元旦の午後4時10分、いきなりぐらっとゆれた。始めは自分の頭の中が揺れた、とうとう頭がおかしくなったと思った。
その内ガタガタと物凄い音がして、家が大きく揺れ出した。
これは本物だ!と急に恐怖が襲ってきた。
外へ出てみると家内が「何しとったがいね」と責める。
「何も言わずに外へ飛び出したお前が悪い」
と言いたかった。
テレビで能登半島で震度7の地震が発生したといって、その後の通常番組が全部中止。地震速報ばかりになった。
山が崩れたと有線放送が入った。
その後余震がつづいて10日余りが過ぎた。
家内はお風呂におちおち入れないとこぼしている。
こんなに余震が続く地震は今まであっただろうか。
今日は天気が良かったので、崩れたという山を見に行った。
いつもは竹が密集していて暗い山がいきなり明るくなった。ちょっと様子がおかしいぞ。
道が大きくえぐられていた。
そこにあった竹が皆 谷に崩れ落ちたので見通しが良くなったのだった。
くまさんは大丈夫です。
山道に大きなひび割れができています。
神社の燈籠も土台から崩れています。
震源地は能登の突端。遠く離れた我が町も穏やかではありません。