とっちゃんの宵山 ⑧ 2016年08月17日 | 日記 翌5月5日、習慣化している朝5時の起床直後から、僕は時間を持て余していた。前日の夕焼けが表していたとおり、窓の外は一日の快晴を約束している。 大沢さんと桑原君はどんな休日を迎えているのだろう。そして、東京の啓子は?……。 手紙を書きたい衝動が湧いてくる。が、強くはない。それよりも、仕事仲間二人の部屋と、それぞれと交わした会話が強く思い出される。 大沢さ . . . 本文を読む