うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2021秋アニメ最終回④

2021年12月25日 21時36分53秒 | アニメ
クリスマスはいかがお過ごしでしょうか?
かもしたはいつも通り、イブにちょこっとクリスマスらしくチキンとサラダとSEEDのシャンメリー飲んで悦に入っておりました♥ ケーキはいつもならホールを作るのですが、最近はあんまりたくさんの生クリームは無理なので、もっぱらシフォンとかパウンドとか、生クリームいらずの物ばっかりですね。なので今回も小さなスフレチーズケーキだけ。でもこれでも結構カロリー爆発!明日はガンカフェに行くのに、今から糖分ばっかで心配ですわ💦
とりあえずクリスマス本番の本日は、アニメ見てひたすら和むのみ( ̄▽ ̄)
『SCARLET NEXUS』:ゲームとアニメの総合メディア作品の2期アニメでした。
主人公のユイト・スメラギはこの春親友のナギと共に怪異討伐軍の新入隊員した、ニューヒムカの設立者の末裔であるスメラギ家の次男。しかし戦闘に必須の超能力は弱く、後付けの能力を必死に鍛えて入隊した。彼らと反対にヒロインのカサネ・ランドールと姉のナオミはエリートとして入隊。訓練を経てようやく実践となった日、ナオミが何かに撃ち抜かれる。そして彼女は姿を消した。あとに残されたのは謎のアンプル。そしてユイトとカサネは謎の赤い帯:レッドストリングスに吸い込まれる。一方街は怪異に襲われる。それを手引きしたのは討伐隊の隊長:カレン。一方カサネは未来の世界に辿り着き、未来のユイトから自分を殺すように言われる。一方ユイトは事の惨状を収めるためにヒーローとして祭り上げられるが、能力を使う度に襲われる頭痛に、何度も意識を失う。カサネはユイトを追うが、行方不明になっていたナギを見つけたユイトたちはスオウの病院に運ばれるナギを見つける。そこにあったのは怪異研究の実験室で、怪異の姿になってしまったナオミがいた。それを見たカサネはユイトを殺そうとするが、事の真相を暴くために、カサネは同じ部隊のキョウカに、ユイトはカゲロウに導かれ、宗教自治区のトゲツに向かう。そこで明かされたのはトゲツは月から2千年前にこの地に辿り着いた者たちの手によってできた街で、キョウカとカゲロウは月の人間が怪異となっていくため、この地に避難すべきかどうかを調べる先遣隊の役割を果たしていた。一方ニューヒムカのアラハバキは怪異を生物兵器にしようとしていたことが発覚。ナオミやナギはその実験体とされていたのだった。それを仕切るスメラギ家の役割を知ったユイトは反旗を翻す。そしてカレンもまたアラハバキに対し、怪異を集中させていた。怪異の月からの落下を止めるため、ユイトとカサネは力を合わせてレッドストリングスに突入し、ユイトの母でもあり、カサネの育ての親でもあるワカナと出会う。ワカナより二人がどうして誕生したのかという話を聞きだし、二人の力で時空のもつれた糸を解くことがレッドストリングスを消滅させることが判明。二人はワカナの教え通りに時空のもつれを解除していくが、レッドストリングスが消滅しない。スメラギ陵に向かった一行が目にしたのは、スメラギ祖先が実はカレンと入れ替わっていたこと。カレンは仲間だったアリスを奪われたことで、彼女が生存する世界を取り戻すため、何度も時間遡行を繰り返していた。その時間のもつれを治さない限りレッドストリングスは消えないため、ユイトは説得する。カレンは説得に応じ、あきらめたに見えたが、やはり諦めきれないため、再度時間遡行をすると、現れたのはカレンではなくアリス。カレンの消滅の代わりにアリスが存在する世界となったことで、レッドストリングスは消滅。怪異の出現は無くなった。しかし誰もがカレンの存在を忘れていく。彼の存在を覚えているユイトは政治家への道を進み、カサネは月で生き残っている人類がいるか、捜索に向かう道を選ぶのだった―――というストーリーでした。
