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亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

梅枝

2022-05-19 | 能楽
入院が長引きその間謡曲教室へ行けな忘れては困ると思い謡本「梅枝」を持って来て貰って練習をしていた。

天王寺に天王寺に浅間という伶人あり、また住吉にも富士という伶人があった。
内裏にて七日間の管弦の催しがあり富士がその役を賜ったので、浅間は富士を嫉み殺めてしまう。富士の妻は夫に死を嘆き悲しんで、常に太鼓を打ち心を慰めていた。
これを読んで内容が「富士太鼓」と同じであることを知った。
違うのは富士太鼓と梅枝は時代が違うということ。
甲斐の國身延山の僧が、衆生済度の為に廻国修行を思い立って行くほどに、住吉にたどり着いたが、急に俄雨にあい傍の庵で雨宿り、そこで一夜の宿を取ることになった・・・・・・。

看護師が「お経さんさんを読んでいるのですか」
と聞くので「謡の本です」と答えたが、どうもピンとこないらしい。
金沢市は「空から謡が降って来る」と言われるくらい能楽のさかんな町ですが、どうも今の若者には通じないらしい。
謡曲教室へ行っても若い人はいない。

コメント
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