出荷作業は大変だ

花壇苗生産における作業について、最大の工数がかかる作業は出荷です。
ひとつひとつのポットを手にとって、下葉を掃除し、虫に食われた葉はないかチェックし、株のボリュームなどバランス的に適合するかチェックし、カゴトレイに詰めていきます。
トレイへの詰め方にもいろいろあり、一番美しくなるように詰めないといけません。センスが問われる作業です。

そのようなことを考慮しながら出荷作業を進める訳ですが、まるまる出荷に時間をかけることもできません。
例えば今日のように日中日差しが強いと、生育中の植物に水やりをしないとしおれてしまいます。

そう考えると一日の出荷数量もたいした量になりません。

以下は苦労しながらも、本日の出荷を迎える子供たちです。

ゼラニウムが開花しました

ゼラニウムと言っても、いい香りのするゼラニウム・アイビー系のゼラニウムなど、いろいろな種類があります。
こちらの写真は、開花したての普通のゼラニウムでゾナル系のゼラニウムとも言います。マルチブルームという多花性の品種です。
一般にゼラニウムというと、このゾナル系ゼラニウムを指します。
（サルビアというと赤いサルビアを指すような感じでしょうか。）


　
マルチブルームは赤系を中心に１２色そろっています。

姫ひまわりは、あと半月後が見ごろ

姫ひまわりが大きくなってきました。



姫ひまわりは、宿根ひまわり・宿根姫ひまわり　とも言われます。
KaLuckで生産している品種は、サンバーストで黄色の一重咲き品種です。

そのまま放っておくと、草丈が１メートルにも伸びてしまい、管理しにくくなります。
矮化剤を少し施して、コンパクトな状態にして出荷をしようと思うのですが、毎年のことながらなかなかうまく行きません。
毎年が試作の扱いなので、まとまった数量も栽培出来ていないのですが、あと半月ほどで開花すると思います。

マリー多粒播き３色ミックス 出荷準備が整いました

マリーの話題があまりにも多いのではないかとお叱りを受けそうですが、本日もマリーです。
ゴールデンウィーク中に５寸ポットに多粒播きしたリトルヒーローが、早いもので間もなく巣立ちの時期を迎えようとしています。
総数量が４５０ポット程度なので、おそらく１週間程度で全部旅立ってしまうものと思います。
色は３色入っており、黄色・オレンジ色・赤色の３色MIXです。

４～５年程前から世間にこのような多粒播きが出てきまして、KaLuckでも何度か栽培をしています。

このマリーにオシャレな名前を付けようと考えています。

　多粒マリー・・・そのままでつまらないですね
　カラフルマリー・・・３色ではカラフルと言わんやろ
　となりのマリちゃん・・・なんか懐かしいです
　マリーと小さな英雄たち・・・リトルヒーローの直訳やん
　王様マリー・・・パクリかいな
　姫様マリー・・・もうええやろ
　マリー・マリー・マリー・・・ABBAやん
　うそつきマリー・・・印象ワル～
　デカデカマリー・・・この辺でやめといたら？


私にはセンスがないことがわかりました。
　
　

ハ～イ整列ぅ～、前にならえっ！ ．．．前へならえ！が正しいのかな？

お行儀よくツボミがそろって大きくなってきた、マリーゴールドのバニラです。
マリーゴールドとしては数少ない白系品種です。

先端が割れて白が見えていている株も散見できます。
低温の影響で少し遅れましたが、来週後半あたりから出荷できそうです。

露地栽培していますが、５月の中ごろに一度霜が降りました。その低温の影響で葉がアントシアニン（赤く変色）が発生しています。→最初はリン酸欠乏かと思いました。
ここのところ温度も安定しているので、少しは回復したように見えますが、何枚かの葉は赤が残ったままです。

侵略者ポリゴナム

昨日のブログでもご紹介いたしました、ポリゴナム（姫つるそば）です。

銅葉にピンクの小さい球のような花がカーペットのように一面に咲きます。
その株は地を這うように広がっていき、土と接触している茎からどんどんと根を下ろし、まるでインベーダーのように地を侵略をしていきます。
気を付けたいのが、生育が旺盛すぎることで、場合によっては雑草化することもあります。寄植えなどに入れてしまうと、他の花のジャマになることもあります。

１２月ぐらいまでは花をつけた状態で楽しめます。しかしある程度の寒さになると、地上部は枯れてなくなったかのように見えますが、根はちゃんと生きています。春になったら活動を再開します。
ロックガーデンなどにおすすめです。

出荷開始の３品目をご紹介いたします

いろいろと出荷を開始しました。





上から順に、
　ポリゴナム
　コキア
　ポーチュラカ・フロレーナ

ポリゴナムはこれから約半月程度かけて出荷いたします。
コキアは試験的に栽培していますので、少量しか出荷できません。
ポーチュラカも約半月程度かけて出荷をいたします。

よろしくお願いいたします。

ガラニチカ、逆さまによむと、カチニラガ

宿根サルビア・ガラニチカの出荷がはじまりました。
まだ開花はしていませんが、数日で一つ目のツボミが割れてきます。
今回のガラニチカは矮化剤を２度も使用したのですが、少し節が伸び気味になりました。

ガラニチカは別名メドーセージとも言われていますが、本当のメドーセージはサルビア・プラテンシスのことを指します。
間違った流通名は、最初に日本に輸入してきた業者が間違えたからなのですが、現存しているのこの誤流通名のほうが有名になってしまい、訂正のしようがない状態ともいえます。

今はもう秋、誰もいない海

私の心はすでに秋色に染まっています。
秋出荷のことで頭の中が秋になっています。

９月出荷予定のアマランサス（葉げいとう）・ペンタスの種子を播きました。


ペンタスは今も出荷の最中の同じ品種を、秋にも出荷します。
アマランサス（葉げいとう）は４種類。　（トリカラーパーフェクタ・イルミネーション・イエロースプレンダー・アーリースプレンダー）
毎年この時期に生産していますので、KaLuckの定番品目といってもいいでしょう。
トリカラーだけ少し多めに作ります。

種子が発芽する際に、なんとも言えないニオイを発します。
クサイということもないのですが、湿っぽい感じのニオイです。
品目によらず、ほとんどの種子でこの同じニオイを発生させます。
前に野ネズミがベンチに上がってきて（このニオイにつられたと思います）、発芽寸前の種子を食い散らかされたことがありました。
植物にとって発芽時のこのニオイは不利な条件だと思うのですが、意味がちゃんとあるのでしょうね。

大騒ぎになるところでした

いつもは閑散としたKaLuck周辺ですが、今日に限ってやけににぎやかである。
おそらくなにか事件でも起こったのだろう。
しかしパトカーのサイレンも、救急車のサイレンも聞こえない。
ひょっとして今事件が発覚したのであろうか？



どうも周辺に集まっている人達は、私もよく知っているみなさんのようである。
いったい誰が亡くなったのか？誰が犯人なのか？
すでに警察には連絡を取っているのか？
なんなら私が警察に電話してあげようか？


気になる気になる気になる気になる・・・

でも今日はとっても忙しい日。
野次馬に行く時間も勿体ないぐらい、忙しい日。
トイレもできるだけガマンするぐらい、忙しい日。

しかし、気になる気になる気になる気になる・・・





あっ、田植えしてたのか！