の盆)
2024-04-28 15:59:19
弱肉強食と言う
動物はいや生き物にとっても強い者が生き残るのは世の常かも知れない

しかし人と動物は、人も動物の一種であるが何だな
良く分からないな
年を取って、孔子は30だったな40だったかな、すべて分かったと
しかし小生には分からんことが多くなったな

昔、開高健が言っていたが、動物は食うために殺すと、しかし人は食わなくても趣味のために殺すと
開高健は良く釣りをしたが、釣りとは魚を食わなくても釣ると

ロシアのことでもう一つ
五木寛之はロシア文学を専攻した
満州帰りにロシア兵が残忍なことをしたが、ロシアを専攻したんだな
満州のことも中年すぎに語り出したが、それでもロシアは五木寛之にとっては魅力的だったんだろうな

ウラジオストクとはロシア語で東に出るとか
Unknown (ちわき)
2024-04-29 04:02:53
風の盆さん、今までどうされていたんですか?
まるで〝眠れる獅子〟が目を覚ましたかのように…
次々にコメント書いて頂いて、嬉しい悲鳴を上げていますよ。
まあ、私はボチボチといきますから、ゆっくり読んで下さいね。
動物は食うために殺すと…それは生きるためでしょう。食うか食われるかという生存競争であり…弱肉強食でも同じこと。
しかし、人が生き物を食うために殺すのは、やはり生きるためで仕方ありませんが、それ以外の目的で殺すことが問題ですよね。それは何のために…趣味?悦楽?憎悪?損得?闘争本能?…???
要するに人格の問題でしょうか。人という動物には〝格〟があるが、他の動物にはないと。でも猿の世界にもボスが居たりして…〝猿格〟というものがあるのかも。
ロシアのウラジオストク…ロシアツアーの帰りの飛行機を待っていて御巣鷹山の日航機事故を知った所…忘れられない日です。でもこの時はロシアはとても貧しい国だということを痛感しましたね。

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