ゲームCMを兼ねたアニメにしては珍しく、2期にわたって壮大に描いてくださいました。ただ、話しの方向性が飛びに飛んで、結局主人公の目的が一体どこに向かっているのかわからなくなること数回💧 何故かといえば、この主人公、能力を使う度に頭痛に襲われて(母親により、力を使うことを抑えられていたため、負荷がかかってしまう)意識失っている間に話がどんどん進んでいくという、いわゆる「寝ている間に話が進む」になることがとにかく多くって、使命を持っているかと思えば私情に走ったりと、結構ブレるのが多かったですね。もう一本筋が通っている方が分かりやすかったかな。多分ゲームの世界を相当濃縮させているのでこうなったかもしれません。ただ、総合メディア作品って大体ゲームのイントロをアニメで放送することが多いのですが、この作品についてはバッチリ完結まで描いているので、そこはすごいありがたかったです。太っ腹や( ̄▽ ̄)
『サクガン』:オリジナルアニメでした。
主人公の父娘:ガガンバとメメンプーは岩盤に隔てられた「コロニー」で生活していた。その外には「ラビリンス」と呼ばれる危険な未開地帯があり、そこを開拓しようとする者たちは「マーカー」と呼ばれていた。僅か12歳で大学を卒業した天才児メメンプーは不思議な光景を夢に見ていた。幼馴染のリンダに「その場所に行こう!」と誓い合っていたが、突如襲ってきた怪獣によって殺されてしまう。メメンプーは彼女との夢を果たすため、マーカーのガガンバと共に、ラビリンスの奥深くに探索に向かう。先駆者の道しるべとメメンプーの分析、そして管理局のメローロの助言を元に、様々な人々と出会い、トラブルに泣きこまれる中、メメンプーは何度もガガンバが死ぬ夢を見るようになる。不安を抱いたまま奥へと進む二人の前に、やがて「シビト」と呼ばれる集団にメメンプーは命を狙われるようになる。そしてついにメメンプーはシビトのムゥロに連れ去られてしまう。彼女が連れていかれたのはボスの元。メメンプーは何度も「虹の子」と呼ばれるが、実はコロニーで生き延びるために人類が英知を注いで生み出したデザイナーチルドレンの一人であり、乳児記憶が残ったままのメメンプーは、夢見ていた景色が実は自分の生まれた場所だったことが発覚。絶望するメメンプーだったが、命がけで救いに来たガガンバに「何があっても自分の娘だ」に言われ、失いかけていた絆を取り戻す。それを見たボスは二人に猶予を与えると言ってその場を去るが、ガガンバとメメンプーはムゥロに一矢報いる。そして新たな旅に出るのだった―――というストーリーでした。
ヒーローとヒロインが親子というのは昭和のアニメにはありましたけど、最近は見たことなかったので、久々新鮮でした✨ しかもノリがいい(笑)しっかり者だけど、頭はいいけれど、その分人の気持ちまでまだ理解が及ばない、未完成な娘(自分は完ぺきと思っている)と、体たらくで問題行動ばっかりなんだけど、ここぞというときに踏ん張る父ちゃん(←あえてこう呼ぶ)。なんとなくタイバニの虎徹さん思い出すわw でもやっぱり一番この作品で言いたいのは、「血は繋がらずとも、真剣に子供と向き合っている親の愛情はちゃんと子供に伝わるんだ」ということですね。どんなに頭がよくたって12歳。まだまだ精神的には子供です。そこをちゃんとわかって役割分担きちんとできるこの親子は相性良いんだろうな。見ていて危険は多いんですけど不安はちっとも感じなかったですね。一応完結したけれど、「NOT」の赤い表示が後から<バン!>って張り付いたので、もしかしたら続編があるのかな?ボスとの決着も付いていないですしね。もしあったらきっと見るかと思います。いいボケとツッコミ具合だわv
『メガトン級ムサシ』:こちらも今期多いアニメとゲームのメディアミックス作品でした。
主人公の一大寺 大和はいわゆる不良のレッテルを張られた高校生。喧嘩で留置所に迎えに来たのは浅海 輝。大和と喧嘩仲間の土方 龍吾は輝によってこの世界の真実を教えられ、実は記憶が書き換えられているがドラクターという異星人の急襲で地球の人口が9割が死亡。残った人類は地球の中の街イクシアに保護され、悲惨な記憶を消され何一つ変わらない日常を送っていた。そのドラクターの攻撃から地球を守るため、ローグと呼ばれる巨大ロボのパイロットを探していた。それに抜擢されたのが大和と龍吾と輝だった。いきなりムサシに搭乗したが、初戦で見事に撃退。やがて雨宮 零士、霧島 ジュン、早乙女 萌々香、といった同じ学校の仲間たちもパイロットとして共に戦うことに。一方ドラクターの姫アーシェムは大和の命を狙い、幾度も暗殺を試みるがうまくいかない。それどころか地球人の生活に触れ、寧ろ「共存の道」を模索したいと願うようになる。