ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

周防大橋

2017年09月03日 | 俳句

 今日も朝から涼しい。このところ8月のあの残暑が嘘のような…まあ、これが本来の気候なのかも。今日は、9月30日(土)にある俳人協会山口県支部俳句大会の役員会が開かれましたので、朝から防府へ出掛けました。一人で車を走らせるのも久しぶり!この防府へ行く道はもうすっかり秋のまっただ中です。黄色になって稲刈を待つばかりの早稲田やまだ青々とした田圃が左右に広がっていて、その中を突っ走るのは何ともいえず気持ちのいいものですね。

 今年の県大会の講師は三村純也先生、俳誌「山茶花」の主宰です。お名前を知っている程度で、殆ど何も知らないといった方がいいかも。どんな俳句を詠まれているのかも。それでちょっと調べてみました。

 昭和28年(1953年)、大阪市生れ。本名昌義(まさよし)、現大阪芸術大学教授。中学時代より句作を始め、1972年ホトトギス系の「山茶花」に入会。下村非文に師事、清崎敏郎、稲畑汀子の指導を受ける。1997年より「山茶花」主宰を継承する。2002年句集『常行』にて俳人協会新人賞受賞。

 代表句かどうか分りませんが以下のような句がありました。

   揚げ物の音が窓洩れ春夕焼

   やけに効くバレンタインの日の辛子

   春深しひよこに鶏冠兆しつつ

 今回の演題は、「高浜虚子と能楽について」です。能楽は私の大の苦手…というより全く無知の分野ですから、どんな話をされるのか少しは興味があるのですが、ちょっと心配。退屈して(分らなくて?)居眠りなどしないかと…いやあ以前あったんですよ。話をしっかり聞こうと思って張り切って前の席を確保したんですが、途中でもう眠くなって、ついつい油断しているとコクリ、コクリと…、そりゃあもう腿を抓ったりして我慢したんですけどね。今回はどうなることやら。実際に聞いて、その時また報告しますね。お楽しみに!

 今日の写真は周防大橋で、白鷺をイメージして作られた橋です。ここには野鳥の会で何度か鵯の渡りの観察に来ました。何百羽という鵯がこの川を渡ろうとするのですが、それを狙った隼がこの橋の鉄塔の上で待っているのです。何度も出てはまた引き返しして、最後はとうとう渡るのですが、その時必ず1羽が犠牲になります。鉄塔の上に戻り、それの羽をむしって食べている様子が双眼鏡でよく見えました。可哀想でしたが、それも食物連鎖で仕方が無いことなんですよね。橋の上から見た山口湾、ここはカブトガニが産卵に来るところでそれも観察しましたよ。山側は秋の綿のような雲がかかっていました。でも、空気が澄んでいてやっぱり秋の空でした。

コメント
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