ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

カープリーグ優勝!

2017年09月18日 | 俳句

 今日は何たって〝カープ〟のリーグ優勝でしょう。先日からのマジック1でもたもたし、挙げ句の果てには台風18号で引き延ばされ…。先月から入院していた母も、カープの優勝が家で見たいと、先生に頼んで先週の金曜日に退院させて貰ったというのにですよ。だから、今日の空はそもそも台風一過の青空なんですが、それ以上に晴れやかです。よかった、よかった!

 ところで、秋櫻子先生は野球が大好きでしたね。ちなみに、今の德田千鶴子主宰は〝カープ〟の大フアンなんですよ。

   ナイターやツキのはじめのはたた神   (昭和37年作)

 秋櫻子先生の句です。「ナイターは和製英語であって、ナイトゲームが正しい」「ナイターは野球に限ったものではない」など、戦後、職業野球の隆盛と共にナイターが俳句の季語として登場したとき様々の批判が聞かれたそうです。今では夏の季語として定着していますが、その功績は秋櫻子に帰すと言われています。確かに東大野球部の名捕手として鳴らしたという秋櫻子先生には、俳諧味豊かな作品がたくさんあります。

   ナイターの負癖月も出渋るか      (昭和34年作)

   ナイターのやぶれかぶれや稲びかり   (昭和39年作)

   ナイターのここが勝負や蚊喰鳥     (昭和50年作)

 今日は、実は「敬老の日」、もちろん秋の季語です。昭和41年から9月15日が敬老の日として国民の祝日になりましたが、平成15年に改定されて、9月の第3月曜日になりました。今年は台風やらカープ騒ぎやらで、我家では敬老の日の影が薄くなってしまいました。母に食事でもと誘ったのですが、退院した日に早速風呂場で転んでおでこを打ったので、しばらくおとなしくしてると…。で来週ぐらいに気分がよくなって行こうということになり、今日は一日家でテレビ観戦でした。

   熟睡翁(うまいおう)敬ふ朝湯沸きにけり

 敬老の日が祝日になった翌年の昭和42年、秋櫻子先生の作です。「敬老の日」と使わずに「翁敬ふ」で詠まれていてさすがと思いました。「朝寝をしていると、敬老の日だからと、朝湯を沸かしてくれたよ。」という意味で、今では朝湯など大した贅沢ではなくなってしまいましたがね。

 テレビからなのでブレていますが、優勝した瞬間を記念に残しておきたいと思いまして…。ゴメンナサイ!

 

 

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