大和に正体を打ち明けたアーシェムは共に戦うことを選び、一方イクシア司令官:南 沙也加はドラクターでありながらも輝と恋人関係にあった。ドラクターの攻撃に、地上を捨て、イクシアを浮上させるが潜入したドラクター兵士により南は命を落とす。一方何とか母親を説得し戦いを止めようとするアーシェムだったが、戦闘途中で地上に落ちる。娘を顧みない女王だったが、部下のグリファースが反逆し、クーデターにより死亡。一方アーシェムは地上で盗んだデータからムサシを作り上げて戦う者たちと出会う。イクシアはマーガレットが後任の司令となって再起をかける中、死亡した南の中に輝との子どもが宿っていることが発覚した―――というストーリーでした。
こっちはもうほぼゲーム推しのために色々解説していることがメインのストーリー作りだったと思います。一期目は―――というのも、最後の最後、最終回に滅茶苦茶伏線残しまくっていったので、多分アニメのストーリー展開として、大幅に物語を膨らませるのはこれからな気がします。Next Stageとあったので、当然ながら続きがあるものとみていますが、色々ぶっ飛んだ話(セキュリティーあんなに厳しいのに、ムサシの設計図を簡単に手に入れられて複製されるガバガバ感だったり、異星人と高校生の間にできた子供だったり、etc…)になったので、それを放置したまま終わるということは…ないはず。大和とアーシェムも再会できないままでしたしね。無論ドラクター側もクーデターが起きましたし、全くもって完結していない、むしろこれからが本番というところ。なので続きは楽しみにしておこうと思います。(でないとスッキリせん。)
『SELECTION PROJECT』:オリジナルアニメでした。
毎年夏に開催される、アイドルを目指す少女たちにとっての最大の登竜門である全国アイドルオーディションリアリティショーの「SELECTION PROJECT」は、アイドルを目指して努力する全ての少女にとっての憧れの舞台となっている。そして、伝説のアイドル「天沢 灯」が生まれた場所でもある。主人公の美山鈴音もそんな夢のステージに憧れたひとり。幼少期から心臓病で移植を受けた彼女は、病室で何度も灯の歌を聴き、たくさんの笑顔と勇気をもらっていた。「灯ちゃんみたいなアイドルになりたい」という夢を叶えるため、中学校最後の夏、鈴音は第7回 SELECTION PROJECTへの挑戦を決める。北関東ブロックに出場した鈴音は決勝で来栖 セイラに負けるが、セイラが渡米したため繰上りで全国大会へ。更に南関東からは天沢灯の妹:花野井 玲那も出場していた。二人を含めて計9人により、合宿所で生配信でユーザーからの一定数のエールを貰わないと不合格になるシステムで争われる本選。最初の課題は歌・ダンス・演奏のグループに分かれての審査だったが全員合格。更に自己PRの配信でも全員がエールの数が指定数を超え合格。誰一人欠けることなく最終審査になったが、その最終審査は「誰を落とすか」を投票するものだった。しかし全員で育んできた友情や絆で結ばれた9人は「誰も欠けることなく」という意思の元、組織票ではなく偶然同じ気持ちで全員が自分自身に一票を入れ、全員同票となったため、事務所側は全員を不合格にしてしまう。しかしメンバーは諦めきれず、自分たち自身で活動することを決め、「9-tie」として自主活動を行っていく。最初は相手にされず、しかも自主的に不合格になった彼女らを責める声まで上がったが、それでも自分たちのメッセージを伝えようとする9人に、事務所側が遂に動き出す。「最終試験で20万票チアーズからエールが入れば合格」と言われ、張り切るメンバーだが、鈴音の心臓に負担がかかり倒れてしまう。実は鈴音の心臓は天沢灯の物だった。彼女の「歌いたい」遺志を継いだ鈴音は復帰。再び9人で立ったステージでは見事にエールが20万票を超え、彼女たちは正式にアイドルとしてデビューするのだった―――というストーリーでした。
