亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

すこやか健診

2011-10-14 | 健康・病気

久しぶりにすこやか検診を受けた。

受付に行くと、細かい文字がびっしりと書かれた紙を渡されこれに必要事項を御記入下さいと言われた。
メガネの持ち合わせがないので良く読めない。明るいところへ行って目を細くして何とか読んだももの、内容を理解するのに一苦労。
過去に病気をされたことありますか。あります。それはいつですか。・・・?
手術をさせたことありますか。あります。それは何の手術ですか。何年前ですか。そんなもん一々覚えてるか。
現在薬を飲んでいますか。飲んでいます。それはなんという薬ですか。
等々、ひつこい。
そんなことあるかと、メモ帳に記録は取ってあるのだが、今日の限って忘れてきた。
年を取ると何かにつけ面倒なことが起こる。
病歴はきちっと記録に取ってあるのだが、肝心な時には殆ど役に立たない。
5階の検診センターに行ってください。
5階?5階は病室じゃないの。
半信半疑でエレベーターに乗る。
すでに何人か椅子に腰かけて待っている。
篭の中に渡されたファイルを置いてその場を離れようとすると、椅子に座っていた先客から番号札を取ってくださいと言われた。
うっかりしていた。受付の方が名前を呼ぶのではなく、何番さんという。札を取らないといつまでも順番が来ないところだった。
身長、体重を計って医師による簡単な診察を受け、1階へ下される。
血液採集です。お名前は?今呼ばれたばかりじゃないか。わしはそこまでボケていないぞ!
次は心電図。又してもお名前を言ってください。ひつこい。シャツをめくりあげて冷たい電極を付けられ、ものの1分もしないうちにハイ終わりました。えっ、もう終わったんけ!どれだけ測るのですか?10秒です。たったの10秒でわかるのですか。分かります。次はこれを持って坂の手前を右に曲がったところに行ってください。
坂の手前?あーそういえばあったな、坂が。
レントゲン検査です。シャツを脱いでここに乗ってください。ここに顎を乗せて肩を付けてください。ぎゅ~うと板が持ち上げられる。うー苦しい。息を止めてください。ハイ、終わりました。何の音もしない。あっという間に終わってしまう。ホントに写真が撮れたのだろうか。次はこれを着て(検査着)からそこを出て左に曲がって10番のところで待っていてください。10番!えらい検査室が沢山あるのだな。言われた通り廊下に出ると本当にずらりと検査室が並んでいた。名前を呼ばれて中へ入ったらすごい大きな部屋。このバリュウムを飲んで下さい。ゲップをしないように頑張ってね。

我慢できるかな。
大きな検査台に乗せられて、腹這いになってここに内側から手を回してつかまっていてね。
検査員がいなくなり、どこからかアナウンスの声。今から検査に入ります。台が廻りますからしっかりつかまっていて下さい。
ぎゅ~っと台が動いてあっちへ向けこっちへ向けと次から次へと指示が飛ぶ。すでにボケが始まっている私はすぐには反応できない。右?どっちだったかな?うつ伏せ、どうすればいいんだ。なんて迷っているとイラついた検査員がやってくる。
次から次と切れ間なく指示が飛ぶがホントにこれでわかるのかな。
ハイ終わりました。うがいをしてお口の周りを拭いてください。

鏡を見ると真っ白になっている。うっかりこのまま帰るところだった。

これで検査は全部終わりです。これを会計に出してください。
えっ!もう終わったんけ?
前立腺がん検診はどうなっているんですか。
(実は、下の方は診て貰っていない)
ここでは分からないから5階の検診センターへ行って聞いてみてください。
エレベーターに乗って5階の検診センターの受付に行く。
すみません。前立腺の方はどうなっているのですか。
ハイ、血液検査で分かりますから、これで全部終わりです。
半日はかかると思っていたのに。1時間一寸ですんだ。
会計にファイルを提出して、呼び出されるのを待っていたら、会計の方から、48,770円です。との声。
恐い、何の病気か知らないけど、こんな大金を払っている人がいるんだ。うかうかと病気にはなれないな。
すこやか検診の会計は4,000円だった。

コメント (2)
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