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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ロビン・フッドの冒険

2010-08-27 19:04:18 | 好きな本
当然きのうからのつながりで、児童文学で何かと思ったんだけど。
探せば出てくるもので、実家の押入れから発見した。
これが私にとっての読書の原点ぢゃないかなってくらい古い本だ。
紙は茶色いし、ところどころページが抜け落ちそうだし、背表紙がボロボロになっちゃってる

正確な本の名前は、「少年少女世界文学全集 4 イギリス編(1) ロビン・フッドの冒険 アーサー王物語 イギリス民話」で、昭和36年、講談社発行。

ロビンフッドもアーサー王もいいんだけど、なにより「イギリス民話」が面白くて、何回も何回も読んでた。
コンテンツは、イングランド民話が「ジャックとまめの木」「小おにのトム・チット・トット」「親指トムの話」「まぬけな夫婦」「焼きパンときつね」「さかなと金の指輪」「幸運をさがしにいったジャック」「ウィッティントン卿とねこ」。
アイルランド民話が「乳どろぼうのまほう使い」「あくまにたましいを売った令嬢」「すりかえられた赤んぼう」「ふえふきと妖精プーカ」「黒い子ひつじ」「なまけむすめと三人のおばさん」「小鳥と修道士」「神父さまのお夕飯」。
スコットランド民話が「『金の木』と『銀の木』」「よいっぱりの子」「王子と大男のむすめ」。
民話とか童話の、話の進め方にリフレインを使った、独特のリズム感がいいんだよね。
>焼きパンはこんどはおおかみに会いました。
>「どこへいくんだな、焼きパン。」
>「ぼく、おじいさんとおばあさんと男の子とふたりの井戸ほり人足とふたりのみぞほり人足とくまを、おいてきぼりにしてきた。おまえさんだって、おいてきぼりさ。」
>「ほんとうか。よし、ためしてみよう。」
なーんて調子で延々と繰り返される活劇、声に出して読みたくなるくらい心地いいリズム感です、ちっとも退屈しない。
最後、きつねに会うんだけどね、「おまえさんだって、おいてきぼりさ。」に、きつねは「話がよくきこえないんだが、焼きパン、もうすこし、そばへよってくれないかな」って言うんだよね。そこで、焼きパンは走るのをやめて… って話。

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