最初見たとき「…『アイドリープライド』?」と思いましたw 人気絶頂のアイドルが急死し、その心臓が移植された少女が歌が上手くなって、彼女の代わりにステージに立つ、というあたりの流れが一緒(しかも、その妹も同じグループにいて、わだかまりができるプロセスも一緒)。しいて言うなら「アイドリー」の方はその元アイドルの幽霊の自己主張が強い(笑)けど、こっちは最期の最後に夢の中(心の中)で語らうくらいでしたね。でも「決勝まで行ったけど、一度は友情のために華々しい未来を手放した」というところが斬新だったかな。最初は無鉄砲な、と思いましたけど、毎週地方から東京に集まって、自主練したりライブしたり、並々ならぬ情熱が無いとできませんね。その辺りの本気度が伝わってきたので、それは凄く新鮮で面白かったです。万事めでたしめでたし、な最後で非常にスッキリしました。
『ヴィジュアルプリズン』:オリジナルアニメでした。
舞台は東京の原宿。ここには年に一度「紅い月」の下で吸血鬼たちが音楽を捧げる。最も美しい歌を捧げた者に対し、紅い月から祝福として強大な力を授けられるという。主人公のダンピールの少年:結希 アンジュは高名な歌い手であるギルことギルティアの歌に惹かれて原宿にやってきた。そこで真っ先に目にしたのはLOS†EDENのゲリラライブ。曲と歌声に圧倒されたアンジュは行きついた先でギルと出会い、行く先のない彼はギルと彼の友人であるイヴの元に身を寄せる。ギルの曲に合わせて歌うアンジュは圧倒しており、やがて知り合った兄が吸血鬼のロビンと合わせて4人でO★Zを結成する。だが元々ギルが所属していたECLIPSEはそれが面白くなく、度々衝突するが、アンジュの歌声や音楽性に立場を対等と認めるようになる。しかし紅い月との約束を二度も違えているギルには寿命の時間がなかった。彼がアンジュを受け入れたのは、実はアンジュの父親の音楽が好きで、二人でアンジュの母となる女性も併せて音楽を好きなだけ語り合っていた。彼と共にステージに立つことを約束していたギルだったが、交通事故でアンジュの両親は他界。生きる希望を失っていたギルは音楽活動そのものを辞めてしまっていたが、胎児だったアンジュを助けるために吸血したことで、アンジュはダンピールとして生を受けることとなった。グループとして人気を博していったO★Zだったが、限界に達したギルは寿命が残り少なく殆ど動けない状況に。落胆するアンジュは人を引き付ける歌唱力を失っていた。しかしECLIPSEのサガたちの喝により奮起。紅い月の元始まったヴィジュアルプリズンで最高の音楽を奏で、見事にO★Zが勝利を決める。紅い月からの雫と、ギルを復活させたいと願うアンジュたちの心に共感した吸血鬼たちは今までの紅い月の雫をアンジュに提供する。これで19粒の雫が手に入ったが、2重の大罪を犯したギルを救うにはあと一粒足りない。アンジュに力にしろとギルは告げるが、拒絶するアンジュがこぼした涙が紅い雫となって、ギルの罪を洗い流す。こうして再びO★Zは4人でステージに上がるのだった―――というストーリーでした。
最初み始めた時「またビジュアル系&男性アイドルグループ&吸血鬼のヲトメの萌える要素ばっかりぶち込んできたなー」と思っていましたが、本当にその通りでした(笑)唯一予想とはずれたのは音楽ゲームとの総合メディアなのかと思ったら、本当にアニメオンリー作品だったこと。それが故かかなり気合が入っていたので、キャラが全員耽美系で崩れることもなく奇麗なビジュアルを保てたと思います。ストーリーも吸血鬼の設定と音楽がどう重なるのかと思っていましたが、案外設定にきちんとはまった感じで進んでいったので、無理矢理感とか違和感はなかったです。唯一笑えたのが、『萩の月』(※おなじみ宮城のお菓子)で、箱のデザインとかみんなこの耽美キャラで作られたのがコラボ商品で売り出されていたので、これを見た普通の旅行者の人は「萩の月に一体何が起きたんだ!?Σ( ̄□ ̄|||)」とさぞ驚かれたことでそう(笑) いっそ萩の月もイメージに合わせてイチゴのように真っ赤にすればよかったのに、中身はフツーの黄色い萩の月らしいw …それはともかくこうした耽美系キャラが好きな女子には美味しいキャラデザ&設定だったと思います。
『大正乙女御伽噺』:漫画原作のアニメ化作品でした。
時代は大正10年の冬、交通事故がもとで実母と利き手である右手の自由、父の期待を失った主人公の志摩の次男:珠彦は、千葉の田舎にある別荘に引きこもるよう言われ、しかも「死んだ者」として扱われるようになった。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てている珠彦のもとに、立花 夕月という少女がやってくる。彼女は父が珠彦の世話をさせるために金で買った嫁であった。珠彦は夕月を迎え入れはするものの、それは彼女が路頭に迷わないためで世話をされるつもりはなかったが、共に暮らす内に珠彦は夕月に心を許し始め、仲睦まじく生活を送っていく。
