藤
2021-10-24 | 写謡
善行寺参りの僧がついでにと越路の旅を試みた。
加賀の國と越中の國境に石動山がある。そこを超えると氷見の里がある。今は陸地になっているがその昔、氷見の里には多枯の浦という入江というか湖とかいうのがあった。その昔、大伴家持というお役人が派遣されていた。たいそう景色が良かったらしくそこで多くの詩を詠んだとのこと。
そこは藤の名所でもあったらしい。今回はそこが舞台らしい。
磯枕とは海辺や湖を背にして寝ることを言う。
波線を引いてある所はクリといって独特の謡い方をして目立つところ。何ともいい気分になる。
佐保姫(春の女神)
巻頭にある間狂言を読むと大体の内容が分かる。
筆ペンが出なくなったところで昔使っていた硯を思い出して探して出したところ、習字のテキストが出てきた。そういえば通信教育で習字を習っていたっけ。添削用紙が出てきたので広げてみた。我ながらきれいな字が書かれていた。昔こんな綺麗な字を書いていたんだ。年を取って脳梗塞にかかって急に字が書けなくなったことを思い出した。とても人に見せられるものではないがそれでもボケ防止。公開することで字がきれいにならないかと密に期待している。
コロナも大分治まってきているのでそろそろ教室が始まらないかなと思っているが。イギリスやドイツなどでまた感染が広がっているとのこと。
日本への上陸がなければいいけど。グローバルの時代、そうは簡単に問屋は卸さないだろう。