判官源義経は頼朝の代官として平家を打ち亡ぼして偉功があったが、讒言する者があって兄頼朝との間に不和を生じ、一先づ都を落ちして西国へ赴かんと、弁慶以下近臣十余人を従え、悄々として摂津大物浦まで下ったのである。
義経は弁慶に静が京に帰るよう説得するように命じた。
静は弁慶を信じられず義経に会わせてくれという。
静はこれが義経の本心だと分かり、泣く泣く都に帰るのである。
弁慶とは
京の五条の橋の上で弁慶は牛若に負けて家来になった。
と、なっているが本当だろうか。
ひらりひらりと身をかわす牛若を見た弁慶は、こいつは使えるぞと。
源義朝の子どもだと知った弁慶はこいつは利用するにかぎる、とわざと家来になったのではないか。
比叡山の暴れん坊僧弁慶は嫌われ者だった。
大男で力のある坊主は暴れたくて仕方ありません。
そこで出会ったのは、牛若だった。牛若の家来になれば一暴れも二暴れも出来る。
牛若は戦には強いけど政治には疎い。
そこをうまく利用しようと企んだのではないか。
そうとは知らない義経は弁慶にマンマと乗せられた。
弁慶との出会いが無かったら兄頼朝とも別れることもなかったかもしれない。
安宅関を舞台にした戯曲を芝居にしたら、これが意外に大当たりした。
そして、能にも歌舞伎にもなった。
本当は安宅関なんてあったかなかったかも定かではない。
義経一行は北陸路を通って平泉に逃れたとなっているが、私は合点がいかない。
義経ともあろう腕の立つものが団体を組んで逃げるだろうか。
もし逃げるとしたら、一人で逃げた方がよほど目立たなくていいと思う。
団体を組んで逃げれば、義経ここにありと教えるようなものだ。
義経逃亡の話は全国至る所にあり、本当はどこから平泉に行ったかは分からない。
急な大雪で歩道の除雪が追い付かない。
上手くバスに乗れるだろうか。
昨日は猛吹雪。ツララも確りと厚着をしていた。
今日はこの昨日とはうって変わって、雨降り。
昨日のことが嘘のようだ。