生きていることこそ驚き。
報恩講の季節です。
この前近くのいつもお世話になっているお寺の報恩講に行って来た。
小さなお寺に十数人のお坊さんが御本尊の周りに整列して厳かに耳慣れない有難い読経が挙げられた。
人は亡くなると驚き、朝起きて命のあることを当たり前のように思うが、本当は反対ではないか。
お経さんの後は、お決まりのお説教である。
ありがた~いお話である。(わかりきった事であるが、とんと言われたことは覚えていないんだが)
またかいな。聞くのも嫌になっちゃう。
でも今日はその後、一寸聞き慣れないことを言われた。
誰かが亡くなると人は嘆き悲しむが、それはおかしい。人は生まれたら死ぬのは当たり前、必ず死ぬのである。
我々は、朝無事に目覚めることを当たり前のように思っていないだろうか。
それこそ、不思議なことではないのではなかろうか。
無事に目が覚めたことを有難いことと思い感謝して生きなければならないのでは。
と言うお話でした。
今日、思いがけず、今まで見たことのないものを見てしまった。
スズメって仰向けになって死ぬのですね。右は無理に背中を向けて撮影してみました。
野生の動物はよく見るけどそれが死んでしまうと何処へ行くのでしょうか。
大空に群れているスズメも死んでいるのを見たことありません。
秋ですね、あっちこっちに赤トンボが戯れています。
やはり生きいるということはいいことですね。
生きている者は必ず滅びる、定離とは分かっていても、自分が死ぬことを深く考えたことはありません。
私も一応「終活」なるものをしていますが、死ぬことの実感はありません。
でも、朝目覚めることが当たり前と思わなくては寝るのが怖くなりますね。