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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

子どもの宇宙

2010-08-26 20:13:04 | 読んだ本
河合隼雄 1987年 岩波新書
きのうのつづき、っていうか同じ書名だ、「子どもの宇宙」。
きのうの「子どもの宇宙」を探してたときに、同じく検索に引っ掛かったんだが、おもしろそうなんで同時に買ってみた。
私にとっては、いままで読んだことのないタイプの本だったけど、とてもよかった。とても
ひとりひとりの子どものなかに広大な宇宙=心がある、その心の成長について語られてるんだけど、児童文学とか実際の心理療法とかの例を挙げての分析が、すごくいい。

いろんな本が紹介されてるけど、著者が
これは、素晴らしいとか名作とか、形容詞をつけられるような本ではなく、ただただ、できるだけ多くの人に読んでほしいと願いたい本なのである
と書いている『あのころはフリードリヒがいた』は、読んだことないので、是非読みたい。

※あげられている本のいくつか
ベバリイ=クリアリー『ラモーナとおかあさん』
E・L・カニグズバーグ『クローディアの秘密』
エーリヒ・ケストナー『ふたりのロッテ』
F・E・H・バーネット『秘密の花園』
キャサリン・ストー『マリアンヌの夢』
フィリパ・ピアス『まぼろしの小さい犬』
C・S・ルイス『ナルニア国ものがたり』
フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』
ルイス・キャロル『ふしぎの国のアリス』
ミヒャエル・エンデ『モモ』
石井桃子『ノンちゃん雲に乗る』
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』
今江祥智『ぼんぼん』
小川未明「金の輪」佐藤さとる編『ファンタジー童話傑作選』
佐野洋子『わたしが妹だったとき』
I・ボーゲル『さよなら わたしのおにいちゃん』
イリーナ・コルシュノウ『だれが君を殺したのか』
…こういう本は、その後の読書の広がりがあっていいですね。

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