しばらく経って、珠彦の妹:珠子が家出をして珠彦のもとへやってくる。2人に悪態をつく珠子だが、珠彦が菩薩と表現するほどの夕月の優しさに触れ、夕月を「ユヅ姉様」と慕うまでに変貌する。過労のため倒れた夕月の看病をした珠子は医者を目指すことを決め、兄との確執も解消して神戸へと旅立っていった。9月になり、夕月はかねてから用意していたプレゼントを渡し、珠彦の誕生日を祝おうとしていた。しかし珠彦はそこに自宅に侵入してきた同じ村に住む娘:綾と出くわし、夕月から贈られたばかりの栞と財布を盗まれてしまう。珠彦は栞を取り返すべく麓の村まで行き綾と会うが、上手くかわされて取り返すことができなかった。その翌朝、栞を持って自宅に現れた綾は夕月に嘘を吹き込むが、夕月が最も傷付いたのは、珠彦に贈った栞を綾の匂いが付くほど彼女が持っていたことだった。夕月は手元に戻ってきた栞を破り捨て、綾との一件を水に流したというが、珠彦はどうにも腑に落ちない。そんな折、誕生日を祝う珠子の電話によって栞に込められた夕月の想いに気付いた珠彦は、夕月から本音を引き出してわだかまりを解消することができた。大正12年になると綾との関係も改善され、珠彦は夕月を幸せにするため前向きに生きることを決めると、父に学校に通いたいという旨の手紙を送るようになる。夏頃、夕月の親友で文通を続けている美鳥が妊娠し、結婚するために東京から九州へと移り住むことを知らされる。再会できる最後の機会かもしれないと夕月を送り出した珠彦だが、彼女が帰ってくる予定日であり、珠彦の誕生日でもある9月1日、関東大震災が起きる。夕月の身を案じる珠彦は最悪の事態ばかり考えてしまい、崩壊を免れた家に閉じこもって1人すすり泣くが、夕月が用意していた手紙や手作りのマフラーとキャラメルを見つけると、気力と希望を取り戻し、奉公に出た弟を探しに行くという綾と共に徒歩で東京に向かう。珠彦が東京に到着すると、医者である叔父:珠介と共に怪我人治療にあたる珠子と再会する。そこを拠点に夕月を探す珠彦は、幼い兄弟がクラス倒壊しかけた家で昏睡状態になっている夕月を発見。叔父のいる東京駅に運び込み治療を施しても眠り続ける夕月だったが、珠彦の必死の呼び掛けに応じるかのように目を覚ます。そして夕月はずっと言えなかった珠彦への想いを告白し接吻する。こうして周囲からの温かい見守りを受けながら、二人と綾は自宅に戻り、改めてみんなで珠彦の誕生日祝いを開催する。こうして珠彦は悲観し続けた人生ではなく、自分に何かできることを探そうと、一歩を踏み出すのだった―――というストーリーでした。
いや、本っっっ当に夕月ちゃんがいい子でいい子で✨(ノД`)・゜・。←感涙✨ いわゆる貞淑な日本女性の鑑!みたいなのですが、でも「こうあるべき」としつけられたわけではなく、天性の淑女でありさらに強い意志の持ち主でもありました。悪い時ははっきりと相手に伝え、その分いい時には惜しみない称賛を与え…聖母やん✨(T人T*) この広い心が珠彦はじめ、珠子、綾、みんなの心を救っていっていつの間にかみんなほんわか笑っているんですよね。人が何に傷ついているのか多分無意識なんでしょうがわかって、それを癒す心を持っているからこそできるのでしょう。珠彦も最初はひたすらいじけているだけの男でしたけど、多分根は父親とは正反対の素直でいい子だった。多分父親に行く道を塞がれてばっかりで、それが自分自身を無くしてしまっていたんでしょうね。でも突然道もないところに追いやられ、その場に立ちつくだけだった珠彦の背中を夕月が推してくれた。珠彦の行きたいほうに、支えながら一緒に歩く様に。夕月という絶対的な愛情を持ってくれる人が土台となってくれたからこそ、最後は父親に「無事でよかった…」と委縮もせず言えるようになったのは、大きいですよ。
これからは二人は絶対幸せな人生を送れますね。この後戦争が日本に暗い影を落とすでしょうが、多分夕月なら大丈夫。原作はこの続きがあるので、またテレビでも見てみたいなぁ~♥

―――さて、明日は今年最後のガンカフェです!無事にグッズ買えるかな??心配だが、頑張っていってきますよ!