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亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

耳鳴り

2010-02-21 | 日記・エッセイ・コラム

昨日脳科学について考えてみたが、今日はついでに、耳鳴りについて書いてみよう。
私は、小学校6年生の時から耳鳴りに悩まされている。
当時大病をしており、右耳がだんだん遠くなり、父に話したのですが、風邪の性だろうと軽視されていた。
ところが、退院しても一向に良くならないので、大学病院にかかったのですが、一向に改善の様子がなかった。
その内父が病院側から呼び出されて、これは耳の神経からきているので治る見込みはありませんと宣告された。
お医者さんは、本人に告げるとショックを受けるだろうと気を使ってくれたのだろうに、父に「治らないんだって」と簡単に言われてしまった
それ以来、右耳が聞こえないのに加えて、両耳にジンジンと油蝉のような音がなり続けている
それ以来、夏の盛りのあのうるさい油蝉の鳴き声は意識できなくなった。
今年は油蝉がいないのかな~。そんなことない、大きな木の真下に行くとちゃんと聞こえる。
耳鳴りの音は10dB以下というが、納得がいかない自分には30dBぐらいあるのではないかと思う。
耳鳴りは本人しか聞こえず、測定する機械も無いので治療は難しい。
一度、数秒間だけ耳鳴りが止まった事がある
竹の葉がサラサラと移動する音、葉っぱがこすれる音、遠くで小鳥がさえずる音。
55年ぶりの懐かしい音だった
耳なんか遠くなっていないんだ、耳鳴りが邪魔をしていただけなんだ
この耳鳴りが私の人生を大きく狂わせてしまっていた
何事にも神経が集中せず、人の会話にもついていけないのだ。
その為、ずーっと孤独の人生を送ってきた。
なんちゃって、言い訳かな?
だって考えてみよ、1日24時間耳鳴りと付き合っていたら神経の休まる時がないじゃ!

気が狂ちゃうよ、全く
先生は慣れてしまえばなんでもないよというが、そんなもんではないよ

コメント
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