出かける時は雨が降っていなかったが、マラソンが始まってからは少しずつ雨が降り出した。
毎年、高砂大学から応援団に加わってくれとの誘いが来ているが、騒ぐことが苦手な私は参加してこなかった。
だが、その雰囲気とはどんなんだろうと、応援の申し込みはしなかったけど、観戦だけと思って出かけた。
現場で見つかって名前を書けと言われて、そのつもりはなかったけど書かされた。
棒状の青い風船?が2個渡されて「これ何に使うの」ときけば、パンパンと打ち鳴らして応援するのだという。たかが風船をたたいたぐらいでどんな効果があるのかと鳴らして見れば結構大きな音がする。上の写真のような地図の入った厚紙を貰った。何にするのだろうと思ってよく見れば、どうやら丸めてメガホンにするようだ。やって見た。でも内気な私は声を出すことが出来なかった。応援団としては完全に失格だ。応援している人を見てもただ風船棒をたたいているだけで声の出でいる人はあまり見かけなかった。そう、応援団とは風船をパンパンするだけでいいのだ。
先頭集団が入ってきた。しきりにシャッターを切っているおじいちゃん。張り切っています。バスの中からもかおを出して応援?しています。
先頭を切るだけに元気一杯です。そして時間が過ぎるとともに、疲れた顔をした年配のランナーが走ってきます。
ちんどん屋みたいな恰好をしているランナーもいます。仮面ライダーのような覆面をしたランナーもいます。
金沢マラソンは順位を競う大会ではありません。本当に楽しんでいるランナーばかりのようです。
プラスバンドの応援もあります。
大きな太鼓もあったけど、残念にも太鼓の音は聞こえませんでした。
一時間もすると物凄いランナーの数です。もう横断することなど出来ません。
雨降りの性か、トイレが近くなりコンビニのトイレに飛び込んだが、風船2つにメガホンを抱えていてその置き場を探していたら、待ちきれんとばかり、ジョジョジョ…。ズボンの裾まで濡らしてしまった。そう、もようしたら、きれいごとなどいっておれません。手に抱えている荷物はそこらに放り投げて、ようを済ますのが先だと教わった。
帰ったら、コウがそばへ寄ってきて、私の手をぺろぺろ。どうやら犬にナメられるとはこのことが。
案の定家内の雷が凄かった。ウソを着けないのが悲しい男の運命かな。